最近話題のヒプノシスマイク略してヒプマイ。
声優さんがキャラに仮託してラップをするという音楽配信企画であり、いろんなオタクの例にもれず私もいつの間にか足を取られていたわけだが(前回参照)、やはりどうしてもここにだけはつっこんでおきたい。
それはヒプマイのガバガバ女尊男卑設定である。
あまりにもガバガバ設定なのでもはや消化できないくらいなんですけど、人間ハマりこむと対象の全てがよく見えてくるアホになり果てるもの。「批判をする奴は全員しょっぴくぞ」レベルの暴走をかますこともままある。
私も沼に足を取られた以上いつそのようなアホになってしまうかわからないので、気がしっかりしているうちになんとか一言言い残しておきたく今ブログを書いている。もう大概色んなところで言われていてヒプマイに関して何か言う波も既に去った感はあるのですが、自分の中で、一応一言物申してはおきたいのです。未来の自分にのこしておきたい。何故なら明日にはすでにアホになっているかもしれないからである。
前述のとおりヒプマイの女尊男卑設定についてはすでに様々なところで指摘されている。
『ヒプノシスマイク』の「女尊男卑」設定は、ミソジニーを表現する免罪符にならない - wezzy|ウェジー
詳細についてはこれらの記事の指摘するとおりである。
もう一度ヒプマイの世界観を確認しておくと、ヒプマイ世界は女が支配する世界である。女が支配する世界H歴という世界。ここは武器が根絶された世界である。支配者である女達は中央区という男を排除した地区で政治を行っている。「野蛮な」男達はシブヤ・シンジュクなどの各ディビジョンに住んでおり、女に支配されている。男達は女の10倍の税金を支払わなければならない。彼らは武器の代わりにヒプノシスマイクという精神に干渉する特殊なマイクでラップバトルを行う。ラップバトルの勝者は、敗者の領土を奪い領土を拡張することができるらしい。
いやあ~~〜〜あまりにもガバガバすぎるでしょ。ガバガバすぎてどこから手をつけていいかわからん。もはや底の無いバケツの勢い。多分皆ツッコミを諦めてると思う。
しかし元気があるうちになんとか思ったこと一度全部ツッコんでおきたいと思う!再三言うが、なぜなら明日にはアホになっているかもしれないからだ!
何から書いていいか迷うんですが、とりあえず一番気になったのはここです。
何故女が支配することになったのか。経緯が不明すぎる。
いま世界を見渡せば、ほとんどの国の首長は男だし議員も官僚も大体男である。ヒプマイ世界が現在の世界と並行世界なのかそれともいつかの未来の話なのか不明だが、もとから女が支配する世界だったのではなく、どこかの時点で「H歴」の時代となり、女が支配者になったっぽい。
2017年のジェンダーギャップ指数1位はアイスランドである*1が、そのアイスランドだって2018年現在の女性議員割合は38%ですよ。ちなみに日本は13%*2。
本当聞きたいけども、何がどうなったらそんなことが可能やねん。
よしながふみの『大奥』、読んだか?。
女が社会を支配するようになった経緯について、『大奥』は病気により男のみが激減するという理由をこしらえていた。それだって万全ではないが一応読者を納得させる装置にはなっている。
この世界で、一体どうやって女が支配者になれるというのか。
ヒプマイはそこ、どのようにお考えか?
