ネアンデルタール人とデニソワ人の混血児の骨が見つかる 17
ストーリー by hylom
古いけど新しい 部門より
古いけど新しい 部門より
あるAnonymous Coward曰く、
シベリアの洞窟で見つかった女児の骨の遺伝子を分析したところ、ネアンデルタール人女性の染色体とデニソワ人男性の染色体の痕跡(だけ)が見つかったそうだ。つまり彼女の母親がネアンデルタール人で父親がデニソワ人、本人は39万年以上前に分化した異なる化石人類の間に生まれたハーフの第1世代、ということになる(New York Times、Guardian、Nature)。
論文で遺伝の部分を担当したマックス・プランク進化人類学研究所のスバンテ・ペーボは、「もし前もって尋ねられたら、このような発見が出来る可能性はほとんどない、干し草の山から針を探しだすようなものだ、と答えただろう。でも、ひょっこりと見つけてしまって驚いたよ。」と語っている。
ネアンデルタール人などの化石人類が、他の化石人類やホモ・サピエンスと交雑し、現代までその血脈を伝えていることは、現代人のゲノムを分析することによって確かめられていたが、交雑の頻度がどの程度かという点は確かめようがなかった。しかし、こうしてあっさりと混血一世の骨が見つかったことと、今までに発掘された骨の量を併せて考えると、ヒト属同士の混血は想像以上にわりとよくあったことなのかもしれない。
ハーフ (スコア:2)
ネアンデルタール人とデニソワ人の混血児と言われると、なんとなく「第四紀…(地質年代)」って感じで泥臭い空気が漂います。
一方、ヌメノール人とエルフのハーフと言われると、「第四紀!(ミドルアース)」な感じで一気にハイファンタジーな空気に。
結局 (スコア:1)
種の違いって何なの?
the.ACount
Re:結局 (スコア:1)
交雑できるかどうか。
交雑後子孫を残せるならば、同じ種だね。
ってことで、以前は別種だと思われてたネアンデルタール人と現生人類は同一種で、違いはせいぜい亜種レベル、ってことになってますよ。
それに伴い、学名も変更されてるね。ホモ・サピエンス・ネアンデルターレンシス。
同じホモサピの仲間!
デニソワ人もホモサピってことになるね。
Re:結局 (スコア:1)
つうか、種の分化ってどっかで明確な線引きできるわけじゃないし。
一応違う種とされてても交雑可能で子孫残せたりする例は、時々ある。
第一世代で子供の遺骨ってことは (スコア:1)
親同士からは雑種ができても、さらにその次に第二世代が作れたかはまだわかっていないということ?
雑種は一代きりっていう動物は多いよね。
Re:第一世代で子供の遺骨ってことは (スコア:1)
ちょっと話が逸れますが、雑種ができる程度には近縁だけど、安定して健康な第二世代が作れるほどには近くない、みたいな種同士で集団を作ってしまうと、その集団は数世代のうちに全滅してしまうんだろうなと思うんですよね。
で、そういう、「中途半端な近さ」同士で混ざってしまうことを予防していた仕組みの名残りが「不気味の谷」だったりしないかなーと。
まあ不気味の谷自体が疑似科学とか言われていますけども。
下世話な疑問 (スコア:1)
複数の人類が併存していた時代、お互いに別種の人類のことはどのように見えていたんでしょうね。
現在の人種みたいな感じで見えていたのか、全く別の生きものに見えていたのか、はたまた人種の違いはそれほど目立たず現在の個人間の相違ぐらいに見えていたのか・・・。
NHKの「人類誕生」を見ると、ホモ・サピエンスとネアンデルタール人の体格はかなり違うみたいだけど、今回見つかった子どもの親同士はどういう出会い方をして、どういう形で子どもをもうけたのか(行きずり?、夫婦で子育て?)とか興味がわきますね。
//当時もなんとかマニアとかいたのか・・・・
なんで第1世代ってわかるんだろう (スコア:0)
??
Re: (スコア:0)
「ネアンデルタール人女性の染色体とデニソワ人男性の染色体の痕跡(だけ)が見つかった」
「つまり彼女の母親がネアンデルタール人で父親がデニソワ人」
ということ。
第二世代以降なら、上記の「だけ」ってことはなく、父親側や母親側が混血だってことが分かるんだと思うよ。
父親と母親の種族の違いは性染色体で調べたんだろう。
でも、そこから、父母が混血してないか調べる方法が分からんね…。
他の染色体がキッチリ2種族分に分かれたんあろうか。2世代目以降なら混ざってると思うので。
Re:なんで第1世代ってわかるんだろう (スコア:2)
それ以上の混ざりものがあったかどうかは確定できないと思う。
「実はもっと前からさらに混血が進んでいた説」はよりアグレッシブな仮説となるので、オッカムの剃刀的に切り捨てて、現状最もコンサバな「この子が第一世代説」を採用しただけだと思う。
Re: (スコア:0)
母親の種族はミトコンドリアの遺伝子で調べたんだと思う。
Re: (スコア:0)
混血児の世代が減数分裂して作った精子や卵子に含まれる染色体には「乗換え」があるんで、両種のゲノムが染色体ごとにきっちり分かれているのは「混血の受精後に一回も減数分裂していない細胞」、すなわち第一世代に特有なんじゃないかな。専門じゃないからあてずっぽうだけど。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B9%97%E6%8F%9B%E3%81%88_(%E7%94%9F%E... [wikipedia.org]
図書館なんかでNatureが読める人は答えを教えてほしい。
よかった (スコア:0)
ホモ・サピエンスはほかのすべての人類を滅ぼした悪魔の子孫じゃなかったんだ!!
Re:よかった (スコア:2)
ええ、冷戦以降でも「民族浄化」の方法は、殺すだけとは限りませんからね。
※:実際には、「ネアンデルタール人の父親と現生人類の母親から生まれた子供の可能性あり」みたいな化石も見付かってた筈です、念の為。
Re:よかった (スコア:1)
マジレスすると、似たようなニッチで競合すると相対的に「弱い」種は勝手に滅ぶ。
残った方からしたら「え、何にもしてないよ」という感覚。
染色体数が違ったとか? (スコア:0)
当時フェチを持ってる人はいたのかなぁ (スコア:0)
ネアンデルタールから見たデニソワは、チンパンジーに見えていたのか、それとも猫耳に見えていたのか・・・