空自に初の女性戦闘機パイロット、あこがれは「トップガン」

航空自衛隊初の女性戦闘機パイロットとなった松島美紗2等空尉/Japan Air Self-Defense Force

航空自衛隊初の女性戦闘機パイロットとなった松島美紗2等空尉/Japan Air Self-Defense Force

(CNN) 航空自衛隊は24日、松島美紗2等空尉(26)を女性で初めての戦闘機パイロットとして正式に任命した。宮崎県の新田原(にゅうたばる)基地の第5航空団に配属され、F15戦闘機に搭乗する。

松島2尉は横浜市の出身。2014年に防衛大学校を卒業後、航空自衛隊へ入った。翌年にパイロットのライセンスを取得すると戦闘機操縦課程へ進み、今週同課程を修了した。

23日に報道陣の取材に答えた松島2尉は、小学生のころに映画「トップガン」を見て以来、ずっと戦闘機のパイロットにあこがれていたと明かした。初の女性の戦闘機パイロットとして人々の期待に応えられるよう努力し、自分を見てより多くの人がパイロットを目指すようになってほしいと抱負を語った。

F15は空中戦を想定して設計された双発の戦闘機で、レーダーやミサイルを搭載。最高速度はマッハ2.5に達する。

航空自衛隊が女性の入隊を認めたのは1993年から。以後も戦闘機や偵察機のパイロットに女性が就くことはできなかったが、職場での女性の数を増やそうとする政府の方針に従い、2015年にこうした規制は撤廃された。

現在女性の自衛官の数は1万3707人で、全体に占める割合は6.1%となっている。

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