大昔にアニメ映画を政治と結び付けて友人と話たら、友人が怒り出したのだった。
「なんでも政治と結び付けるな云々」と。
彼は保守的な人間で自分の思想と合わなかったというのもあるし、自己の内面がどうとか言っていたので内籠り的な面も関係しているだろう。
自分の楽しい消費活動が邪魔された気持ちにでもなったのかもしれない。
ただ、それに対して良く世間と自分を切り離していられるなと呆れてしまった。
自分は常に何でも政治や世間の出来事が自己と関係すると考えてしまうものである。
何かニュースを見れば、自分にもこの災難が降ってくるかもしれないなどと考える。
さらに政治や司法、行政の腐敗は自分に牙を向くのではないかなど常日頃からの心配事だ。
監視カメラを見れば監視されているのだと感じるし、ウェブでもログを取られているというのを常に考える。
このモチベーションは何処から来ているのかと言えば「怒り」だろう。
自分の醜い容姿のせいで疑心暗鬼というのか、世界は自分に優しくないと思い知らされた。
そして、良い容姿の人間もいるのだから格差というものも思い知らされる。
高校時代は、さらに容姿以外にも学力や知能という格差で最下層だったために能力格差というものを嫌というほど味わうのだ。
さらに、顔故か無気力そうでなぜか自分が怒られるということもあった。
持病の薬の副作用に不眠や吹き出物やその痕だらけで腫れた顔やら様々な原因はあったのだろう。
そして、顔が可愛い女の子が自己肯定感にあふれて、勉学やスポーツに励んで高偏差値大学に進学するのである。
一方の自分は元々の知能がIQ88だったからか家庭教師を大量につけても英語やらはできるようにならなかった。
さらに国立のようなところは数学、理科は絶望的だったために夢のまた夢である。
そして、今は就職は宙に浮き誤魔化しの進学も学部故に見えてこない状態である。
恐らく、自分が何故世間やら政治と自分、様々なものを結び付けて考えるのかと言えば怒りと虐げられているという被害者意識故だろう。
逆に、そうでなければ関心を持つ動機になりにくい時代なのかもしれない。
自分の感性に自信がないことはない。ただ、容姿はものすごく嫌である。
そして、今ある大学は自分がいるべき場所ではないと思いたいのだ。
どんな反体制の内容のフィクションよりも、留学やらでの学歴ロンダや美容整形やらが自分に希望を与えるものになっている。
境遇を読むと大変だったねと思います。 アニメ映画を政治と結び付けたというのが、話の上で必要でそうなのか、それとも政治の話は別の話なのかによって変わってくると思います。 具...