コンゴのエボラ出血熱再流行、死者67人に 新薬で退院者も
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【8月26日 AFP】コンゴ民主共和国の保健省は25日、同国東部で月初から始まったエボラ出血熱の再流行による死者が67人に上ったことを明らかにした。一方、試験段階にある数種類の新薬が治療に使われ、退院する患者も出ている。
保健省によると、北キブ(North Kivu)州マンギナ(Mangina)で1日に再流行が始まって以降、エボラ出血熱とみられる症例の報告件数は105件あり、うち77件で検査機関が感染を確認。これまでに11人が回復する一方、67人が死亡したという。
オリ・イルンガ・カレンガ(Oly Ilunga)保健相は23日、マンギナを訪問し、試験段階にある抗体「mAb114」による治療を受けた患者2人の退院を見届けた。保健省によれば、mAb114はまず、この2人を含む患者10人に投与されていた。
また、同省は先ごろ、エボラウイルス感染者の治療のため、mAb114のほかに試験段階の新薬4種類が承認されたと明らかにしていた。(c)AFP