現在、国会に議席を有する政党で、最も歴史があるのは日本共産党 (1922年)だ。
そして、最も国会議員数が多いのは自由民主党 (1955年)だ。
この2つの政党、同じ日本の政党でありながら、政治思想が全く違う。
両政党の基本的な政治思想は以下のとおりだ。
・天皇制反対
・護憲
・自衛隊はできればなくすべき
・現状を大きく変えたい
・皇室維持
・小さな政府
・改憲
・自衛隊は増強すべき
・現状を大きく変えたくない
両党は、基本的な考え方が違うので、その政策内容も全く違う。
知り合いの米国人に話したら、「本当に同じ国の政党か?」と驚いていた。
その原因をいろいろ考えてみた。
小難しい個々の政策の話をしても原因をつきつめるのは不可能だろう。
個人的には、以下のアンケートの内容が根本的な原因だと考えている。
日本は好きですか?
この質問に対して、日本共産党支持者の過半数は嫌いと回答している。好きと答えている支持者も3割いるので一概には言えないが、日本共産党支持者は日本が嫌いと言えるだろう。
これとは対照的に、自由民主党支持者は日本が大好きだ。
日本は、天皇がいて皇室があるから日本だ。
天皇・皇室がなくなってしまったら、それはもう日本ではない。万一なくなってしまったら、名前は同じ「日本」でも、もう別の国(国体)だ。
日本共産党は皇室を否定している。このため、伝統や集団行動も否定している。そのかわりに、多文化共生や人権を大いに主張している。
自由民主党の支持者は、筋金入りの日本好きが多い。
日の丸や旭日旗が好きで、マスコミ(特に朝日新聞)が大嫌いだ。
支持者は、皇室を守ろうとする意識が強い人が大部分だ。
女性宮家の創設など論外で、旧宮家の方々の皇族復帰を希望している人も多い。
日本が嫌いな共産党と日本が大好きな自民党が交わることはない!
政策や選挙で協力することがあったとしても、それは一時的なものだ。
皆さんはどのように思う?