福沢諭吉先生が明治5年に書き上げた【学問のすすめ】は自由・独立・平等などそれまでに日本人に無かった価値観を提唱し、近代国家へと成長すべく国民の意識改革を促した著書です。
手早く痩せたいと無茶をするダイエッターさんの意識改革の一助になればとの思いを込めて最近行なった危険なダイエット(もう決して実践しないという決意と注意喚起を持ってタイトルに刺激的な言葉を選びました)に挑んだ結果を書き残します。
- 自殺式ダイエットの概要
- 最初は我慢が肝心!チャレンジ初日~2日目
- 痩せてる・・というかなんか調子良いぞ!!チャレンジ3日目〜4日目
- 最高にハイ!!!最上級の自分に会える時間。チャレンジ5日目〜6日目
- 多分もうすぐ死ぬ。そう思った。チャレンジ7日目〜8日目
- 糖質制限・食べないダイエットに今思うこと
自殺式ダイエットの概要
手っ取り早く運動嫌いな僕が行ったダイエット。
ルール
1.一日一食夜のみ
(朝はブラックコーヒー・昼は気が向いたら0kalゼリー)
2.夜の一食は鶏肉と豆腐だけを食べる
(調理方法や味付けは自由に行う。量は鶏肉250gくらい、豆腐一丁分)
(野菜やキノコはノーカンにする。気が向いたら摂取)
これだけです。
どうですか?非常に簡単だと思いませんか?
これを8日間継続し7kg減量に成功しました。(一日1kg!)
最初は我慢が肝心!チャレンジ初日~2日目
妻子持ちの為、チャレンジ前日に家族の許可を取る。
「身体に悪いからやめなよ」と言われながらも決行の了承を得る。
食事はルールにのっとり僕だけ別に用意して貰います。
思えば一番【我慢】を強いられたのは始めの2日間でした。
お腹減った・・・食べたい・・・特に午後がツライです。
夜には鶏肉と豆腐が食べられますが物足りない。
炭水化物が恋しい気持ちを抑えてとにかく我慢の2日間でした。
体重は二日で1kg落ちました。
痩せてる・・というかなんか調子良いぞ!!チャレンジ3日目〜4日目
ツライ2日間を終えるとこの辺りで少し余裕が出てきます。
何となく胃が慣れたのかお腹もあまり空かない。
それに3日目4日目は1日で1kg落ちてくれたのでモチベーションも上がりました。
それと気付いたのが確実に体調が良くなってくるんですよね。
いつもは仕事でヘロっているはずの時間に
「あれ、今日疲れてないな!」
とふと感じました。身体だけでなく何か不思議とやる気も溢れてきます。
調子に乗って午前2時過ぎまで調べものやブログを書いたりと夜更ししてしまいました。
そして、まだまだこの好調の波は続く・・・
最高にハイ!!!最上級の自分に会える時間。チャレンジ5日目〜6日目
5日目は0.5kg、6日目は0.5kgと二日で1kg減ペースを維持。
ただ、この2日は正直体重はどうでも良くなるぐらいに身体・思考力・メンタルが凄まじい変化を起こした。まさに、
【覚醒】
の二文字が相応しい状態。好調なんてレベルではありません。
疲れない身体、クリアになって次々にアイデアが浮かび続ける脳みそ、実行を促す前向きなメンタル。特に頭が冴えて冴えて仕方ない。思考が止まらない感じ。
自分はこんなに出来る人間だったのか!この状態が続いたら凄い事になるぞ・・と馬鹿みたいに浮かれました。
夜も何となく寝付けず夜更しで活動。ただ寝不足という感覚はあまりありません。
断食修行をすると途中でハイになって覚醒すると、どこかで読みましたがアレは本当だと思いました。
少し危ない発言に聞こえるかも知れませんが「またあの覚醒状態に戻りたい。」そう思える素晴らしい状態でした。
ただ、もうこのダイエットは絶対にやりません。
何故なら・・・
多分もうすぐ死ぬ。そう思った。チャレンジ7日目〜8日目
この二日間で3kg減りました。合計7kgの減量に成功。
僕の場合は中年太りの肥満気味だったので殊更落ちやすかったのだと思います。
6日目までの覚醒状態ですが終わりは唐突でした。異変は7日目の朝からです。
いつも寝覚めは良い方なのですが、この日は自分では目が覚めず娘に起こして貰いました。
なんか胸が痛い。
身体も頭も鉛のように重い。
視界に軽く白いモヤがかかっている気がする。
一転した思わぬ絶不調でしたが、
「さすがに寝不足が続いたせいだ。とりあえず定時まで頑張って今日は早く寝よう。」
そう言い聞かせて出勤。一日不調が続きましたが何とか耐えた。
家に帰って決まったルールの食事をとり早めに就寝。
8日目、前日に輪をかけて不調の極み。
なんとか出勤するも原因不明の関節痛や胸の痛み、しっかり寝たはずなのに強烈な眠気。
少し目もおかしくPCのモニターが良く見えない。
「突然死」のようなワードも頭をよぎる状態にちょっと本格的にやばいなと思い、お昼で早退。
午後一で家に帰ると妻は3時まで仕事、娘は学校で誰もいません。
とりあえず横になろうと2階の寝室へ・・・階段が登れない。
気力体力ともに空になり階段下の廊下に倒れ込んで寝てしまいました。
おそらくそれから一時間後くらいに帰ってきた妻と娘に発見され(驚かせて凄く申し訳無かった)病院直行。
血液が少し酸化していることと、一時的な栄養失調・寝不足と言われ点滴治療を受け大げさですが一命を取り留めました・・。
当然無茶なダイエットはこういう結果を招くとお叱りも受け。
幸いなことに後遺症などはありませんでした。
糖質制限・食べないダイエットに今思うこと
糖質制限や極端に食事を減らしてダイエットを考える方は僕のように早く【痩せた】という結果が欲しい人だと思います。
月並みなアドバイスにはなりますがどうかバランスを考えてダイエットを行なってください。糖質制限などは上手くメニューを考え糖質を絶つのではなく、文字通り必要量のみに制限するのが正しく効果的な方法です。
極端に、過度に行うと体重が減るだけでは済まず、残ったのは骨だけ・・お墓へ。なんて状況も冗談ではなく考えられると思います。
僕は今もまたダイエットしようかななんて考えていますが、今度は健康を第一としウォーキングと糖質もきちんと摂るバランス良い食事を心がけ長期的に行なっていきたいと思っています。
今回も閲覧頂き本当にありがとうございました。
ダイエットで体調を悪化させる人が少しでも減ることを祈ります。
また次回もよろしくお願いいたします!