「日商簿記2級(簿記2級)」は、毎年約20万人が受験する"超"人気資格です。
経営管理に役立つ知識として、最も企業に求められる資格の一つで、企業の財務担当者に必須と言われています。
この記事では、この"超"人気な簿記2級を、忙しい社会人でもサクッと攻略できる勉強法を紹介します。
私も実践したこの勉強法は、わずかな期間で、最小限の教材で、独学なので余分な費用(専門学校など)がかからない、時間的にも金銭的にも「超効率的な勉強法」です。
試験情報
平成30年度試験日程
試験は年3回実施。
※正確な日程は公式サイトを参照してください。
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- 第149回 2018年6月10日(第2日曜日)
- 第150回 2018年11月18日(第3日曜日)
- 第151回 2019年2月24日(第4日曜日)
出題型式
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- 全問記述式、試験時間は2時間です。
- 出題範囲は、商業簿記、工業簿記。
合格ライン・合格率
合格ラインは、100点満点で70点以上です。
合格率は、ここ数年約11%~47%とかなりの幅があります。
30%ぐらいの回が多いです。
難易度
3級と比べれば、工業簿記が加わるなど試験範囲が広がり、難易度は確かに上がっています。
しかし、3級と同様に、試験での出題パターンがほぼ決まっているので、しっかり準備しさえすれば十分に対応できますので、それほど難しくはないです。
超効率的な勉強法
簿記2級を受験する方の多くは、3級取得者、または3級の勉強を経験した方で、簿記初学者ではないと思います。
しかし、2級では、商業簿記は前提が決算処理まで必要な株式会社になり、新たに工業簿記が加わるなど、簿記初学者でなくても、新たに勉強することはたくさんあります。
短期攻略を目指すためには、効率良く勉強する必要があるということです。
ということで、ここから、時間的にも金銭的にも「超効率的な勉強法」を紹介します。
この勉強法のポイントは、
- 余計なことはやらない。
- 試験当日にピークを持ってくる。
です。
教材はテキスト1セットと過去問集1冊と電卓だけ!
まず教材を揃えます。
必要な教材は、ズバリ、テキスト1セットと過去問集1冊と電卓だけです。
私の経験上、いろんな教材に手を出すと、たいていどれも中途半端になってしまいます。
一度コレと教材を決めたら、浮気せず、ひたすら何度も繰り返す方が、学習効率は高いです。
テキストと参考書については、以下をおすすめします。
テキストは、商業簿記と工業簿記の2分冊というのが残念(1冊がいい!)ですが、「スッキリわかる 日商簿記2級」(TAC出版)です。
過去問集は、「スッキリとける 日商簿記2級 過去+予想問題集」(TAC出版)です。
おすすめ理由は、
「スッキリわかる 日商簿記2級」は、重ね重ね2分冊なのが残念ですが、とにかく読みやすく、わかりやすいです。簿記2級で人気No.1のテキストだそうです。
過去問集は、わからなかった問題はテキストを見直すことになるので、テキストと同じ出版社のものを選んだ方が、スムーズに見直せます。
電卓については、どれでもいいですが、早めに大きいものを用意しておきます。
大きいものがいい理由は、試験中はひたすら電卓を叩くことになるのですが、小さいものだと打ち間違えしやすいからです。
早めに用意する理由は、試験中の打ち間違いによるタイムロスをなくすために、受験勉強中からマイ電卓を使い込み、早めに自分のものにしておくためです。
受験スケジュールは試験日から逆算して立てろ!