多分何も考えていないのではないか。
男に「野蛮な」という形容詞がつけられているのだから、なんとなくだかおそらくこんな感じを想定しているのだろうか、と考えてみる。
すなわち、武器を使った争いの果てに、女達は「野蛮な」争いを起こす男どもを政治から引き剥がし排除した。物理的な武器も根絶することによって「野蛮な」争いのない世界を女達は作り上げた。それが「H歴」。
なんかこう…あれだよ、「男=野蛮」「女=平和」みたいな図式が当然の前提化されている世界の見方を感じるんですけども。ちょっと違うけどアリストファネスの女の平和っていうのがあったなあと思い出す。もしくは、男は争い、女は「戦は嫌でござりまする!」とひたすら喚くいわゆる「駄目な大河」的な世界観か。なんかそういうものを感じる。「戦は嫌でござりまする!」と叫びまくった挙句にそれでも争いの無くならない世界に嫌気がさした女が、ついに自ら立ち上がり男を成敗し、争いのない世界を作り上げた。それがH歴なのか。
そもそも「男=野蛮、女=戦は嫌でござりまする!」の世界観は初めから男の考えた都合のいい世界観ではないかと思うのだ。
男は欲望の限りをつくし野望を抱き戦争をする。それが当然のように思われているが、それって単に男に欲望の限りをつくし野望を抱き戦争をすることが男にだけ許されているだけだと思う。女だって許されるなら、欲望の限りをつくし野望を抱き戦争をするだろう。女が世界を支配したっておそらく世界の争いは根絶されないし、同じように争いが続くだけだと思う。
そしてそれと同じくらい、本当は争いたくない男もいるはずだ。
ヒプマイ世界がさらにやっかいなのは、「男=野蛮で争いを好む、女=平和を求める」という勝手な思い込みを前提としたうえで、それにさらに抗う姿勢をキャラクターの男達に持たせているところだ。勝手に前提にしておいて勝手に「そんなのおかしいと思うぜ!」と言われても困る。そもそも最初から間違ってるし。
まあ、まあまあですよ。とにかく、女が支配する世界がどうにかして実現したという世界観は百歩譲って置いておくとしよう……って置いておけるか!それ以外にも細部がいちいちガバガバなんじゃぼけ!!
例えば政治を行う女達がいるという中央区である。ドラマパートを聞くと、どうもすごい高い壁に囲まれていて許可証無しでは男は入ることができないらしい。そして厳重な警備がなされているという。
そもそも武器が根絶された世界の「厳重な警備」ってなんなんだよ!!男が警備しているのか?それとも女か?武器が無いのにどうやって「厳重な警備」をするのか。まったくわからん。
大体武器が無いから男がラップバトルをする世界なんやぞ。
じゃあ女もラップバトルするのか?超強力なヒプノシスマイクを持った女達が中央区の壁を厳重に警備しているのだろうか。そしてやってきた男達をラップでやりこめているのか?
そういう設定ならそれはそれでまあ、ありかもしれない。しかしその場合、女のラップは男のラップを上回るということでなければならない。そうしなければ男をうち倒し女の支配を確立することはできないだろう。
一方、女はラップバトルしない世界ならどうか。女がラップバトルしないなら、一体どうやって「野蛮な」男どもを支配しているのだろう。武力も無しに男をどうやって抑えつけて支配できるというのか。中央区の壁の警備を行っているのはヒプノシスマイクを持った男達なのだろうか。それならば何故、男達は女に唯々諾々と従っているのだろうか。
寂雷先生は「君も男ならラップできるだろう」とのたまっていた。つまり、男は皆ラップという武力を持っているのだ。ヒプノシスマイクさえあればいつでも戦えるわけだ。いつでも女に反旗を翻せる武力があるのだ。しかし、現状は女達に支配されている。
一応ヒプノシスマイクは行政により管理が行われているし(違法ヒプノシスマイクというものがあるらしい)、女達はヒプノシスマイクを無効化する対抗手段を持っているらしいことが分かる。
しかし、無効にするだけでは支配はできない。圧倒的に男に勝る何かを女達は持っていることになる。それは一体なんのか。男達が対抗できない、女達の武力とは一体何なのか。
そもそもこの世界の男達、女が支配する世界についてどう思っているのだろう。
女が支配して長い時間が経ち、生まれた時から女が支配している世界にいるから特に疑問にも思わないのだろうか。それとも、この世界の男達には少し昔には男が世界を支配していたことを覚えている人達がいるのだろうか。じいちゃんが「昔は総理大臣は男やったんや…」とか言って若い子達に「またじーちゃんがなんか言ってるよ、ボケてきたから仕方ないねえ」などと思われているのか。それとも35歳くらいまでの男性ならH歴以前の世界を覚えているのか?もしかして、女が支配権を取ったのはもっともっと最近のことなのか。ヒプマイのキャラ達がその政変を身を持って知っているくらいには?それならなおのこと、彼らは今の世界をどう思ってい生きているのだろう。仕方ないと思っているのだろうか。税金が女の10倍なのに?
いやいや性別を理由に税金10倍てやばすぎるやろ。どう考えても男達は支配者の女に搾取されているのだ。だから、このヒプマイでラップバトルに出場する男キャラは「世界を変えたい」と口にする。中央区のバカでかい壁が「俺達が10倍払っている税金で造られている」ことに激怒している。
しかしだよ、彼らが具体的にどんな風に「世界を変えたい」のかは不明なのである。男女平等の世界を作りたいのだろうか?謎である。ビジョンが不明。
お前ら、世界をどう変えたいの???
