「粉末の水素水」発売 食べ物などに混ぜて利用

08.22 07:54 岐阜新聞Web

 ミネラルウオーター製造販売の奥長良川名水(岐阜県関市)は21日、水素水を粉末にした新商品「ハイドロエッグ水素パウダー」の販売を始めた。水素が持続的に発生し、無味無臭であるのが特徴。味に影響を及ぼさないため、飲み物のほか、食べ物などに混ぜて利用できる。年間1万箱の売り上げを目指す。

 新商品は岐阜大、東京工科大との共同研究により開発した。同社が2010年から販売している清涼飲料水「逃げない水素水36」を凍結乾燥して粉末化したもの。一般的な水素水は開封後に水素が抜けてしまうが、逃げない水素水は独自の製造技術で水素を内から発生させ続ける。粉末化してもその機能を保持しており、水に溶かすと48時間以上水素が発生するという。

 この日、東京都内で会見した中村隆春社長は「日本で唯一の商品として、世界に愛される商品にしていきたい」とアピールした。

 1箱30包入り(1包3グラム)で、価格は8400円(税別)。同社オンラインショップなどで購入できる。

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養老線、老朽化の車両更新へ 来年2月以降運行

08.22 07:44 岐阜新聞Web

 養老線の沿線7市町でつくる養老線管理機構などは21日、保有する車両31両のうち老朽化した15両を更新すると発表した。東急電鉄池上線で利用されていた15両を購入し、改造後、来年2月以降に運転を開始する。

 東急グループの東急テクノシステム(川崎市)から、1963~66年製の「東急7700系」を購入する。3両編成を3本、2両編成を3本。

 50年以上使用されているが台車や電気系統、内装などは全て取り換えられており、今後30年ほど使用が可能という。車両の購入や改造、運搬などに要する事業費は約6億円。国や県の補助金、基金などを活用し、本年度から2カ年で導入する。

 改造で、外観は赤と緑の計4種類とし、内装はひょうたん柄のシートにする。車いす用スペースも設ける。

 運行開始の記念事業や廃車車両のお別れイベントを予定している。

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大阪桐蔭・根尾選手に熱い声援 飛騨から応援団

08.22 07:33 岐阜新聞Web

 大阪桐蔭の史上初となる2度目の春夏連覇で21日、甲子園球場で幕を閉じた全国高校野球選手権。第100回のメモリアルな今大会、最も注目を集めたのが岐阜県飛騨市出身で同高副主将の二刀流・根尾昂(あきら)選手だ。金足農(秋田)との決勝でも勝利を決定付けるバックスクリーンへの2ランを放ち、好守でもり立て大活躍。地元から大勢の応援団もスタンドに駆け付け、郷土のヒーローに熱い声援を送り続けた。

 飛騨市からの応援団はバス4台計162人。都竹淳也市長も多忙な公務の合間を縫って急きょ甲子園入り。「地域の皆さんと一緒に応援できてこれ以上の喜びはない」と快挙に大喜び。「自分の信じる道を進み、大成してほしい。市も全力で応援する」と今後のさらなる飛躍への期待に胸を膨らませた。

 根尾選手の実家の隣に住み、幼少期からよく知っているという会社役員(76)は「礼儀正しく、あいさつをしっかりする子だった。自分たちを何度も甲子園に連れてきてくれ、古里の誇りです」と満面の笑み。小中の同級生で吉城高校3年の生徒(18)は「根尾君は何でもできて優しく、女子生徒にとって憧れの存在だった。ホームランを打ってくれてうれしかった」と喜んだ。

 根尾選手の父(52)は「地域の皆さんの支援には心から感謝する。息子には『これまでよくやり続けた。おめでとう』と言葉を掛けてやりたい」と感激で声を震わせていた。

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ドクターヘリ出動3000回で記念式典 岐阜大病院

08.21 08:22 岐阜新聞Web

 岐阜県ドクターヘリの基地病院となっている岐阜大病院(岐阜市柳戸)は20日、運航回数が2011年の運航開始から7年半余りで3千回を超えた、と発表した。吉田和弘病院長は「危険な(空の)仕事ではあるが安全運航を続けられており、誇りに思う」と語った。

 ドクターヘリは、消防の要請を受け出動を決め、県最北部の飛騨地域へも35分以内で飛ぶ。近年は年450人ほどの患者を搬送し、うち約1割の30~50人がドクターヘリでなければ救命できなかった事例だという。高次救命治療センターの小倉真治センター長は「安全に留意し、今後も一人でも多くの患者を助けたい」と述べた。

 この日は同病院の格納庫で記念のセレモニーを開催。医師や看護師が、運航を担うセントラルヘリコプターサービス(愛知県豊山町)のパイロット澤井孝夫機長(63)と、整備士山我美緒さん(26)に花束を贈り、記念撮影を行った。

 10日には群馬県の防災ヘリコプター墜落事故があるなど、業務は決して安全ではない。澤井機長は「(他地域の事故も)他山の石とは思わず、わが身に置き換えて安全意識を高めている」と話し、山我さんは「今後も集中して業務に当たる」と決意を語った。

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部活休み「週2日」69% 県立高など働き方改革

08.21 08:20 岐阜新聞Web

 岐阜県教育委員会は20日、県議会教育警察委員会の協議会で、教職員の勤務時間の適正化を目的に策定した「働き方改革プラン2018」の実施状況を明らかにした。対象は県立の高校と特別支援学校の全84校。平日と休日に各1日以上の休養日を設定した部活動数は、18年度目標の60%を上回る69%に達したと成果を示した。

