翁長雄志知事が生前に残した音声データの録音現場に、謝花喜一郎副知事が同席していたことが23日、分かった。謝花氏が記者団に明らかにした。音声は翁長知事が入院中の今月4日のもので、親族関係者も同席していたという。

謝花喜一郎副知事

 謝花氏によると、知事との会話は約20分。名護市辺野古の埋め立て承認撤回など行政の話題が中心だったとする一方で「話の中で玉城デニー氏と呉屋守將会長の名前が出た。確定的に後継とは言わなかったが、期待しているんだなと感じた」との考えを示した。

 また、謝花氏は23日、知事選を巡り県政与党や労働団体などでつくる「調整会議」から玉城氏に出馬を要請すると説明を受けた。謝花氏は記者団に「報告を受けたのでぜひ頑張ってくださいと伝えた。いいことだと思う」と述べた。