2年くらい前に実家の裏口のエレベーター(搬入などにも用いる)から降りてきたオジサンに「イケメンだな」と言われた。
果たしてオジサンが何秒間自分の容姿を見たのかわからないし、もしかしたら飲酒なりをしていた可能性も十分ある。
こんなことを覚えているほど容姿というもので全く褒められたことがない。
女の行動を見ていても、自分は悪いのだろうしウェブで顔写真を上げて第三者の評価を仰ぐと良いとは言われない。
自分は権力やら権威に怯えている。そして、それらが嫌いなのだ。
今現在の若者というのは体制に属したがるものである。自分は、なりたくないというよりもなりたいけどなれない。
容姿が悪さゆえに人から好かれないし不要とみなされる そして、国家やら権力やら大衆に丁度よいサンドバッグにされるかもしれないなどと考えたりするのだ。
高校にいた。理不尽な教師に気に入られようとして、自分にはサンドバッグなのか知らないが怒り狂うような人間だ。
そうして、見てくれのいい女には紳士的態度を行い、仲間には優しい。
弱き者の微罪に怒り狂い、国家やら権力者などの大不正は問題ないとかいうような人が目に付くのだ。
そんな者を見ていると容姿の醜い自分は人々や国家、資本などに対してますます疑いを持つようになる。
まぁ、人から良い扱いを受けない故に捻くれるのだ。
だからといって、外面が醜い登場人物が足掻いている話を見たいかと言えばそんなことはない。
自分の心を今埋めてくれるのは美容整形で良くなるのではないかというものだったり、留学で学歴ロンダをできるのではないかという儚くて俗な希望だったりするのだ。