第100回全国高校野球選手権で秋田県勢では103年ぶりに準優勝した金足農ナインが22日午後、帰郷した。秋田空港では1981年の開港以来で最多となる1400人のファンが出迎え、6試合で881球を投げたプロ注目の右腕エース・吉田輝星投手(3年)らナインが笑顔で歓声に応えた。
午後3時半すぎ、空港ロビーに中泉監督を先頭に、ナインが姿を現すと拍手が湧いた。「感動をありがとう」などと声を掛けられ、立ち止まってファンと握手する選手もいた。空港関係者によると、2009年にドラマの撮影で韓国人俳優のイ・ビョンホンさんが来日した時や、2011年の夏の甲子園で能代商が県勢14年ぶりの初戦突破を果たし16強まで進んだ時以上の人数という。秋田県警も異例の30人態勢で警備した。
秋田市内の同校での報告会にも在校生や地元住民ら1000人が集まった。吉田は「準優勝でも喜んでくれたのがうれしい」と目を細めた。移動中にツイッターでつぶやくと、フォロワーが3万を超え、吉田も「感謝の気持ちを伝えたかったのですが、びっくりしました」というフィーバーぶり。今後について、「準優勝で終わったのを原点に、もう一度、努力してプロで活躍できる選手になる」と話し、好きな球団を聞かれると「巨人」と即答。入りたいかと問われると「行きたいです」と話した。 (平野梓)