マイティ・ソー バトルロイヤルは、アスガルド王の息子ソーが、何とか祖国を救おうと奮戦するアクション映画(ヒーロー映画)です。そのソーの前に『ヘラ』という姉が突如現れますが、その人物は凶悪な性格をして、民を殺害する事をためらわない王女なので、詳しく紹介しましょう。
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『マイティ・ソー バトルロイヤル』のキャスト
映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』は、2017年11月3日に日本で上映されました(上映時間は約130分)。
監督&脚本
アスガルドで激戦が行われていく映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』を制作したのが、タイカ・ワイティティ監督になります。
- 監督:タイカ・ワイティティ
- 脚本:エリック・ピアソン
登場人物&役者
映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』に登場する人物や役者さんたちは、以下の通りです。
- オーディン/アスガルドの王(演:アンソニー・ホプキンス)
- ソー/アスガルド王の長男(演:クリス・ヘムズワース)
- ロキ/ソーの弟(演:トム・ヒドルストン)
- スルト/炎の悪魔の国ムスペルヘイムの王(演:クランシー・ブラウン)
- ヘラ/ソーの姉であり恐ろしい女性(演:ケイト・ブランシェット)
- ヘイムダル/民を避難させる番人(演:イドリス・エルバ)
- グランドマスター/惑星サカールの独裁者(演:ジェフ・ゴールドブラム)
- トパーズ/グランドマスターの部下(演:レイチェル・ハウス)
- ヴァルキリー/ソーを売り渡す女性(演:テッサ・トンプソン)
- スカージ/ヘラ側へ裏切る番人(演:カール・アーバン)
- ホーガン/ヘラに立ち向かう人物(演:浅野忠信)
- バナー(ハルク)/ソーの親友(演:マーク・ラファロ)
『マイティ・ソー バトルロイヤル』のストーリー
ソーは、カゴに閉じ込められていて、目を細めた先には、父オーディンによって倒されたはずのソルトがいました。ソルトは「ラグナロクが手に入ったら、完全体になる」と不気味な事を打ち明けたのです。
アスガルドに帰還したソー(起)
ソルトの野望を止めるには王冠を奪う事を知ったソーは、自力でカゴから脱出してソルトを倒して、王冠は床に落ちました。しかし、ソーは多くの敵に追撃されるので、助けを呼びながら逃げる事になります。
その時、アスガルドの番人スカージは、多くの美女たちと談笑して楽しんでいました。そこへソーが助けを呼んでいたので、仕方なく助ける事にしたら、ソーを追撃していた怪物の生首も一緒にワープしてきて、多くの緑色の血液で部屋一面が汚れてしまいます。
これには美女たちは悲鳴をあげて、逃げていってしまいました。そして、ソーはアスガルドに帰還した早々に、アガガルド王のもとへ足を運びます。しかし、それが弟のロキが変身している事を見破って、武器をかざして「父上がどこにいるのか教えろ」と迫るのです。
アスガルド王の死とヘラの復活(承)
ソーは、父が地球にいる事を知って、ロキと共に父を尋ねにいきます。しかし、父はすでに亡くなりそうになっていたのです。そして父は「お前の姉ヘラが復活をする」と打ち明けられます。それまで、自分の姉がいた事を知らなかったので衝撃を覚えますが、それよりも恐ろしかったのは、ヘラは力を好み征服欲の強い女性だった事です。
そして、アスガルド王だった父は亡くなってしまいますが、その後すぐに不気味なたたずまいの女が現れます。この女こそ、ソーの姉ヘラでした。ヘラは「もう死んだの?残念、見逃したみたい」と不敵な笑みを浮かべます。そして、自分こそアスガルドの王にふさわしいと思っていたヘラは、ソーたちに襲いかかります。
ソーはハンマーを投げつけますが、何とヘラは、ハンマーを手で受け止めて木っ端みじんに破壊してしまったのです。その光景を見たソーは絶望にうちひしがれますが、ヘラは兄弟が相手でも情け容赦なく叩き潰したのです。そして、そのままアスガルドへ向かっていきました。
ヘラの恐るべき殺戮(転)
ヘラはアスガルドへ到着したら、すぐに国を征服しようとして、歯向かう者は容赦なく殺害していきます。その恐ろしさに、スカージはひれ伏してしまい、ヘラは「お前は生きるのにたけているじゃない。お前には仕事を与えようか」と微笑みます。その頃、ソーはある世界へ落ちてしまい、ヴァルキリーによって捕まってしまいます。