さらにこの世界の混迷を深めるのは、キャラが吐く女への暴言である。
カマっぽいこと言うなとか、女の(ピー)にでもブチこんで置けとか、もう言いたい放題。彼らは「女的なもの」を憎んでいるらしい。
しかし、例えば今現在の男が支配する世界において(この辺から認識が違うと絶望的に分かり合えないのだが、議員や官僚や経済界などのいわゆる「支配層」が圧倒的に男ばかりなのだから、「男が支配する世界」と言って差し支えなかろう)、「男っぽい」は褒め言葉である。
「男前だね!」も「漢だ!」も、なんかこう肝がすわってていい感じであれば女にも使われる褒め言葉だ。支配者に近づくことは褒められるべきことなのだ。
反対に「女っぽい」ことは罵り言葉になる。「女々しい」とか「カマ野郎」とか、女っぽい存在であることはそれだけで唾棄すべきことなのだ。
であれば、女が支配する世界において「女みたい」であることは褒め言葉になるのでは?
女が平和をもたらした世界であれば、例えば「女みたいに優しい」とか「女みたいに美しい」というのは男にとって褒められるべきことになるのではないだろうか。「女前!」とか言われたりして。
彼らが女にまつわる暴言を吐く理由がそれなりにきちんと納得のいくものが考えてあるのであれば、私は物語のなかで必要なものとして認めることはできると思う。
例えばH歴になったのがほんの数年前で、なんだかよくわからんが何がしかの武力を持った女達に男達は圧倒され屈服することになり、その争いと支配浸透の過程で男達は女にそれはそれは酷い目に遭わされた、ということなら、まあ、わからんでもない。
支配者たる女にめちゃくちゃ暴力を振るわれたり金をふんだくられたり理不尽な要求をされたりしてめちゃくちゃな目に遭わされたというなら、一郎や左馬刻様も女に暴言吐きたくもなるだろう。例えば今男に虐げられまくっている女が「このクソ粗チン野郎ども!」て言うようなものである。
ただし、それは社会に対する圧倒的な反逆であるからこそ喝采を送りたくなるのであって、そうでなければただの暴言である。
要は、「女が支配者である」という基本設定に付随するはずのさまざまな社会的設定をガバガバにしたまま、何も考えないまま、なんとなく今の社会で使われている暴言をただ使わせてみただけに見えるのだ。
もうしそうだとしたらだな。まったくおもしろくない。
大事なことなのでもう一度言う。まったく!!おもしろくない!!!!しっかりしろよ!!フィクションとして、まったくおもしろくないんだぞ!!!!設定を考えるならちゃんと全部考えてからにしろ!!ガバガバなファンタジーほどムカつくものはないぞ!!!!
例えば寂雷先生の病院にしたってどうだ。寂雷先生の診察室にやってくる看護士は女だ。それってこの世界においてそれでいいのか?女が支配者の世界なんだぞ。それこそこの世界のトーキョー医大では男じゃなくて女が加点されてるんじゃないのか。男の医師は女の3割に抑えられているんじゃないのか。
どこの職場も女がメインで、男は女が産休や育休をとっている間の非正規職にしかなれなくて安い給料でこき使われているとかじゃないのかよ。それくらいじゃないと納得できないぞ「女が支配する世界」って。
独歩の上司だって「ハゲ」らしいから多分男だ。男の上司ってアリなの?女が支配する世界なんだから上司は当然女だろ。この世界では寂雷先生はゲスい週刊誌で「美男すぎる男医!」とか特集されていなければならないし、独歩は上司のパワハラだけでなく職場の女達からさりげなくボディータッチされたりお茶汲みを命じられたりするセクハラに遭っていなければならない。一二三が女に刺されても「水商売だから仕方ない、もっとまともな職についたら?」と女の警察官はろくに相手にもしない。幻太郎は小説が売れても「美人小説家」とばかり言われて小説の実力を見てもらえず文学クソババアどもが牛耳る文壇で都合よく扱われている。乱数は支配者の女に「オネエサン」と取り入ってばかりのいわゆる「男に嫌われる男」だ。銃兎は頭が切れて実力ある警察官かもしれないが、男だから組織内で出世できない。それとも警察のような危険が伴う現場労働は全て男に押し付けられているのか?女達は、デスクで男達が危険にさらされながら必死で働いた報告書を気楽に読んでいるだけだったりするのか?
