金足農・吉田君Twitter、半日で8万人フォロー後消える。他の選手も一斉削除

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すでに削除されている吉田輝星投手とみられるアカウントの投稿。削除されるまでに30万件近い「いいね」がついた。

夏の甲子園決勝戦翌日の8月22日、準優勝に輝いた金足農業(秋田)の吉田輝星投手が、ツイッターのアカウントを開設したと報じられた。

1件目の投稿は22日昼、「甲子園最高の応援でした! 高校野球ありがとう! 東北に優勝旗持ってこれなくてすいませんでした! ずっとこの9人で戦えて幸せだった! 最高の3年間でした! 応援ありがとうございました!」と複数の写真を添えて投稿し、その後、チームメートや他の高校の選手の投稿をリツイートしていた。

20時前にはフォロワー数が8万を突破したが、20時前後に「吉田輝星」のアカウント名は「あ」に変更され、投稿とプロフィール画像がすべて削除された。23日0時時点で、アカウント名は「やめます」となっている。

また、金足農業ナインの菅原天空、 菊地彪吾両選手名のアカウントも、吉田投手のアカウントと同じく応援への感謝を投稿し、広くリツイートされていたが、22日20時前後に同じように投稿や画像がすべて削除され、アカウント名も「また戻る」「また来ます」に変更された。

吉田投手は22日夕、報道陣に対してツイッターの開設を認めていたため、このアカウントは本物とみられる。

吉田投手は、22日に開設したアカウントとは別のツイッターアカウントやインスタグラムのアカウントも持っていたようだが、こちらも「吉田輝星」の名前が「使わない」「あ」などに変更され、23日0時現在、投稿は非公開となっている。

甲子園3回戦の横浜(神奈川)戦で逆転3ランホームランを打った高橋佑輔選手のものとみられるツイッターアカウントは、世話をしている子豚の写真が過去に投稿されているが、甲子園開幕後の投稿がリツイート1件しかないためか、そのまま残されている。

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また、22日「吉田輝星」を名乗るアカウントが複数つくられ、投稿も「応援ありがとうございました」という内容だったため、ファンを混乱させた。

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吉田輝星でユーザー検索すると複数のアカウントが表示される。本人と交流のある球児たちによると、すべて偽物だという。

金足農業の選手たちが投稿やプロフィール画像を削除した後の22日午後10時すぎには、吉田投手のライバルでもある高校野球の選手たちが「今いる吉田輝星くんは全部偽アカです」と相次ぎ投稿。学校を超えた球児同士の友情が垣間見えた。

今夏の甲子園に出場し、ドラフト候補でもある創成館(長崎)の峯圭汰選手(3年生)。

2017年夏は優勝、2018年は2回戦で横浜に敗れた花咲徳栄(北埼玉)の野村佑希投手。

甲子園には出場できなかったが、第12回BFA U18アジア野球選手権大会の日本代表に吉田投手とともに選ばれた明徳義塾(高知)の市川悠太投手。吉田投手とは面識のないLINE友達と報じられている

(文・浦上早苗)

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