アスガルドでは、ヘラが「私はヘラ。死の女神、我が父は死んだ。オーディンは9つの世界で侵略を辞めた。私が宇宙を支配する。私の前にひざまずけ、偉大なる侵略に身を投じよ」と呼びかけます。それに対して、ホーガンは兵士を従えてヘラを倒そうとします。しかし、ヘラはたった一人で兵士たちを全滅させます。
サカールという星では、ヴァルキリーが、ソーをアスガルドの王子と知っていながら、サカールの独裁者グランドマスターに売り渡してしまうのです。しかし、グランドマスターから「ある者を倒したら、元の世界へ戻してやる」と言われたので、ソーはその者を倒す事になります。
ヘラに立ち向かうソー達(結)
ソーが戦う事になる相手は、何と親友のバナーでした。そこで、ソーはバナーと話し合って、アスガルドを救おうとしますが、そこへヴァルキリーがやってきて、共にアスガルドを救ってくれと頼み込みます。実は、ヴァルキリーはアスガルド人で、昔ヘラには苦渋を飲まされていたので、共に戦う事になります。
しかし、アスガルドについた時には、ヘラが剣を盗み出した者を捕まえるために、民を殺害しようとしていました。そこで、ソーは自分が囮(おとり)になっている間に民を避難させようとします。ソーはここでも圧倒的な強さを誇るヘラに叩きのめされて、片目を失うほどの重症に陥ってしまうのです。
虹の橋では、民が大きな野獣と兵士たちによって挟み撃ちにあっていました。しかし、ヴァルキリーやロキの活躍によって、民たちは宇宙船に乗り込んでいきます。所が、避難していく民のすぐ近くまでヘラが迫っていて、絶体絶命のピンチに陥ってしまいます。はたして、ソーたちは、どうやってヘラの野望をくい止めるのでしょうか?
答えを知りたい方はネタバレをクリック [ネタバレ]
『マイティ・ソー バトルロイヤル』の豆知識
ヘラが超人的な力で暴れまわる映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』に関連する豆知識を紹介するので、良かったら、ご覧になってみて下さい。
前作『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』
マイティ・ソー バトルロイヤルを見ていたら、何やらストーリーが分かりづらいなぁと思ったら、今作はこのシリーズの第3弾になっていました。そして前作『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』では、ソーが地球人の女性深く関わっていく事になります。
浅野忠信が出演した映画『清須会議』
三谷幸喜監督が制作した歴史映画『清須会議』は、織田信長亡き後、羽柴秀吉(豊臣秀吉)と柴田勝家が織田家の後継者を巡って対立していくストーリーです。少し、役者さんたちが、滑稽とも思える演技を見せますが、それが今までにない歴史映画として面白みを感じさせます。
マイティ・ソー バトルロイヤルで出演していた浅野忠信さんは、この清須会議では前田利家役として出演していて、少し渋い武将として前田利家を見事に演じきっているのです。
『マイティ・ソー バトルロイヤル』の感想
動画配信U-NEXTで配信されている『マイティ・ソー バトルロイヤル』を見た感想を紹介するので、参考にしてみて下さい(本ページの情報は2018年8月時点のものです。
最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。)
『マイティ・ソー バトルロイヤル』の残念な所
マイティ・ソーシリーズの第3弾という事もあって、前作を知らない方は、この映画を見ても分かりづらい所がいくつもあります。そのため、この映画を見るのであれば、前作を見ておいたほうが良いでしょう。
そのような事を考えたら、もう少し前作を見た事がない人のための、解説とかあっても良かったのではないかと思ってしまいました。
『マイティ・ソー バトルロイヤル』の見所
マイティ・ソー バトルロイヤルでは、悪役であるヘラが、強大な力でソーたちを倒していく辺りは、見ていて圧倒されましたね。映画では、このように敵のボスが早く登場して、主人公を圧倒するのはあまり多くないので、その辺りは見応えが十分でした。
それにしても、主人公の姉が、兄弟や民たちを殺害しようとするのは、何とも恐ろしいストーリーだなと思ってしまいましたね。さらに、敵か味方かハッキリとしないキャラクターたちの立場が変わっていって、この後はどうなるのか予測する事が難しくなるのも、この映画の大きな見所と言えるでしょう。