AKB48や乃木坂46などのプロデュースを手がける秋元康がアニプレックス、ソニー・ミュージックレコーズとタッグを組み始動させたのが、11人組デジタル声優アイドル『22/7』だ。細居美恵子、深崎暮人、こやまひろかず、堀口悠紀子、さくら小春、田中将賀、カントク、小原トメ太といった名だたるイラストレーターの生み出したキャラクターを演じており、2ndシングル『シャンプーの匂いがした』はオリコンウィークリーランキングで初登場8位を獲得し、着実に力をつけてきているグループだ。
そんななか、キャラクターのひとりである藤間桜が、6月14日よりバーチャルYouTuber(VTuber)活動を始めた。彼女は主に持ち前の英語力を活かして海外への発信に力を入れている。そして、最初に発信した自己紹介動画で目標としたのが「チャンネル登録者数1万人」だった。日本の文化について紹介したり、ゲーム実況をしたりと地道に活動をしていると、4日後の6月17日には早くも登録者数1万人を突破。桜が英語でしゃべる動画を投稿しているためか、動画の大半が外国からのコメントとなっている。
その後も”歌ってみた”や”踊ってみた”などの”やってみた”系動画を投稿しているのだが、なかでも彼女の個性が分かるのが「漢字検定やってみた」だ。桜は漢字が苦手で、動画内でも読み書きがイマイチできないことが明らかになっていたが、ついにそのレベルを正確に知るべく、漢字検定を行なったのだ。そのなかで、たとえば”蝶”を”虫の葉っぱ”と読むなど、帰国子女からみた漢字の難しさを伝えてくれた。海外からも「ひらがな、カタカナがあって、なぜ漢字まであるのか」といったコメントが寄せられており、ちょっとした文化の違いが楽しめる動画となっている。目標が早くも達成できたということで、次に彼女が目指すと公言したのは「チャンネル登録者数10万人」。今度はどうやら達成した際のご褒美も出るようで、なんと念願のキャラクターソングが制作されるとのことだ。
ここ最近、VTuberの”中の人”を決めるオーディションを行う企業が目立ってきてはいるが、合格者が実際に活動するなかで、そのほとんどが”中の人”の存在を明らかにしていない。一方で、この『22/7』は担当声優を公開しており、一般的な企業系VTuberと活動方針に違いが見られる。VTuberが世間に認知され始めたのが、昨年の12月。『22/7』が結成したのが2016年の12月と、1年ほど先行したキャリアを持っているため、”中の人”に関する既成概念のようなものがシーンに根付いておらず、かえって新しい展開ができているのかもしれない。VTuberが認識され始めた時期にプロジェクトの発表がズレていたのならば、もう少し活動内容にも変化があったのではないだろうか。
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