マットレスの重要性:自分に合った寝具を使えば腰痛は改善
私は百貨店の寝具売り場の販売員でした。
多くの方にマットレスを販売してきた経験から「マットレス選びを間違えなければ、腰痛は改善する」との信念を持つに至りました。
実際、多くのお客様は私のオススメしたマットレスで腰痛が改善されました。歩行困難だった方が歩けるようになったり、杖がいらなくなった高齢者の方もいました。
それほど、マットレスと健康の関係は深いのです。
それもそのはずです。
人は1日の約30%は寝ていますので、睡眠時の姿勢を改善すれば腰への負担も軽くなるのです。
もちろん、腰痛だけではありません。肩こりも寝姿勢が改善されれば、すぐに効果が表れますし、その結果として熟睡が得られるようになるので、睡眠不足感が解消され、ストレスも減ると思います。
世の中では多種多様なマットレスが販売されていますが、ハッキリ言ってピンキリです。
本当によいマットレスもあれば、詐欺みたいな品質のマットレスもありますので、ここでは「腰痛と肩こり改善への貢献度」と「寝心地」を中心に私の主観と多くのお客様のマットレスの口コミや評判などを商品毎に解説してきます。
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高反発マットレス おすすめランキング
マットレストッパーおすすめランキング
エアウィーヴ | |
サイエンスに基づき最高の睡眠環境を実現することが、エアウィーヴ普遍の理念です。これを端的に表現するなら「ザ・クオリティースリープ」と言えるでしょう。 |
エアリープラス | |
アイリスオーヤマが販売している人気のマットレスパッドです。通気性抜群の3次元スプリング構造の中材を採用しています。弾力性のあるチューブ状の繊維が形状を保ち、空気を含むように複雑に絡み合った構造です。表面ニット地(秋冬用)、裏面メッシュ地(春夏用)で、季節や好みに合わせて使用できます。ニット生地には、東レの高機能中綿素材が入っています。製品体積の約95%が空気で作られているので、浮いているような自然な寝姿勢を維持できます。 |
ブレスエアー | |
大手化学繊維メーカーの東洋紡が開発した新素材で、クッション材に求められる「通気性」「高反発性」「耐久性」「清潔性(洗濯性)」を全て兼ね備えた商品です。今までのクッション材やウレタン素材の弱点を全てカバーしています。96%が空気層なので、通気性バツグン。しかも、洗える上に制菌性能も兼ね備えているので、キレイを保つにはベストな素材。また、今話題の「高反発」性能も兼ね備えています。 |
コイルマットレス(ベッドマットレス)おすすめランキング
シモンズ | |
「世界のベッド」と称されたNO1メーカーです。ポケットコイルマットレスの商業化に世界で初めて成功し、ベッドメーカーとしての揺るぎない地位を確立した大人気ブランドです。 |
シーリー | |
創業130年の老舗マットレスメーカーです。シーリーは世界に先駆けて整形外科医と連携を図り、ポスチャーテックコイルの開発や画期的な技術を次々に商品化するなど、独自の戦略を推し進めてきました。現在では世界30カ国以上で愛用されるグローバルブランドになっています。 |
枕(ピロー)おすすめランキング
エアウィーヴ ピロー S-LINE | |
エアウィーヴピローS-LINEシリーズは綿密なリサーチに基づき、新たな設計思想で開発しています。仰向けでも横向き寝でも、理想的な頭の高さをキープするため、ピローの両サイドを中央に比べて硬く調整し、かつ枕の表面に凸凹をつけるのではなく、硬さ・柔らかさをエアファイバーの中で連続的に変化させているので、なめらかに寝返りが打てます。エアウィーヴを構成するエアファイバー(極細繊維状樹脂素材)の強度を部分的に高め、密度を変えることで、眠る人の動きに合わせてスムーズに頭を支えます。硬さと柔らかさを同時に表現している点がS-LINEの特徴です。 |
おすすめマットレスの選び方
実際にマットレスに横たわった状態で、自分の首や背骨の状態を確かめることが良いマットレスの選び方です。
睡眠時の姿勢で重要となるのは、頭から尾骨へとつながる一連の背骨、つまり脊髄です。脊椎はいくつかの骨と椎間板と呼ばれる軟骨を介してつながっています。
脊椎全体は体の正面から見るとまっすぐですが、横から見るとゆるやかにS字状のカーブを描いて湾曲しています。立っているときに、頭の方からかかる重力や足の方から受ける衝撃を緩和するために、このカーブを描いているのです。
