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サヨナラ打った男・ビシエド、初球にビシッ 勝ち越し機に併殺…大島敬遠…燃えに燃えた

2018年8月24日 紙面から

中日-阪神 9回裏1死一、二塁、サヨナラ打を放つビシエド(中森麻未撮影)=ナゴヤドームで

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 ダブルの悔しさを、白球とともにはね返した。同点で迎えた9回1死一、二塁、ビシエドは初球142キロ、低めのストレートにバットを一閃(いっせん)。打球は右中間を抜け、ヒーローと生還した平田めがけ、ナインがベンチから飛び出した。前の打席でチャンスに併殺に終わった悔しさと、目の前で3番・大島が敬遠されたことに発奮。「いいところで打てて、本当に本当にうれしい」と気分は最高だ。

 1点ビハインドで迎えた7回は、亀沢のスライディングの判定がリプレー検証で覆り、同点でなお1死一、三塁。一気勝ち越しを期待するムードだったが、ビシエドはボテボテの三ゴロ。併殺でアゲアゲムードが一気にしぼんだ。「あの失敗を絶対に取り返すんだ、という気持ちだった」と、ただでさえ闘志に火が付いて迎えた9回の第5打席。「考えていなかった」ことが起きた。一塁が空いてはいたが、申告敬遠で大島との勝負を避け、1死一、二塁で自分との勝負が選ばれた。

 「大島は最近調子がいいし、今日も打っている。併殺を狙おうとか、相手にも戦術があるから」と一応の理解は示したが、重ねて「4番のプライドが傷つかなかったか?」と質問されると「それは、言葉にしなくても察してよ」とニヤリ。胸にともっていた闘志の火種に、ガソリンをぶっかけられたようなものだ。

 

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