ヤクザの左馬刻様は「金権女に酒」を好きなだけ奪い取るという。しかし女は奪い取れる存在なのだろうか?女は支配者なんだろ?権力は女が持っている。左馬刻様はそれを奪うことなどできない。何故なら彼は男だから。彼が権力に近づくためには女に取り入るほかないはずだ。例えば、極道の妻ならぬ、極道の夫?
そういうなんかこう、考えはあんのか運営よ。どうなんだ。
「女が支配する世界」の実情とは一体どうなんだ。そこはどういう社会なんだ?税金10倍以外は今の社会と全く同じなんてそんなわけないだろう??男は一体どんな風に虐げられているんだ?まさか税金10倍以外は今の世界と変わらないなんてこと無いだろうな??
もしかしてもしかしなくてもまじでそうだったとしたらだな。
ファッッッッッッッッッッッッッッッッック!!!!!!!!!!!!!!!!
クソか!何がクソって、生半可な覚悟でそんな設定つけてんじゃねーよバーーーーカ!!(左馬刻様風)
設定を完遂できないならおとなしく現代設定にしておけ!!!!できもしないことにナメくさって足を突っ込んで自爆するくらいならおとなしくしておいてくれよ。まずもってフィクションとして緩すぎ。フィクションの世界設定ナメてんじゃねーぞ!トールキン先生見習ったらどうだ!!!!言葉から新しく作ってみるくらいの気概を見せたらんかい!!!!!!!!!
独歩ばりのシャウトをキメたくもなりますわ。
雑な設定しかつくれないくせにそんなセンシティブな領域に踏み込むんじゃねえ!!男尊女卑が一体何なのかもわからないくせに「女尊男卑」とか何言ってんだ。現実の男尊女卑を直視しろ。それでなければ決して「女尊男卑」なファンタジーはつくれない。ファンタジーやらフィクションやらは現代設定だと色々調べたりしなきゃいけなくて大変だから逃げ道にする場所じゃねーんだぞ。我々がよく知るこの現代とは違う世界を舞台にするからには、そこには現代とは全く違った何かがあるはずなんだ。そうじゃなければ異世界設定にする意味が無い。そして「今この現実と違う」設定をきちんとつくりあげるためには、「今この現実」をきちんと把握していなければならない。今この現実がわかってないやつにファンタジーはつくれないんだよ!!!!!!!!!!!全員しょっぴくぞ!!
などと偉そうにのたまってみるが、私だってファンタジーを自分で書く趣味を持っているが設定を完遂できたことなど一度も無い。フィクション・ファンタジーは難しい。現実ならばただ現実がどうなっているのかをきちんと調べればいい。「何故そうなっているのか」は、事象が先にあるのだから理由は後付になる。けれどもフィクションは違う。現実にはありえない事象を起こらせることができる。それはいくらでも自由だ。しかし自由だから、それが起こった理由も自分で考えなくてはならない。設定がガバガバなフィクションほど人をイラつかせるものはないんだよ!!