 17年度に続く18年度プランでは正確な勤務時間の把握や部活動の休養日の設定、業務補助者の配置などで長時間勤務の解消を図るほか、ハラスメントやメンタルヘルス不調を素早く察知し、解決するための対策も盛り込んでいる。

 県教委は全校で時間外勤務の削減目標を定め、会計や印刷などの業務を補助する「教員業務アシスタント」は20校に22人を配置したと説明。高性能印刷機を18年度計画分の16校に既に導入したとした。

 県教委は、スマートフォンを使って出退勤時間を申告するシステムの試験運用を9月から開始することも報告した。教員が土、日曜日に校外の活動などで学校に寄らなくても出退勤時間を伝えられるほか、県教委が常時、勤務時間を把握して指導できる利点があるという。本格運用は10月から。

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一人親世帯に無料学習支援 多治見市

08.21 08:15 岐阜新聞Web

 岐阜県多治見市は10月から、一人親世帯の中学生を対象にした無料の学習支援事業を始める。週1回放課後、同市太平町の市総合福祉センターで教員OBらが生徒に勉強を教える。

 市が昨年度初めて行った「子どもの未来応援調査(貧困率調査)」を受けて実施する。同調査によると、一人親世帯や貧困世帯の子どもが進学先として大学や専門学校を選ぶ割合が低く、経済的な理由で進学先を選択する傾向が多かった。

 学習支援事業は市社会福祉協議会(同市太平町)に委託。初年度は高校進学を目指す中学2年の生徒を中心に、10人程度の規模を想定する。募集を9月から始め、一人親世帯の家庭にチラシを配布するほか、各学校の三者面談で案内する予定。

 市によると、中学生らを対象にした学習支援事業は岐阜市、関市などが実施しているが、東濃5市では初の取り組み。本年度の利用状況を踏まえ、学習支援対象者の拡大などを検討する。

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勤務先の経営者切り付けた疑い 中国籍の男逮捕

08.21 08:01 岐阜新聞Web

 勤務する飲食店の経営者を包丁で殺害しようとしたとして、岐阜県警北方署は20日、殺人未遂の疑いで、中国籍の本巣郡北方町加茂、調理師の容疑者(45)を逮捕した。

 逮捕容疑は、19日午後11時30分ごろ、北方町加茂の中国料理店九寨興北方店で、中国籍で経営者(53)=同所=を、店にあった包丁(刃体の長さ18・4センチ)で切り付け、右手首をほぼ切断し、首から胸にかけて切り傷を負わせ殺害しようとした疑い。

 署によると、経営者の命に別条はないという。当時、店内には2人のほか経営者の家族らがいた。容疑者は「営業中に皿を置く音がうるさいと叱責(しっせき)され、かっとなってやった」と供述しているという。

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「長良川メイツ」募集 楽しんで岐阜市の魅力PR

08.21 07:56 岐阜新聞Web

 岐阜観光コンベンション協会は、岐阜市の観光PR活動などに参加する「ぎふ長良川メイツ」の8期生(3人)を募集している。

 同メイツは東京や大阪など大都市圏で開かれる観光展への参加のほか、信長まつりなどへの出演、会員制交流サイト(SNS)による情報発信などを行う。参加に対しての報酬もある。

 対象は県内在住・在勤・在学の満18歳以上(高校生は除く)。8期生の任期は来年4月6日から約2年間の予定。

 応募は専用の申込書に必要事項を記入して郵送するか同協会に直接持参する。締め切りは来年1月15日(必着)。同27日に選考会があり、2月中旬に決まる。選出者には10万円分の旅行券が贈られる。

 同協会は「前向きに楽しんで市のPRをしてくれる方に応募してほしい」と話している。問い合わせは同協会、電話058(266)5588。

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黄色の競演シャッターチャンス 大垣ひまわり畑

08.21 07:37 岐阜新聞Web

 見頃を迎えている岐阜県大垣市平町の「大垣ひまわり畑」のそばを、20日に新幹線の検査車両「ドクターイエロー」が走行した。"黄色の競演"を写真に収めようと、鉄道や写真の愛好家らでごった返した。

 畑の周りには大勢の愛好家がカメラを携えて人垣をつくり、午後1時40分すぎと予想されたドクターイエローの通過を待ち受けた。通過中には無数のシャッター音が鳴り響いた。

 貴重な光景を間近にして愛好家たちは満足げ。鉄道が大好きという大垣市三津屋町の兄弟は「ドクターイエローはかっこよかった」と口をそろえ、「速かったし、きれいだった」と笑顔がはじけた。

 畑は毎年、地元の平営農組合が中心となり手掛けており29回目。今年は約2・7ヘクタールの休耕田に約12万本が植えられ、ほとんどが大輪の花を咲かせている。大垣市によると、ヒマワリの花は今月いっぱい楽しめるという。

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ネコ型トロッコのナイトツアー 飛騨市神岡町

08.21 07:33 岐阜新聞Web

 岐阜県飛騨市神岡町の観光自転車レールマウンテンバイク「ガッタンゴー」が発着する旧神岡鉄道奥飛騨温泉口駅で、納涼祭が開かれ、住民らが音楽ライブやトロッコのナイトツアーなどを楽しんだ。

 ガッタンゴーを運営するNPO法人「神岡・町づくりネットワーク」が、地域住民に感謝の思いを伝えようと企画し、3回目。同駅構内に設けた舞台では、神戸市出身のシンガー・ソングライター、リピート山中さんらが出演し、オリジナル曲の「レールマウンテンバイクの唄」や神岡鉄道のテーマソングなどを披露した。

 トロッコのナイトツアーは無料サービスで、住民らを乗せたネコ型のトロッコ車両をスタッフのオートバイでけん引し、市街地の旧飛騨神岡駅までの往復3・4キロをのんびりと走った。

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