2013-07-10(Wed)

Steamの歴史とか

究極のプラットフォームSteamの歴史を振り返ってみよう。
大半negitakuさんの情報を主に使われて、後半は手抜きになっています。

steam_rekisi01.jpg
8年前のSteamはこんな感じだった、押しボタン式。

―ブロードバンド過渡期
エッチなもの目当てにネットサーフィンしたらQ2ダイヤルソフト(.exe)な怪しいソフトを勝手にダウンロードされて
接続先が高額な海外に変えられていた28.8kモデムだったり
使う時だけ回線をつなげて使っていたISDNの時代が終わり
2000年辺りから常時接続で定額なADSLが主流になった頃
ゲームソフトをインストールするのにゲームのCDを入れなくてもネットワークの回線があれば
ゲームソフトそのものをダウンロードして遊ぶことができるようにしたのがSteamである。

2002年―開発から誕生まで
Half-Life、Counter-Strikeの海賊版、いわゆる割れが蔓延していて
Counter-Strikeでとにかく同じCD-KEYを同時に遊ばれるのを防ぐために作られたようなものでした。
SteamのサーバでCD-KEYとアカウントを管理、FPS等のゲームサーバはSteamのサーバから発行される
ワンタイムパスワードがなければゲームサーバに接続できない仕組みにしたことによって
Steamのファイルを改ざんだけでは不正にゲームサーバに接続して遊ぶことができなくした。
と、ここまではDoom3とか、GameSpyなどは普通で当たり前な割れ対策プロテクトなんだな。
βテスターの時点で10万人ぐらいいたとか。

VAC:Valve Anti-Cheat
ValveがEven Balance(PunkBuster)とのビジネス提供を拒否って
その後にシコシコ作り上げたのがValve Anti-Cheatなのだ、2005年にVAC2へ移行した。
初期段階ではチート検出したら24時間禁止、1ヶ月禁止とか段階的なものだったらしいけど。
現在では暫く泳がしたあとに永久禁止レッテルを自動的に貼るようになっているようだ。
2006年では10,000人以上、2012年で1,500,000人以上のプレイヤーがVACBANされてる。
なんでこんなに増えてるのは間違いなくF2PにしたTeam Fortress 2のせいなのだ。

2003年―Steam正式に登場
私がSteam使い始めたのはこの頃で、シングルコア世代だったからCPU使用率100%が当たり前だった思い出しかない。
・Steamが2004年から月額有料になるウワサが流れた
・なんとBit Torrentが存在していたしValveも推奨していた。
・この頃にSteamを登録した奴のアカウント名はメールアドレスである。
steam_rekisi02.jpg

2004年―Counter-Strike:Coundition Zeroとか、Half-Life2とか。
・email verifyの搭載、メールアドレスを入れるだけで登録したアカウント名を教えてくれる便利な機能だよ。
・CS:CZは$29.95、パッケージ版は6,800円。
・CS:CZをもっているとCS:S Betaが遊べてた、de_dustのみ。
・Codename Gordonが無料で遊べる、HL2を買ってない貧乏人が遊びまくった。
・HL2は$49.95(HL2とCS:Sのみ),$59.95(Valveの古いゲーム込み込み),$89,95+TAX(サントラとポスターとか)
 なお日本語パッケージは6,040円、コレクターズエディションは8,722円だった。
・HL2がスタンドアロンでも起動できる割れが大量に発生した模様。
・UIが日本語表示可能に、ゲムーゲムー

2005年
・Day of Defeat: Sourceが登場
・SteamクライアントがSteam Storeを統合、Steam上でゲームの購入が可能になった。
・Valve社以外のゲーム、Rag Doll Kung FuとDarwiniaがSteamに登場、$14,95と$19,95
 あまり興味持たれなかったのでValveが全SteamユーザーのゲームリストにDEMO版を強制表示させる暴挙にでる。
・UIが新しくなった、丸っこいUIなのだ。
steam_rekisi03.jpg