そして、背骨と背骨の間にある椎間板もクッション材として衝撃を受け止める役割を果たしていますが、もし脊椎がまっすぐの棒状だったら、様々な衝撃を逃すことができず、簡単に壊れてしまうはずです。
このように、背骨(首から腰)はいろいろな方法によって衝撃を緩和する仕組みを備えているのです。
しかし、小さな骨の集まりがS字状に並んでいるというのは極めて不安定です。そのために何らかの支えが必要となります。
それが、背骨の周りを支えている筋肉や靭帯です。この筋肉や靭帯が、前後左右から適度な緊張をもって支えることにより、脊椎はちょうどいい湾曲を保てるのです。
人間がマットレスの上に横たわると、筋肉や靭帯の緊張が和らぐために脊椎の湾曲も緩やかになるのです。これが、いわゆる「睡眠時の姿勢」です。起きている時と寝ているときの姿勢は、同じだと思われがちですが、実は背骨を中心にその姿勢は少し異なっているのです。
そして、睡眠中には筋肉や靭帯の緊張が緩んでいるからこそ、体が休息できるのです。
つまり、緊張を解き、体を休める上では、なにより睡眠時の姿勢がより重要になってくるのです。筋肉や靭帯の支えがない状態で睡眠をとっているわけですから、それを支えるマットレスの重要性がいっそう際立ってくるわけです。
このように背骨やそれを支える筋肉や靭帯を無駄に酷使する状態にしないためにも、自分にあったマットレスを選択することが何よりも重要になってくるのです。
おすすめマットレスの体圧分散の重要性
マットレスにとって重要な機能は「体圧分散」です。
体圧分散とは文字通り、体の圧力(重み)を適切に分散すること。例えば、体の中のある特定の部位に体重をかけ続けるとします。すると、その部位に負荷がかかり炎症を起こしたりします。
寝ている時も同じです。体の中でも負荷がかかりやすい腰や肩に重みが加われば、そこに負担が生じて痛みやコリを発生させる可能性があるのです。これが睡眠時の腰痛や肩こりの原因なのです。
そうならないために、体重を適度に分散し、腰や肩に過度の負担をかけないことが、マットレスを選ぶ際の重要な要素になるというわけです。
おすすめマットレスにはいろいろな種類がある
マットレスの種類は、まず「ベッドタイプ」と「布団タイプ」と大きくニーズが分類されます。
ベッドタイプのマットレスをさらに大別すると「コイル系」と「ノンコイル系」に分けられます。さらに、それぞれが細分化されています。
コイル系マットレス
コイル系とは、スプリングが入ったマットレスのことで、さらに細分化すると「ポケットコイル」「オープン(ボンネル)コイル」「高密度スプリング」に分けられます。
オープン(ボンネル)コイル
オープン(ボンネル)コイルとは、コイル状のスプリング同士を螺旋状のヘリカルコイルで連結したマットレスです。多くのメーカーの中ランク程度のマットレスに採用されている方式です。
ポケットコイル
ポケットコイルとは、スプリングを1個づつ袋状のポケットに入れて配列したマットレスです。日本をはじめ、世界の優良メーカーの殆どが、高級マットレスで採用している方式で、現在のマットレスの主流といえるでしょう。ポケットコイルマットレスは、スプリングが独立して沈むため、身体の曲線に沿って寝姿勢が維持でき、理想の寝返りを実現できると言われています。
ノンコイル系マットレス
そして、大別したもう一方が、ノンコイル系です。
ノンコイルですから、コイル(スプリング)がないマットレスの総称です。ノンコイルをさらに細分化すると、低反発と高反発に分けられます。
低反発マットレス
低反発とは、文字通り、反発力が低く、体重がかかると、ゆっくりと沈み込み、それが取り除かれると、ゆっくりと戻る特徴を持ったマットレスです。
重さをジワッと受け止めるような柔らかいウレタン素材でできているため、圧力や吸収・分散に優れているマットレスです。
スポンジの上で寝るようなフィット感と寝心地のよさがありますが、体重がかかる部分が沈み込んでしまうため、理想の寝姿勢を維持することが難しくなります。
高反発マットレス
高反発とは、体の圧力が加わると、それを反発させようとする素材でできたマットレスです。
体が必要以上に沈み込まないので、自然な寝姿勢を維持でき、体が痛くなりにくい特徴があります。
布団タイプのマットレスもほぼ同じです。ウレタンマットレスやその上に敷くマットレストッパーを中心に、高反発と低反発に分かれていきます。
分類 | 系統 | 種類 | 細分類 |
ベッドタイプマットレス | コイル系 | スプリング(ばね・コイルスプリング)マットレス | ポケットコイル |
オープン(ボンネル)コイル | |||
高密度スプリング | |||
