「コメダ珈琲店のコーヒーは高いんじゃない？」そのような声が聞こえるのも無理はない。コメダ珈琲店のコーヒーは税込440円、タリーズコーヒーは税込320円、スターバックスは税込302円、ミスドは税込270円でしかもおかわり自由、ドトールコーヒーは税込220円、マクドナルドは税込108円。いずれもショートサイズのコーヒー金額を比較しているが、コメダ珈琲店のコーヒーが一番高い。
「コメダ珈琲店のコーヒーチケットがお得って1杯多く飲めたとしても、元が高いんだからさ、それほどお得でもないんじゃないの？」確かにコーヒーショートサイズの金額だけを見ればそう言われても仕方ないかもしれない。だがコメダ珈琲店のコーヒーチケットはお得だと断言できる。その理由を今日は紹介していきたい。
コメダ珈琲店のコーヒーチケット
まずはコメダ珈琲店のコーヒーチケットがどのようなものかを紹介していきたい。コーヒーチケットは前売り回数券で3000円で8枚綴りとなっている。チケットの購入は現金のみとなっている。チケットに店舗名がスタンプされており、利用はお買い上げ店舗のみとなる。有効期限はなく、使用枚数制限もないため、家族皆でコメダ珈琲店に行って何枚でも使え、いつでも好きなときに使用できる。
コーヒーチケットの対象メニューはブレンドコーヒーやアイスコーヒーなど17種類から選ぶことできる。どのメニューも税込440円か460円であるため、コーヒーチケット8枚で交換できるメニュー金額の合計は3520円～3680円となり、チケットを使わずにかかる金額と比較すると、520円～680円お得になる計算だ。
また、コーヒーチケットに＋100円でコメ黒や金のアイスコーヒー、通常ドリンクの約1.5倍のサイズになるたっぷりサイズが注文できる。コーヒーチケットを有効に使えば通常購入するよりもお得になるが、冒頭にも取り上げた通り、他店と比較した際のコーヒー金額の高さがある。それでもお得な理由は何だろうか、説明していきたい。
お得なのはモーニングセット
コーヒー単価だけを比較するとコメダ珈琲店のコーヒーは確かに高い。だが、コメダ珈琲店には開店から朝11時までにドリンクメニューを頼むとモーニングサービスが付いてくる。昔のモーニングサービスは焼き立てのトーストとゆで玉子が無料でついてくるだけだったが、現在は更にモーニングサービスは充実している。
ゆで玉子だけではなく、手作りたまごペーストや名古屋名物おぐらあんが選べるのだ。また、トーストにはバターかジャムのどちらを塗るか聞かれる。バターを選ぶとトーストにはたっぷりのバターが塗られ、手作りのたまごペーストは食べ応えがあって厚手のトーストと良く合って美味しい。ドリンクを頼むとサービスがもらえるのはさすが名古屋生まれだ。
名古屋で浸透しているおまけ文化
名古屋ではこのような同じ金額でおまけが付く文化が浸透している。だから名古屋に住んでいる人からすると都内へ行ってトーストが別料金で取られるというのは信じられないと思う人も多いとのこと。コメダ珈琲店は確かにコーヒー単価は高い。だが他店でモーニングサービスでバターたっぷりのトーストにたまごペーストやおぐらあんが付いてくるだろうか。
サービスを受けるときに考えなければいけないのはサービストータルの評価だ。コーヒー単価だけで比較してはいけない。他店でコメダ珈琲店と同じモーニングサービスを受けたとしたらどれくらいの金額になるだろうか。コメダ珈琲店のコーヒーは税込440円はモーニングサービスを含めると決して突出して高い訳ではない。
コーヒーは敢えてお店で抽出していない
コメダ珈琲店のコーヒーが好きな人の声に、コメダのコーヒーはどこの店でも同じ味で安心感があると言われている。それもそのはず、実はコメダでは店で淹れている訳ではない。コメダ珈琲店に行ったことがある人なら気付いていると思うが、コメダ珈琲店の店内はパンの香りはするが、コーヒーの淹れたての香りはしない。
コメダ珈琲店の珈琲は専用のコーヒー製造拠点があり、そこで作られた後に各店に配送されている。温度管理は徹底されており、同じ味・同じ温度で提供されている。ここには創業者のこだわりがあり、コーヒーを淹れる人によって味が変わらないように、どこの店でも同じ美味しさを実現しようとしているのだ。
コーヒーの配送は味の安定化、注文から提供までの速さ、各店のコーヒーを淹れる際に出るフィルターなどのゴミが出ないというのも挙げられる。コーヒーは風味や香ばしさを実現するためにコーヒー豆の品種を厳選し、焙煎方法にもこだわって作られ、更に配送されたコーヒーを各店で徹底した温度管理をしているからこそ、美味しいコーヒーが提供できているのだ。
コメダ珈琲店の居心地の良さ
コメダ珈琲店に客がいる平均滞在時間は長く、60分とも言われている。滞在時間の長さは居心地が良いからと言える。カジュアルな恰好で来れて店内はくつろげるし、メニューも難しくない。コメダは昔ながらの喫茶店の雰囲気で敷居が高くなく、メニューも昔からあるようなものばかり。
スタバでは横文字の言いにくそうなメニューが多いが、コメダでは簡単で言いやすいメニュー名が特徴だ。店内は山小屋を思わせる吹き抜けの作りで解放感があり、店内の樹木の多さは昭和のレトロ感が漂う。
座席はベロア調の赤いソファ。快適に座れるように左右の幅を広くとり、座ったときの目の高さは他の席の人が気にならず、間仕切りも圧迫感がないような高さにしている。新聞や雑誌も自由に読めるようになっており、今日は新聞や雑誌を読むかと言ってコメダに行ってもいい。雑誌や新聞が用意されている時点でゆっくり過ごして欲しいということの表れだ。決して回転率を高くしようとするのではなく、居心地の良い空間でくつろいで欲しいというのが分かる。この居心地の良さもサービスに含まれるだろう。
座席はベロア調の赤いソファ。快適に座れるように左右の幅を広くとり、座ったときの目の高さは他の席の人が気にならず、間仕切りも圧迫感がないような高さにしている。新聞や雑誌も自由に読めるようになっており、今日は新聞や雑誌を読むかと言ってコメダに行ってもいい。雑誌や新聞が用意されている時点でゆっくり過ごして欲しいということの表れだ。決して回転率を高くしようとするのではなく、居心地の良い空間でくつろいで欲しいというのが分かる。この居心地の良さもサービスに含まれるだろう。
今回はなぜ、コメダ珈琲店のコーヒーチケットはお得なのか紹介した。通常購入よりもコーヒーチケットの方が安くなること、モーニングサービスが付くこと、コーヒーのこだわりや居心地の良さを挙げたが、サービスをトータルで考えたときにコメダ珈琲店のコーヒーチケットを使って受けるサービスはお得だから改めてお勧めしたい。コメダ珈琲店でゆっくりとくつろいだ時間を過ごしてはいかがでしょうか。
まとめ
・コメダ珈琲店のコーヒーチケットは通常よりも520円～680円お得
・お得なのはモーニングセット、トーストやたまごペーストはおまけ
・コメダ珈琲店の居心地の良さは平均滞在時間にも表れている
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