快進撃、健闘…全力応援 光った雑草魂大舞台で堂々 地元・秋田生徒、JA

 秋田市の県立金足農業高校の体育館では21日、在校生や卒業生、近隣住民ら1000人以上が詰め掛け、声援を送った。11点差の敗戦にも農業高校として戦後初の準優勝が決まると、大きな拍手や「ありがとう」の声が上がった。

 体育館の巨大スクリーンの向こうで躍動する選手に大きな声援を送った。Tシャツやタオルには「雑草軍団」や「KANANO」の文字。紫色のメガホンをたたいた。

 卒業生で秋田市の米農家、真坂熙都さん(22)は「農業で学んだ土壇場の底力が発揮されたと思う」と後輩をたたえた。

 地元のJA秋田なまはげでは、県勢初の優勝を懸けた一戦を職員らが組合長室や会議室に分かれて、見守った。

 組合長室には、「祈優勝金農がんばれ 東北勢・農業高校初の全国制覇へ、がんばれ!! 金農ナイン!!」と印刷された紙が貼られた。JAの京極芳郎組合長は「農業環境が厳しい中、専門知識を勉強している子たちが活躍するのは本当に素晴らしい。農業に興味のある人が、今まで以上に出てくるのではないか。JAも支援していきたい」と活躍をたたえた。 

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