ノンコイル系 | ウレタンマットレス | 高反発 | |
低反発 | |||
パームマットレス | |||
布団タイプマットレス | ノンコイル系 | ウレタンマットレス | 高反発 |
低反発 | |||
マットレストッパー | 高反発 | ||
低反発 | |||
エアーマットレス |
腰痛や肩こりによいおすすめマットレスは?
低反発マットレスは?
ウレタンマットレスの場合、体圧分散を考えるならば、低反発の方がいいという意見もありますが、体重を支えるという面で見れば問題が残ります。
低反発マットレスは、文字通り反発力が低いので、マットレス全体に包み込まれるような感覚で寝ることができます。
しかし、柔らかすぎるために、1カ所に体重がかかりすぎてしまうという問題が発生します。
特に体重がかかりやすいのが「腰」です。
体重がかかる腰の部分が沈み込んでしまうので、理想とする睡眠姿勢を維持できなくなってしまいます。そのために、腰痛を悪化させてしまう可能性が高いです。
高反発マットレスは?
一方、高反発マットレスは文字通り体重を反発させることを目的にしているので、体が沈み込みません。沈み込まないということは、背骨を中心に関節や筋肉の負荷を軽減させられるので、体に無理な負担がかからない状態を維持できます。
つまり、低反発マットレスは、腰の部分が沈み込んでしまい、体にかかる負荷が大きい。そして、寝返りが打ちづらいために血行が悪くなり、筋肉の疲労が取りづらいという弊害も出てくるのです。
これを説明しているテレビ番組(NHK ためしてガッテン)がありました。要は、沢山寝返りを打てるようにすることが大切だということ。
そのためには、圧倒的に「高反発マットレス」の方がいいのです。
低反発マットレスは、寝返りを打とうとする度に、筋肉に力を入れなければいけないので、どうしても不自然な動きになってしまいます。この番組内では「柔らかすぎるマットレスはよくない」と明言していることからもわかると思います。
個人的な感想としては、腰痛を改善するのであれば、やはりウレタン系の高反発マットレスの方が適していると考えています。
つまり、正しいマットレスの選び方は「ウレタン系の高反発マットレス」ということになります。
寝心地
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体圧分散
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寝返り
|
通気性
|
耐久性
|
|
【ベッド用】 ポケットコイル | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
---|---|---|---|---|---|
【ベッド用】 オープンコイル | △ | △ | ◯ | ◯ | ◯ |
【布団用】 高反発ウレタンマットレス | ○ | ◎ | ◎ | ◯ | ◯ |
【布団用】 低反発ウレタンマットレス | ◯ | ◯ | △ |
おすすめマットレスの価格比較
最も高額なのは、やはりエアウィーヴです。後述しますが、これは宣伝広告費が価格に転嫁されてしまっている結果です。決してマットレスとしての機能や質が高いとは限らないのです。つまり「ブランドを買っている」と考えるべきでしょう。
一方で最安値なのは、ニトリです。安さに魅力を感じてしまいますが、慎重に見極めましょう。安いものには理由があります。耐久性がなく、寿命が短ければ、最終的には高い買い物になってしまいます。腰痛なども悪化する可能性も排除できないので、必ずしもオススメできるとは限りません。
結局、価格面から見ても「モットン」や「マニフレックス」が最もコストパフォーマンスがよいと言えるでしょう。
シングルサイズ | セミダブルサイズ | ダブルサイズ | |
トゥルースリーパー | 29,840円(税込み) | 34,070円(税込み) | 38,760円(税込み) |
エアウィーヴ | 68,040円(税込み) | 82,080円(税込み) | 95,040円(税込み) |
モットン | 39,800円(税込み) | 49,800円(税込み) | 59,800円(税込み) |
マニフレックス | 39,204円(税込み) | 52,272円(税込み) | 65,340円(税込み) |
ニトリ | 14,191円(税込み) | 23,056円(税込み) | 27,686円(税込み) |
ノンコイル系マットレスのポジションマップ
おすすめマットレスを選ぶ際の注意点
ニトリのマットレスは絶対に買ってはいけない?
