元AKB48の女優渡辺麻友(24)が主演のフジテレビ系、オトナの土ドラ「いつかこの雨がやむ日まで」(土曜午後11時40分)の25日放送の第3話の視聴率が1・9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが27日、分かった。前週より0・5ポイント、ダウンした。
視聴率は初回から3・7、2・5、2・4%だった。
渡辺が演じる主人公・北園ひかりは15年前、11歳の時に兄の国彦(桐山漣)が恋人のミュージカル女優・麻美(三倉茉奈)を殺して殺人犯になったことから人生が一変した。故郷を去り、現在はキャバクラに勤めながら、ミュージカル女優になることを夢見ている。国彦の出所が決まり、ひかりは別れを告げるために刑務所の外で待ち受ける。そこで国彦は「俺は殺していない」と衝撃の告白をする。そしてまた、新たな事件が起こるラブサスペンス。
15年前に殺された麻美(三倉)の姉・千尋を演じる星野真里(37)は「千尋と国彦にどんなつながりがあるのかはもちろん注目していただきたいです。さらに千尋と麻美がどんな姉妹だったのか、ということがやがて明らかになります。その関係性を踏まえていただくと、のちのち千尋の言動もふに落ちると思います。千尋の素性が明らかになっていけば、視聴者の皆さんも『そんな設定だったの!?』と驚いていただけるはずです。私が台本を読んで感じたように(笑い)。この物語は本格的な謎解きの物語であると同時に、いろいろな設定が意表を突いているんです」と話している。
25日放送の第4話では、幼なじみの谷川和也(堀井新太)が「出会わなきゃいけないから俺たちは出会ったんだ」と、ひかり(渡辺)を強く抱きしめる。15年前に交わした約束通り、ひかりを守る。その思いが、閉ざしていたひかりの心を解きほぐす。和也の背にそっと手を添えるひかり。
和也の説得のおかげで、ひかりは劇団「ウミヘビ」にも戻れることになる。演出家の天竺要(吹越満)は劇団員全員の総意として「ここがひかりの居場所だ」という言葉をひかりに贈る。ただし、ジュリエット役は天竺芽衣(宮澤エマ)が演じることになる。劇団に戻れるだけで十分と感謝するひかりだった。
一方、和也は自分の気持ちをちゃんと恋人の三上沙耶(筧美和子)に伝えようとしていた。だが、そんな和也の思いを知ってか、沙耶は勝手に両親との会食の席をセッティングしてしまう。さらに和也は、義兄の幸一郎(間慎太郎)から、板前として働いている実家の料亭「たにがわ」が経営危機であることを聞かされる。沙耶の父親は「たにがわ」のメインバンクの役員。和也は、ひかりへの思いと家族への思いの板挟みになっていた。