まろかれ（連絡用）

新潮講座メモ。やっと称徳女帝と道鏡まできた。竹内理三「上代初期における道術について」（著作集(4)）によれば、役小角は高賀茂氏出身の道士であり、高賀茂氏と道鏡は縁が深いという。そして高賀茂氏は陰陽道の重鎮、加茂氏になるという。

おっと失礼、明治9年は晴明900年祭でした。晴明850年祭は嘉永年間に行われていました。 現在の土御門神道の祭儀式は、特に850年祭の祭礼記録が詳細なので、かなり重要な参考史料になっている模様。なお、この850年祭についての詳細は梅田千尋氏が詳細に研究されています。

大将軍八神社さん（皆川家文書を所有のほか、土御門神道の作法を習伝していた）、在名田庄（在若狭）の元家臣の方々（谷川家・藤田家など）が遺した文書や、ひっそりと続けてきた儀式を集成して、現在へとつながっている、というのが大方の流れですかね。

つづき）かろうじて暦法や天文の観測記録はある程度保持しており（※土御門家は一切を星学局に渡したが、星学局が天文観測や造暦作業に難儀した為に、元陰陽寮の官人や土御門家門下を職員に雇ったことがある）、昭和21年に宗教法人に復帰してから、散らばったものを集めていった。（つづく

土御門家は明治の陰陽道廃止令に従い、以後は家業の陰陽道（土御門神道)の諸儀式から離れた。その儀式や作法は家臣である若杉家や、土御門家門弟・門下、陰陽師集団の末裔が残してきていた。実は明治9年、若杉家が晴明850年祭を自邸で土御門家のかわりに執り行っている。 つづく)

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