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【プロ野球】

平成生まれ初、日ハム・中田が200号 連敗止め自力V復活

2018年8月25日 紙面から

日本ハム-楽天 8回、通算200本塁打を達成し、笑顔で記念のボードを掲げる日本ハム・中田=札幌ドーム

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◇日本ハム7-1楽天

 日本ハムが連敗を5で止めた。1回に浅間の先頭打者本塁打で先制し、3回にレアードの適時三塁打と清宮の適時打で2点、5回にも2点と着実に加点した。堀は7イニング1失点で2勝目を挙げた。楽天は藤平が5回途中5失点と崩れた。

      ◇

 試合の大勢が決まっても、最後まで気を抜かない。平成生まれ初となる節目の200号は、チームの手綱を締める主将らしい一発だ。「ファンの方も喜んでくれて、札幌ドームで打てて良かった」。日本ハム・中田のバットが自力Vを復活させた。

 6-1の8回2死。3番手・近藤の直球を完璧に捉え、打球は左中間席に突き刺さった。今季23号ソロ。5回には清宮の中犠飛で、三塁からヘッドスライディング。5点目をもぎ取った。

 昨季はレギュラーに定着した2011年以降、自己ワーストの打率2割1分6厘、16本塁打、67打点。オフに「見返したい」一心で、大阪桐蔭高の先輩で阪神・西岡が通う大阪府内のトレーニングジムに向かった。

 西岡を左アキレス腱(けん)断裂からよみがえらせた肉体改造は、筋細胞にまで刺激を与える“鬼トレ”。バーベルを上げる従来の動きの中でも、1セット中の回数を増やすことで細胞が進化する。昨年より12、3キロ増量した新ボディーが、今季の躍進を支えている。「野球人生はここで終わりじゃない。もっと打ちたい」。大将が量産態勢に入れば、逆転Vも見えてくる。

 

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