屋久島「縄文杉トレッキング」トロッコ道の戻りの模様です。激流と化した川を横目にゴォゴォという音を聞きながら、大雨の中の8.5kmです。
自然がたくさん
大雨に縄文杉登山を諦めてた戻る道は、時間に余裕も出て、人混みが全くなく、色々な物に目がとまる楽しい帰り道になりました。(諦めて、帰路についたのは、私たちだけのようでした。)
木々の緑が雨に濡れて、鮮かで綺麗なのです。
周りには、たくさんの綺麗な苔があるのにも気が付いて。
天然記念物に指定されている苔だそうです。広範囲に生えていて雨の中、輝いていました。
そして、トロッコ道の両脇に雨水で できた流れには、沢ガニやカエルです。
川の水嵩が...
いろいろな自然に気を取られてはいたのですが...
横から聴こえてくる川の流れの轟音が...
かなり、気になってきてはいたのです...
往路は、岩ばかりで、ほとんど流れが見えなかった川も、水嵩が増え、溢れそうな位置まで来ています。
ガイドさんに、危険が近ずいているのではないかと聞いてみると、
「もうすぐ川が、ここまで来てしまうのではないですか?」と、
「屋久島の川は、水の流れが早くて、溢れることは、ないのですよ。警報も出ていないので大丈夫ですよ。」と。
「トロッコ道にできた雨の水の流れが、透明なので、全然大丈夫ですよ。どこかで 崖崩れが起きていると、この流れが濁って茶色くなった時は、危険です。」と。
道の両脇にできた流れは、透明な綺麗な流れでした。
大丈夫だと聞いていても、この水の激流を間近で見て、何度も足がスクみました。
手すりのないトロッコ道の橋の上では、足がすくんで、さらに歩幅が狭くなって、普通に歩けませんでした。
ここは、来る時は、川底に綺麗なツツジの花が咲いていたところでは...
そして、来る時は、大きな岩だらけの川底も...
こんな状態です...
崖崩れ...!
「水の流れが透明なので大丈夫ですよ。濁ると、どこかで崖崩れ、危険です」と説明を受けていて...
足元の水が、ところどころ濁って来ました。
そして、小規模の崩れも...
道に、上から水の流れが直撃する箇所も出て来て、
後半は、もう、川には、岩も見えなくなって、流れの轟音が響き渡っていました。
ガイドさんが、ちょっと時間をくださいと、橋の上で、川の激流をビデオに撮影していたのが印象的でした^^。(本当に滅多にないことなんだと、実感でした。)
最後の方は、「大丈夫ですか?」を聞いても仕方がないので、沈黙の必死の帰り道でした。
荒川登山口
往路より、短い時間で、荒川登山口に戻ってきました。登山バスは、「縄文杉トレッキング」のスケジュールに合わせているので、この時間帯は、全くありません。15:00までないのです。
車両規制の区間なので、タクシーを呼ぶしかありません。麓から1時間くらいと... 1時間待ちです。
ちなみに、softbankは、この時、圏外で使えませんでした。docomoで繋がりました。
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建物の中には、アコーディオンカーテンで仕切られた更衣室もあって、着替えることができます。全身ビショヌレでしたので、着替えます。着替えとタオルを防水袋に一式、持って来たのは、大正解でした。
そして、ガイドさんが、たててくださった暖かいコーヒーで、縄文杉のところで、食べるはずだったホテル用意のランチをいただきました。
最初は、数人しかいなかったのですが、
食事をしていると、続々と、トレッキングを取りやめて、戻って来る方達で、建物が溢れました。
そして、皆さんタクシー手配をしているのですが、島のタクシーの台数が限られていて、なかなか捕まらないようでした。
早めの諦めが幸いしました。
タクシーでの帰り道
雨の多い屋久島、タクシーも考慮されていて、座席には、ビニールシートでした。
細い険しい道を、タクシーの運転手さん、豪雨の中、慣れた道と、飛ばします。途中、何か動物がいたりと、結構、大騒ぎで、楽しい帰り道でした。
ホテルに
ホテルに戻る頃には、雨は止んでました。
ホテルの部屋より、山を見ると、上の方は、靄っています。
まだ、雨なのかな。
今回のトレッキング、豪雨のせいとはいえ、
装備が不十分すぎでした。素人すぎでした... 調査不足でした...
次回は、準備のどこがNGだったのか、用意していってよかったもの等のお話です。