とはいえ、である。
ひとつふと思うことがある。
この支配者たる女どもの見世物とされてラップバトルをするという状況そのものは、声優の皆さんにとってはある程度リアリティがあるものかもしれない…?ということだ。
男性声優というのは特殊な環境だと思う。それは男性アイドルも同じようなものだと思う。ホモソが優越するこの社会において、女に媚を売り女からの承認に生活の術を頼る存在は異質だ。女に媚を売るなど男社会では恥ずべきことだからだ。だから例えば男性アイドルは男性のファンがいると喜ぶ。自分が男社会でも認められることを望む。
社会全体は男尊女卑的で客体化され性的に消費されるのは常に女の側だ。しかし、アイドル的な環境下にあっては男性が女に客体化され性的に消費される。男性声優やアイドルは社会全体とは正反対の場所に立つことになる。ここは局地的な、女のえげつない欲望がおしげもなく披露される場所だ。BLCDなんかもあるわけである。女のバリバリに性的な視線が男達にゲリラ豪雨のごとく注がれまくっている。
そのただ中にある「中の人」にとってはその豪雨は非常に身に危険を感じさせるだろう。強欲な女のファン達にその身を晒し、欲求に応え、そのなかで競争を勝ち抜くわけだから、そこは、そこだけは、ヒプノシスマイク世界はリアリティがあるのかもしれない。
ただし、それはやはり、社会のほんの極一部での出来事だ。
多分運営はそこまで考えていないんじゃないかなあと思うんだよなあ。
単に「観衆の女達がワーキャー叫ぶなかで男達が見世物的にバトルする」「ファンの女達の投票で勝敗が決まる」という局地的に女が優位に見えるこの状況を、「なんだかそれっぽくておもしろいよね」との軽い気持ちで「女が支配する世界」に見立てただけなんじゃないだろうか。
そこは確かに、一種のリアルかもしれない。けれどもやはり、非常に局地的な世界だ。
たった一粒ほどの、女が優位な世界。しかしその外側にはどこまでも続く広大で荒涼とした男が優位な世界が広がっている。
そのことを理解せず、たった一粒の狭い世界で「女に抗う男達」を魅力的に描くのは非常に、なんというか、それって結局何を現したいの?という気持ちになる。外側の世界は、マッドマックス怒りのデスロードが未だに新しい世界なんだぞ。
それを、わかっているのかい?
一番言いたかったのは以上のとおりである。ご清聴ありがとう。
もちろん、まだドラマCDと楽曲しかないという状況なので、これから先実はめちゃくちゃ深遠な世界設定があることが判明しないとも限らない。そうなったら私は脱帽しよう。
「カマ野郎」はこの世界では「自分達を搾取し支配するクソ女どもに同調するような男」を指す、などという超深遠な設定が実はあるなら脱帽します。かといって現実に差別用語である「カマ野郎」をこんなにカジュアルに使っていいかというとそんなことないと思いますが。
しかし、気になるんだよなあ~~。
ハマのチームなんかヤクザと警官が一緒にチーム組んでるでしょ?メディア対応とかもあるんでしょ?ヤクザと懇意にしていることが職場にダダ漏れじゃないですか。職場なら既に公然の秘密なのかもしれないけど、一般市民にそれがバレるのはさすがにまずいんじゃないの?それでいいのか?そもそも治安維持を担う警察官がラップバトルに出ていいものなんだろうか…公務員は出場禁止とかの規定がありそうなもんですけどねえ。
ていうかテリトリーバトルをして勝ったらどうなるんだろう。テリトリーが拡張できるのか?新宿が勝ったらハマも渋谷もブクロも全部新宿になってしまうんだろうか。大新宿時代…?
テリトリーバトルして勝って縄張りが拡張したら一体どんないいことがあるというんだろう。すっげー顔が広くなるとかそういうアホみたいなことしか思いつかない。
各ディビジョンで争いあっているというけどお互いの行き来は普通に自由らしいし、ディビジョンて何なんだろう。いや多分ふんわり「地元」くらいのもんなんだろうけどさあ…??
大体だよ、なんで横浜に森があるんだよ。森って。森ってなんだよ!日本に森ってあるの??山地じゃないの??森と山の違いって何?白神山地は山地だよ????
しかも港の近くの森で、一時間以上歩ける獣道がある森。どこのヨコハマだよそれは!!ヨコハマに森あんのかよ!!!海外からの荷物にタランチュラくっついてくるしさあ~~検疫とかそういうのはどうなってんの??行政はもはや機能してないサバイバー世界なの???
しかも、森にヒャッハーが大量発生してるんだよね*3。世紀末なの????北斗の拳世界なの!!????それにしちゃあシンジュクもシブヤもイケブクロもわりと治安は普通っぽいんだけどな~~東京以外の地域は皆ヒャッハーはびこる世紀末世界になってしまったの????
ええ~~でもなあ~~~寂雷先生、釣り行ってるしな。どこの海に釣りに行ってるんだろう。東京湾?行政区域一体どうなってんの?ヒプマイ世界は果たして、女の支配する荒れ果てた世紀末世界になってしまったのか、それとも何も考えていないのか。
投票も終了し1回目の勝敗が決する今、次に出てくる設定が指輪物語ばりに壮大かつ繊細であることを祈るぞ!!????
その頃には私もすっかりアホに成り果てている予感がする。