cakes読者のみなさま、こんにちは。
夏も終盤ですが、急に暑さがぶり返してきましたね。暑いけど、ちゃんと食べてますか? この夏もみなさんきっとよく食べたであろう素麺、まだ残っていたら、ぜひ炒めておつまみにしましょう。
素麺はゆで時間が1~2分と短いし、炒めたり絡めたりしたときの味の馴染みもいいから年中食べますが、夏なら薬味と炒め合わせることが多くなります。酷暑のおつまみ麺、3皿目はこちらです。
味の要素は3つ。青唐辛子のしゃきっと目の覚める辛さと、炒めた生姜の爽やかな辛み、上品なすだち果汁の風味。この組み合わせが大好物なので、夏になると何度も作っています。ボリュームとこく出しの豚肉は、しっかり炒めてカリッとした食感を出します。
素麺がないときにご飯と炒めてもみましたが、やっぱり素麺のつるんとした食感の方がしっくりきます。平たくて華奢な稲庭うどんも合います。最近は冷凍の茹で稲庭うどんもありますから、そちらを使うともっと簡単ですね。
では、ぱぱっと作っていきましょう。
Menu do dia 本日のメニュー
材料 軽く1人分
豚バラ薄切り肉(または豚こま切れ肉) 80g
素麺 1束
青唐辛子 1本
しょうが 1片
すだち 1個
太白ごま油 大さじ1/2
煎り酒またはポン酢 大さじ2
塩、黒こしょう 各適量
つくり方
素麺は袋の表示通りに茹で、流水でぬめりを落とすイメージでよくもみ洗いし、できればさらに氷水で麺を締めてから、水気をしっかり切る。こうすることで、麺にコシが出て食感が格段に上がる。
ちなみに、素麺は多めに茹でて使わない分を小分け冷凍しておくと、次から麺を茹でる手間が省けてラク。私は一度に6束ぐらい茹で、使わない分は1束分ずつラップに包んで冷凍しています。
豚肉は小さめのひと口大、青唐辛子は小口切り、生姜は千切り、ねぎはみじん切りにする。
フライパンを熱し、ごま油をひいて軽く塩、こしょうをまぶした豚肉を広げ、カリッとするまで炒める。
豚肉が香ばしく焼けたらねぎとしょうがを加えて軽く炒め、香りが立ったら素麺を加えてざっと絡め、煎り酒(ポン酢)を加えて全体をしっかり炒めて味を絡ませる。最後に味をみて塩で調える。
煎り酒は日本酒に梅干しと花がつおを入れて煮詰めた江戸時代の調味料。梅のほのかな酸味が味のアクセントになります。最近では市販品を見かけることが増え、ポン酢よりしっくりくるので愛用しています。
火を止め、仕上げに青唐辛子を加えてすだちの半分を絞り、全体を和えて出来上がり。青唐辛子はほぼ生の状態で食べるイメージです。
皿に盛り、食べる直前にすだちの残り半分を絞りながらいただくと、爽やかさが最高です。
それでは、辛さが爽やかなおつまみ麺で、元気な週末を!
ポルトガルワインと料理を楽しめる夏のイベントのご案内
「あなたと旅するポルトガル ワイン&フード2018」VOL.5
9月12日(水)18:30~20:30
夏の終わりを楽しむ 味わい豊かなワイン
うま味たっぷり白、辛口ロゼ、ジューシーな赤、こっくりポート、深い余韻のマデイラ、甘旨酸のモスカテルほか全8種を味わえます。
フード/ビファーナ(豚肉サンド)、にんじんとオレンジのクミンマリネ、ハーブサラダ、ピリ辛オリーブマリネ
場所:IDEÉ CAFE PARC(東京ミッドタウン3FのIDEE店舗隣)
内容:ポルトガルの食文化・ワインに関するショートセミナーを開催。 その後テーマに沿ったポルトガルワイン8種の試飲と、 ポルトガルを感じる軽いおつまみをポルトガルの器でご提供し、今回も器を参加者全員にプレゼントします。
定員:着席20名様
会費:6000円(税込)
申し込み:私宛メール pufu@lilac.plala.or.jp、または03‐5413-3455(IDEÉ CAFE PARC)