イオンモールの出店も以前よりは落ち着き、セブン＆アイは昨年11月のプライムツリー赤池以降の大型モールの出店を凍結。それでも大規模商業施設のオープンは、全国まだそれなりにあります。
ただそのオープンのたびにショップリスト見てみるのですが、本当にCD店が入ることがなくなったなあと思うことしきり。せっかくなので可視化します。以下2017年以降にオープンしたある程度以上の規模の商業施設と、テナントとしてCD販売店が入っているかどうか。

〇はCD/DVD専門店あり、△はCD/DVDも扱う総合書店あり。なしでも「※」が付いているのは書店がTSUTAYA系なのでどこかで小規模にでもCD扱っててもおかしくないところ。ヴィレヴァンは除外しています。

10年くらい前、各地に大規模商業施設がすごい勢いでボコボコできていたときくらいまでは、もうそりゃすごい勢いでCD/DVD店も増えていました。タワーやHMV、新星堂が一気に全国に店舗を増やしたのは、まさに大店法廃止以降のショッピングモール出店ブームに乗ったからで。
しかし郊外の商業施設にそういうチェーン店がどかんと入居した分、旧市街地の個人経営のCD店がすごい勢いで死んでいき、そして時代がもう一巡したら新たな商業施設にはもうチェーンのCD店は入らず、既存の施設の中に入っている店も少しずつ死んでいく。

セブン＆アイはタワレコの大株主ですが、プライムツリー赤池にはもうタワレコを入居させておらず、GINZA SIXあたりの高級路線施設やら、PARCO_yaあたりの丸ごとコンセプチュアルな施設には、そのオープンの話を聞いた時から「もう絶対CD店なぞ入らんだろうよ」と思ったら、案の定過ぎてむしろ笑った。
さて、こうやってどんどん世の中からいらない子扱いされていきますよ。これからも加速しますよ。