2006年―Portal、TF2のトレーラームービで全プレイヤーが衝撃
・SteamストアでMetascoreを表示するようになった、いかにメタスコアが低いゲームを持っているかの競争はまだない。
・Meridian4,PopCap,Atari,Activisionなど取り扱い開始、Call of DutyシリーズがSteamで遊べる。
・新しくなったFriend、メッセージ飛ぶだけでテロンテロンうるせぇ。
・ゲームのデフラグ機能が搭載
・バックアップ機能が搭載
・Free Weekend、無料でプレイできるようなものをたまにやるようになった、Valveゲーのみ。
・CS:Sの武器の値段が変動するシステムを搭載、DE、AMPが高騰して買えなくて悲鳴あげるユーザーが多数、すぐに廃れた。
・PayPalでの支払いに対応、日本のウェブマネーを対応してくれとSteamのフォーラムに書き込む奴がいた。

2007年―Orange Box発売、L4Dトレーラームービでまたもや衝撃
・id softwareのタイトルがSteamで販売開始
・既にゲームを持っている人がフレンドなどに一定時間完全版をプレイできるゲストパスを送信することできるようになった。
・UIが一新、非常に使いやすい。デフォルトで5種類のSkinが利用できるようになった。
・Steamチャットでボイスチャットの利用をできるようにした、しかし大抵のユーザーはスカイペを使った
・SteamCommunityがスタート、あのキャラは既にあった。
・Steam Overlay搭載、Achivements機能を実装
・サウンド、HUDや素材の改変を一切許さないPure Serversシステムが実装、守らない奴は鯖から蹴られます。
・Team Fortress 2の実績解除によってアンロック武器を出現させる、クラスのアップデートがスタート。
 最初は人気がなかったメディックに着手、メディックプレイヤーが一時期大幅に増える現象が発生。
・ClickandBuyでの支払いに対応、日本には関係ないこと。
・Steamストアでフレンド向けにギフトで購入することができるようになった。
 この頃はまだゲームやアイテムをトレードする機能はない。
steam_rekisi04.png
2007年のSteam UI、使いやすく神だったがチャットを受信するときにテロンテロンうるさかった…

steam_rekisi05.gif
こいつらにもそれぞれ名前があるんだって。

2008年―Left 4 Dead発売、おま国タイトルが続々登場
・Steamストアのデザインが緑色から黒くなった。
・Steam Communityでプレイヤーをブロックする機能を追加
・Steam Cloud機能を搭載、設定ファイルをSteam上に保存されるようになった
 当時はValveのゲームのみであったし、勝手に設定ファイル上書きされるのが嫌ったユーザはCloud機能を切って利用した。
 Dota2のThe International 2012でスムーズに設定ファイルの切り替えができ、スムーズなイベント進行を果たした。
・SteamのボイスチャットでPush-to-Talkが追加。
・有名なSource EngineのMODゲームをSteamストアから提供開始。
 Sourceエンジンのゲームを所有していればサードパーティのゲームが簡単にインストールしてプレイができた。
・プロフィールのページにゲーム本数が表示された。
・アクティビティを実装、大量のゲーム購入によって画面を埋めつくす猛者が4人~5人くらいいたらしいよ?
・オフィシャルグループも登場
・Steamストアの購入方法がショッピングカート式に変更、カートに入れたままSteamストアのブラウジングが可能に。

2009年―サイバーカフェ利用者のプロフのゲーム本数が多く表示されなんでも割れユーザ扱いとか。
・Steamオーバーレイでwebページが見れるようになった。
・ゲームのダウンロード地域を選べるようになった。
・Steamクライアントに招待通知を追加
・Steamストアでゲームだけではなくダウンロードコンテンツの販売を開始、第1弾は『The Maw』
・Valve社員がDefence Gridをやり過ぎ。
・Steam Communityでプロフィールにコメントを残すことができるようになった、ただしゲームを所有している人に限る。
・Killing Floorが発売、貪欲気味になりDLC乱発しまくった。
・全世界の実績の解除率を表示できるようになった。
・Steamストアで売上トップ上位とセール品タブを追加、便利過ぎ。
・ストリートファイター4が発売、おま国。
・Left 4 Dead 2が発売。
・Steamストアで$10以下、$5以下のゲームを表示するページができた。