大手の安心感と安いものでは4000円程度の商品もあり、一瞬魅力的に見えますが、あまり効果は期待できないかもしれません。快適なのは数ヶ月だけで、すぐにお尻の所が凹んでしまい、逆に腰痛が悪化するという評判がありました。残念ながら汎用品であり、健康を維持してくれる機能商品ではないという印象でしょうか。テレビCMの効果でいいマットレスのように感じますが、あまり長くは使えないと考えるべきかもしれません。
また、3万円台の比較的高額な商品もありますが、その価格なら一流ブランドの「マニフレックス」を買った方がいいでしょう。安い製品をコロコロと買い換えるぐらいなら、いい商品を長く使う方が、腰痛や肩こりの改善には適していると思います。
トゥルースリーパー(低反発)は腰痛が悪化する!?
通販大手のShop Japanが販売している低反発マットレスです。マットレストッパーとして、使用中のマットレスや布団の上に敷くだけという手軽さもあり、売れ行きは好調なようですが、私には合いませんでした。
腰痛持ちなら腰が沈むようなマットレス(低反発マットレス)はやっぱり絶対避けた方が良いですね。軽く手で押しただけで、簡単に手型が付いてしまいます。この状態で一晩中寝ていたらどうでしょうか。一番重たい腰の部分が沈み込み、不自然な寝姿勢になってしまうはずです。これはあくまで個人的な意見ですが、トゥルースリーパーは腰痛や肩こりにはよくないという印象がありました。
また、確実に寝返りは打ちづらいです。マットレスと体が密着する感じなので、寝返りを打つ度に力が必要になります。寝ながら無駄な筋力を使わなければいけないので、疲れが取れないと感じました。さらに、通気性が悪いので、うつ伏せで寝る人は息ができなくなります。22,800円(送料1,260円)と比較的価格が安いため、つい気軽に買ってしまいますが、やはりそれなりの品質という印象でした。正直、あまりオススメはしません。やはり、腰痛を改善するには「高反発マットレス」の方がよいと思います。
また、夏場は暑く感じますし、汗が染みこんでいくので、ニオイが気になりました。すぐに腰の部分が凹んでしまうので、長く使えないと思います。耐久性にも問題があるので、「ダメなら捨てる」という覚悟でお買いになるべきだと思います。
腰痛持ちの方には絶対NGです。
エアウィーヴの問題点
今やCMで見ない日はないというぐらい積極的な露出をしているのがエアウェーヴです。マットレスの上に敷くマットレスである「マットレストッパー」として抜群の知名度があります。元々は釣具メーカーがテグス(釣り糸)を寝具に転用したことに起源があります。写真のようにテグスを塊状にして厚みを持たせ、弾力を得ながら通気性をよくしています。確かに寝心地もよく、とても良い商品だとは思いますが、それ単体で使えるわけではなく、既存のマットレスの上に敷くだけの商品。その割にちょっと高いと言う印象は拭えないと思います。それもそのはず。浅田真央選手や錦織圭選手に支払う広告費が製品代金に反映させてしまっているのですから。
世界的寝具メーカー「マニフレックス」の売れ筋マットレスは36,300円です。エアウィーヴの半額以下。それならマニフレックスのマットレスに買い換えた方が断然お得だと思います。それに、エアウィーヴと同じような品質でもっと安いものもありますので、私ならそちらを選択します。人気のあるエアウィーヴが絶対的にいいわけではありません。どうもイメージ先行という印象があります。
