Googleのフィットネスアプリ「Google Fit」がアップデート。WHOと協力し新たな指標を導入
まったくの別アプリな雰囲気に
Googleが同社のフィットネスアプリ「Google Fit」をアップデートしました。歩数や運動時間などを記録するだけではなく、世界保健機構と協力して健康に効果的との結果が出ている推奨運動量に基づき、あらたに「通常の運動(分)」と「強めの運動(ポイント)」の2つの指標が追加されています。
体を動かすことはどんなことでも健康のためによいとの考え方から、散歩や家事、ヨガなどどんな些細なことでも通常の運動とみなされます。といっても一応の目安があり、たとえばウォーキングなら毎分30歩以上の運動が「通常の運動」として記録されます。目標の初期値は60分。これは自分で変更できるほか、記録を続けると自動的に調整されるとのこと。
もう一つの「強めの運動(ポイント)」が、目新しいところです。WHOでは、心拍数が上がる中程度の運動(1分間に100歩を超える早歩きなど)を1週間に150分以上、またはランニングやエアロビクスなどさらに激しい運動を75分以上、あるいはそれらを合わせて同程度の運動を推奨しています。これを簡単に確認するため、Google Fitではハートポイントを導入しました。
早歩きなど、中程度の運動の場合は1分につき1ポイント、それを超える激しい運動では1分につき2ポイントを獲得。週5日、1日30ポイント(1週間で150ポイント)を目標にすれば、「心臓病のリスク低減、睡眠の改善、精神的な安定」が見込めるとのことです。
このアップデートはすでに配信中。なお、アップデートに伴い、Androidのホーム画面に表示するウィジェットが利用できなくなっています。スマートフォンの画面で歩数計代わりに使っていた人はアップデートに注意が必要です。