キムタク＆ニノ早くも再タッグ!?　「検察側の罪人」大ヒット初日

　俳優の木村拓哉（４５）と嵐の二宮和也（３５）の初共演映画「検察側の罪人」（原田眞人監督）が２４日、全国３３５スクリーンで公開され、東京・ＴＯＨＯシネマズ日比谷では木村、二宮、吉高由里子（３０）ら豪華キャストが舞台あいさつした。

　上映後、木村らが登場すると観客約５００人からは大歓声。木村は、台風２０号を懸念し「こんな天気の中で足を運んでいただいて感謝してます。無事に初日を迎えました。今日をもって作品は皆さんのものになる。よろしくお願いします」、二宮も「無事に初日を迎えた。あそこのシーンはどうだったかとか、より伝われば」と呼び掛けた。

　配給元の東宝によると、全国の劇場では、若者はもちろん、４０～６０代の夫婦を中心に男女問わず来場する盛況ぶり。同社は「平日に腰の強い興行が期待できる」と、「興行収入３０億円を狙える大ヒットスタートを切った」と手応えを見せた。

　作品は、エリート検事・最上（木村）と後輩検事・沖野（二宮）が、殺人事件の捜査方針をめぐって対立し、「正義」とは何かを問う社会派ミステリー。

　２大スターの初共演映画とあり、司会者から「（この２人で）もう１本撮るなら？」と問われた原田監督は、自身が手掛けた映画「ＫＡＭＩＫＡＺＥ　ＴＡＸＩ」（９５年）を挙げて「リメークしてもいい。悪役を木村さんにやってもらい、ニノを追い回す。ギトギトの悪党の木村さんを見てみたい」と提案。木村は「ギットギトにいきたい」と乗り気で、二宮も「この２人と一緒にできるのはなかなかない。最後のつもりでやったので、そう言っていただけると感謝です」と再タッグに期待した。

　この日は、共演者の八嶋智人（４７）、松重豊（５５）も登壇し、鏡開きも行われた。