また、エアウィーヴの主目的は「快眠」です。腰痛および肩こりの改善は副次的な効果になりますので、あまり大きな期待はできないでしょう。
AIR(東京西川)は微妙
エアウィーブ同様、積極的なPRをしているのがAirです。メジャーリーガーの大谷翔平選手、サッカーの三浦知良選手やネイマール選手をはじめ、多くのアスリートをコマーシャルに多用しています。そこからも分かるとおり、そもそもアスリートの疲労回復および体調管理のためのマットレスという位置づけで開発された商品です。
残念ながら、腰痛や肩こりを改善することを主眼にしたマットレスではありません。そのため腰痛や肩こりに悩んでいる方であれば、やはりこの商品はあまりおすすめできません。他に適した商品があると思います。
おすすめマットレスを選ぶポイント
機能性を最重視する
やはり腰痛や肩こりの改善に特化した機能性の高いマットレスを選ぶべきだと思います。単純に高反発マットレスであれば、すべての商品が腰痛や肩こりの改善に寄与するわけではありませんので、機能性を謳った商品を最優先するべきでしょう。やはり、人気の高機能マットレスは腰痛や肩こりに抜群の効果を発揮します。
やっぱり価格と機能は比例する
安いマットレスは効果がないと思った方がいいです。安いマットレスにはそれなりの理由があります。また、高いマットレスにも当然、理由があります。いいものはやはり高いのです。多少、高額な商品でも、それで腰痛が改善するなど、健康が買えると思えば安いものです。長く使える信頼できるブランドのマットレスをオススメします。
知名度=品質ではない
有名スポーツ選手などを使い、たくさんのCMによる露出であたかも高品質であるかのような印象を与えることがありますが、それがそのまま腰痛改善につながるわけではありません。それは単なるPRであって、本当の機能で勝負しているわけではないのです。莫大な宣伝広告費がかけらず、知名度がないものの、それでも高機能のよい商品は沢山ありますので、派手な演出に騙されないようにしましょう。
マットは硬すぎても柔らかすぎてもダメ
腰痛や肩こりの原因は千差万別なので、マットレスもすべての人に合うというものはありません。しかし、絶対に守ってもらいたいのは「硬すぎるもの」と「柔らかすぎるもの」は絶対に良くないです。板の上で寝るのは辛いと思いますし、ブヨブヨのゴムの上で寝るのも寝心地がよくないでしょう。どんな症状であっても適度な弾力があるものでなければ、腰痛や肩こりを本当に解決することはできないのです。
腰痛対策なら、断然「高反発マットレス」がおすすめ
寝具店に行って、低反発マットレスを触ってみると、とても心地よく、腰痛に良さそうな気がしますが、実際に寝てみると意外に腰に負担がかかることがわかると思います。正しい寝姿勢を保つのであれば、やはり高反発マットレスがおすすめです。通気性もよく、衛生的で、商品としての寿命も長いので、結果的にお得な買い物になると思います。高温多湿の日本でも四季を通じて使えるところもポイントになります。
衛生面にも配慮を
寝ている時、毎日コップ1杯の汗をかくと言われています。しかも、日本は高温多湿なので、マットレスには酷な環境といえるでしょう。マットレスの多くは天日干しができません。特にコイル系マットレスは重量があるので、移動が大変です。基本的には陰干しになります。カビ対策の意味でも、上げ下ろしが簡単で容易に風通しができるものがおすすめです。また防ダニ効果のあるものは安心して使えると思います。湿気がこもりにくく、空気が循環しやすいマットレスを選ぶことが必要になるでしょう。
耐久性にも注意