次に試験日から逆算して受験スケジュールを立てます。
試験日から逆算してスケジュールを立てることにより、せっかく覚えた知識を忘れる前に、やるべきことをすべてやりきった直後、すなわち頭がピークの状態で試験日を迎えることができます。
具体的には、今から試験までの期間を大きく3つに分けます。
3つの期間を、試験直前から順に、③直前期、②アウトプット期、①インプット期とします。
③直前期は総復習をします。期間は試験直前の2~3日間程度。
②アウトプット期は過去問集をひたすら解きます。
①インプット期はテキストをひたすら読みます。
この①②③の各期間の割り振りは、今から試験までの残り期間に応じて設定します。
もし残り期間が2ヶ月(9週間)だとすれば、①4週間弱、②5週間、③3日間ぐらいです。
もし残り期間が3ヶ月(13週間)だとすれば、①5週間、②7週間強、③3日間ぐらいです。
ちなみに、簿記2級に合格するために必要な勉強時間は、一般に200時間程度と言われています。
個人的には、この「超効率的な勉強法」を使えば、忙しい社会人(3級受験経験あり)を想定した場合、1ヶ月=40~50時間あれば、十分に合格できると考えています。
受験生の属性(学生、主婦など)次第では、1日の勉強時間を増やすことで、さらなる短期合格も可能だと考えています。
※ 1ヶ月=40~50時間の計算式
1日の勉強時間を、平日2時間、土日5時間とします。
1週間の勉強時間は、勉強できない日が週に必ず1日あるとして、6日間で10~13時間。
1ヶ月(4週間)なら、40~50時間。
3回転学習法でインプット
よく簿記の勉強はアウトプット重視と言われますが、それでも知識がほとんどない状態で問題を解くことなどできない以上、インプットを軽んじることはできません。
ということで、まずインプット学習をします。
ここでは、学習効率が高いことで知られる3回転学習法を使って、テキスト「スッキリわかる 日商簿記2級」を読み込みます。
1回転目
スピード重視でサッと完読します。
ここでは、なんとなくでいいので工業簿記や2級の商業簿記はどういうものかを掴むことと、試験範囲のボリューム感を把握することを意識して読み進めます。
わからない箇所は放っておいていいので、どんどん読み進めます。
簿記3級の勉強経験がある方であれば、商業簿記の方は、最初から問題なく読み進めていけると思いますが、工業簿記の方でひっかかるかもしれません(私です)。
私の場合は、「なぜそうなるのか?」と理屈を考えるのは止め、野球やサッカーのルールと同じように「そういうルールなんだ。」と思うようにして読んでいました。
2回転目
じっくりと読み込みます。
「なるほど」と納得しながら読み進めていきます。
ここでは、試験によく出る、仕訳、財務諸表、精算表、工業簿記仕訳、原価計算などの重要ポイントを蛍光ペンでマーキングします。
3回転目
重要度の低そうな箇所は流していいので、2回転目にマーキングした重要ポイントを復習し、理解します。
過去問集でアウトプット
簿記には、過去問集を使ったアウトプット学習がものすごく効果的です。
というのも、簿記は、「習うより慣れろ」と言われるように、どんどん問題を解いていけば、自ずとできるようになっているからです。
また、簿記2級の試験は、第1問では仕訳、第3問では財務諸表か精算表、第4問では工業簿記仕訳といった感じで、数字だけは変えているものの問題の多くが過去問のやき直しだといわれています。
過去問に慣れ、しっかり攻略しておけば、本試験のほとんどの問題を解くことができるようになるのです。
なので、「スッキリとける 日商簿記2級 過去+予想問題集」を、ひたすら解き、答え合わせをし、復習します。
間違った問題は、もう一度解きなおす、テキストにもどって理解しなおす等しますが、どうしてもわからない問題は捨てても構いません(3級とは違う、2級で完璧はムリ)。
ラスト2~3日間は総復習
試験直前の2~3日間は、過去問でよく間違えた問題だけを徹底的に復習し、本番で対応できるようにしておきます。
前日の晩は早めに寝て、試験当日を、頭と体が共に万全の状態で迎えてください。
まとめ
以上が、簿記2級のための、時間的にも金銭的にも「超効率的な勉強法」です。
まとめると、こんな感じです。
1.教材は、テキスト1セットと過去問集1冊と電卓だけ。
2.スケジュールは、試験日から逆算して立てる。
3.インプットは、3回転学習法を使う。
- 1回転目は、簿記の全体像とボリューム感の把握だけを意識して、一気に完読する。
- 2回転目は、じっくり読み込み、重要ポイントをマーキングする。
- 3回転目は、2回転目にマーキングした重要ポイントを復習する。
4.アウトプットは過去問集だけ。ひたすら解き、答え合わせをし、復習する。
5.直前期は、やったことだけ徹底的に復習し、試験日に最高の状態に持っていく。
あなたが簿記2級に興味を持ち、受験を考えているなら、この記事が必ず役に立つと確信しています。
頑張ってください。