信号機の調整を進める生徒=金市工高
金市工高電気科の生徒は23日までに、児童の交通安全教室用に信号機や遮断機を製作し、貸し出しを始めた。信号機は児童の目線の高さに合わせるなどの工夫が施されており、地域で活用してもらい、子どもの事故抑止に役立ててもらいたい考えだ。
貸し出すのは、4基1セットの押しボタン式信号機2セットと、横断歩道の描かれたマット2枚、遮断機2基。2015年度から今年度までに3年生が完成させ、中には金大附属特別支援学校小学部と協力して仕上げた信号機もある。
信号機は高さ160~180センチで、プラスチックの米びつやパイプなどで作った。一部は分解して持ち運べる。横断歩道のマットは、実際の横断歩道の長さを縮小したサイズで、信号機から伸びる配線をマット下に隠せる。
金沢西署が今年4月、製作した信号機などが使われていないことを知り、同高に交通安全教室での信号機の貸し出しを提案した。7月には大徳児童館の交通安全教室で初めて使用され、生徒が信号機を組み立てて同署員と横断歩道の渡り方などを児童に指導した。
現在は信号機の組み立てや配線などが複雑で、生徒が同行する必要があるが、今後は配線を簡略化したり、組み立て図を描くなどして、誰でも使えるようにする。同高電気科3年の田地永幸さんは「交通ルールを頭と体で学んでほしい」と話した。