T-Mobileは、同社の一部顧客の個人情報がハッカーに盗まれた可能性があることを明かした。
T-Mobileの声明によると、同社のサイバーセキュリティチームは米国時間8月20日にハッカーによる侵入を発見してアクセスを遮断したが、一部の顧客データが「危険にさらされた可能性がある」という。同社は、データ侵害を法執行機関に通報した。
T-Mobileの7700万人の顧客の3%(200万人以上)が影響を受けた可能性がある、と同社関係者はMotherboardに述べた。被害者はテキストメッセージ経由で通知を受け取っている。
今回危険にさらされたデータには、顧客の名前、請求先住所の郵便番号、電話番号、電子メールアドレス、アカウント番号、アカウントの種類(前払い式または後払い式)が含まれる。クレジットカード番号、社会保障番号、パスワードへのアクセスはなかった、と同社は当初述べていた。
T-Mobile関係者はその後、米CNETとMotherboardに対し、「暗号化されたパスワード」が危険にさらされたと説明した。
パスワードは暗号化されていたのでハッカーが実際にパスワードを確認することはできないとT-Mobileは述べたが、Motherboardによると、T-MobileはMD5アルゴリズムを使ってパスワードを保護していたと2人のセキュリティ研究者が考えているという。このアルゴリズムについては、開発者自身が2012年に「もはや安全とは考えられない」と宣言している。
T-MobileはMD5を使っているかどうか明言することを避けた(さらに、その後、ハッカーは暗号化されたパスワードを見たかもしれないが、それらは必ずしも彼らがアクセスしたり、使用したりできるパスワードではないと説明した)。
Motherboardによると、T-Mobileは侵入の実行者が「国際的なグループ」のハッカーであることを示唆したという。
T-Mobileはこのところ、顧客サービスの再構築に取り組んでおり、全米規模のカスタマーケアセンターを開設した。さらに、5Gネットワークを全米で2020年までに整備することも約束している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
働き方改革の目的は「生産性向上」。未来を
切り開くためのカギは「デジタル導入」を
ライオンが公開!「口臭リスク」判定アプリ
やればできる--担当者が語った誕生秘話とは
LGスマホがアップデートで
AIカメラ機能を強化した理由
ベネッセコーポレーションがクラウド化を
進める理由とAzureを選んだワケを紹介