2010年―なんかあったっけ。
・Wishlist搭載、欲しいゲームソフトを一覧表示が可能に。
・Steamウォレット対応、$200までウォレットにお金を貯めることができる。
・Steamウォレットを使ってゲーム内アイテムを買うMann.coストアがオープン。
・ゲームをレビューする機能を追加、誰もやらないようなゲヱムを勧めてフレンドの購買意欲を高める機能としては素晴らしい。
・Steamトレハン実績でタコ帽子。
・Steam UIが一新、メッセージの飛ぶ音が『テロン』から『ポゥワ』に変わった。
・Mac対応、Team Fortress 2でMacユーザーはイヤホンがもらえた。
・Steamゲーム予約特典にTeam Fortress 2のアイテムとコラボーレションするようになった。

2011年―日本大地震あったなー、Terraria神ゲーだったなー。
・Facebookと連携、Facebookで知り合いがSteamを使ってるかどうかがわかるようになった。
・Steam Guard搭載、ワンタイムパスワードを発行することで安全性が劇的に向上した
 ただしメールアドレスが死んでいたSteamのアカウントは永久的にログインできず、Steamサポートに連絡しなければいけなかった。
・Steam Trading搭載、ここからSteamのゲームを交換することができるようになった。
・Steam CommunityでYoutube動画を公開できるようになった。
・東日本大震災でTeam Fortress 2でチャリティーアイテムの販売、$430,543.65で約3600万円が日本赤十字に送られました。
・ポテトバンドル、ポテト実績をすべて解除をしたプレイヤーはPortal2が1時間早く遊べて、Valve Complete Packがプレゼントされた。
・Portal2がでた。
・Team Fortress 2がF2P化、チーター増えまくったもののTF2の利益が12倍以上になった。
・Dota2開発中
・Steamストアが日替わりセールを開始、詰みゲーが加速する。
・Steam Workshopができた。
・サマーキャンプで実績解除でゲームソフトと交換ができた。
・冬のセールでは実績解除で石炭やギフト、ゴミクーポン祭り、ミートボーイ実績が鬼畜過ぎワラタ
・Valve本社前でHalf-Life 3リリースに座り込みした外人がいた。

2012年―
・Source Filmmakerが登場、Team Fortress 2 betaに混入していたものの一般公開した。
・Steam Greenlightが登場
・Steam Gamehubが登場
・Steam Big Pictureが登場
・Steamストアにソフトウェアが登場。
・海外でSteamプリペイドカードが発売、一方日本はVプリカを使った。
・夏セール、毎日投票でイベント実績解除
・冬セール、毎日投票とスマホでイベント実績解除

2013年―
・Steam Communityのアクティビティが新しくなった。
・WebブラウザーからSteamでチャットができるようになった。
・Linux対応
・Steam Trading Card搭載、バッジクラフトすることでSteamレベルを上げることができ
 Lv10毎にプロフィールのページに多くの情報を掲載することができるようになった、自己顕示欲の塊である。
・キャラを全員実装しないまんまDota 2 Betaが終了、Dota 2のサーバが足りない。
・Steam Guardを有効にして15日以上経過してないとトレードすることができなくなった。
・Steamトレーディングカードの対応ゲームが続々追加された。
・夏セール、特に実績解除のイベントはなかった。
・Steam Family Sharing対応、メインアカがゲームを遊ばない限り
 認証したPCはゲームを共有することができるようになった。

※追記:20131101

comment form

http://と@gmail.comを含むワードは禁止となっております。

管理者にだけメッセージを送る

comment

No title

そういや先日ブラウザからログインしようとしたらワンタイムパス以外に「ブラウザネーム(だっけ?)」を要求されたんですが何なんでしょうね?

Re: No title

> そういや先日ブラウザからログインしようとしたらワンタイムパス以外に「ブラウザネーム(だっけ?)」を要求されたんですが何なんでしょうね?

SteamGuardの情報を消すのにPC、スマホ、ブラウザが"同時"に消されちゃうので
今後、特定のデバイスのみをSteamGuradの情報を消すことができるようになるかもしれないです。

つまり、たとえばスマホをなくした時不正に使われそうになった場合
PCから、そのデバイスだけSteamGuardの情報だけ消せば悪用されなくなります。
ネトカフェやPCを借りた時も安心ですね。(安全ではなく安心です。)
このブログについて。

人気ブログランキングへ

カテゴリー
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
QRコード
QRコード
RSSリンクの表示
ぼるぶろ

削除要請やネタ提供やツッコミや
相互リンクやクレーム等をしたい時はこちらの
連絡用から送信お願いします。

アクセスランキング
リンク