ひよこ造船工房

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イマサラ、スピーカーケーブル末端処理法

2016年07月15日 | オーディオ

 毎度おなじみ、プアオーディオのコーナーです^^;

 

 …その前に、先日記事にて『AVアンプの買い替えか?』と書いてしまいましたが…、今回は有言不実行となります、申し訳ありませんw

 

 直ったSC-LX83を届けに来た修理担当者から詳細を訊きましたところ、故障個所はパワーアンプ前段のオペアンプ部。 故障理由で最も可能性があるのは、スピーカーの低オーム…ではなく、『経年劣化』と『運』とのことでしたw

 

 AVアンプといえば、毎シーズン多彩なサラウンドプログラムと補正機能の充実があり、ブログネタとして最適なのですが、ご予算的に買えるとしてもグレードが2段落ちる『SC-LX59』。 今のところプリアンプ・DSPの機能に不満は無く、肝心のパワーアンプの質は最新を追うよりもグレードがモノをいうのがオーディオの世界なので、新機種導入は見送ることと相成りました。

 

 

 

■ イマサラ、スピーカーケーブル末端処理

 

 今回、参考にしたのは下記のブログさんです。 (リンク申し訳ないっすw)

 

オーディオ空間 幸せ日記さま (該当記事)

 

 ひよこも常々ネットで、「電設用の単線を(ラインやスピーカーに)使うと音質がいい」という文言はよく目にしていました。 しかし屋内用電設単線は硬くて取り回しに不便で折れやすく(クラックしやすく)、そもそもスピーカーケーブル用に安くて見栄えのいい製品がたくさんあるので、趣味の一説として「ふーん」と思っていました。

 

 しかし、上記ブログに出会い、その専門的っぽい文面と線材に対する合理的展開に触れて、また、撚り線のままではアンプのターミナルに繋ぎにくかったこともあり、「ためしてみたい!!」と思い立ったのでしたw

 

 

 

■ 使用する材料と機器


 

 ・ 加工対象のスピーカーケーブル

 ・ 銅単線

 ・ ハンダ

 ・ ハンダごて

 ・ ペンチ(ラジオペンチ)

 ・ 他、必要に応じてナイフなど工具

 

 銅線は『真鍮線』と間違えないように注意。 ラベルを見ることはもちろん、銅線は見た目やや温かみのある赤色がかっていますが、真鍮は金色に近い色をしていて感触は比較的硬いです。

 

 スピーカーケーブルの太さ(強度)にもよりますが、今回はスピーカーケーブル『BELDEN8470』に対して、直径1.2mm銅線を巻きつけます。 まぁ柔軟性からいってもこの太さが限度ですね…。

 

 

 

■ 事前の撚り線処理

 

 先のブログに指示は無いのですが、(音質に影響があるか不明ですが…)撚り線は事前に薄くハンダ上げ推奨です。 これは拠り線部の強度を増し、銅線を巻く際に撚りがばらけないようにするためです。

 

 

 

 スピーカーケーブルのハンダあげ。 まぁ、ここまでは参考ブログ執筆者さま同様、私も無意識でやっておりましたw

 

 

 

■ 銅線巻き

 

 銅線を巻いていきます。

 

 少々技術が要りますね。 難しくはないですが、正確な長さに切り揃えたスピーカーケーブル側を仕損じないように、事前の練習は必要ですね^^;

 

 

 

 始めに銅線をU字に折ってスピーカーケーブルに引っかけるようにし、その部分とケーブルを一緒にペンチで挟み、そこを始点に銅線を巻いていきます。

 

 

 

 

 こんな感じですね。 きれいに巻けなくても、ペンチで端から押さえていくと徐々に揃っていきます。 大体3-4周巻きます。

 

 

 

■ ハンダづけ

 

 ここまで来れば完成したも同然。 こてで温めたハンダがじわっと染み込むまで温めます。 注意点は温め過ぎないこと。 長く当てていると被覆が溶けてきます。 手早く手早く!!

 

 

 

 スピーカー端子に突っ込む銅線の長さは1cm。 もしAVアンプのように狭所のターミナルに付ける場合は、余裕をもって1.5cmほど、短絡を起こさないように熱収縮チューブを付けると適ですネ。

 

 

 

■ 完成披露

 

 

 今回は実験なのでPC用のDigi Fi付録USB-DAC+デジアン(No.15,16,17)に付けています。

 

 評価としては…、まだわかりませんね^^; 今のところ、音量を上げた場合「がなる」ようなうるささが軽減し、包み込まれ感が増したかな?といったところ。 なにか気づき次第またこちらでお伝えしようと思います。

 

 あらためて、リンク先のブログの執筆者さん、いい記事ネタを提供してくださってありがとうございました( ゚∀゚)o彡゜

 

 

 

■ 音質その後… 2016.07.25追記

 

 ケーブルの末端製作後1週間以上経ち、音質も落ち着いてきた?ところで音質レビューをしましょう。

 

 音質は、響き(特に低域音)がよりタイトになり(個人的好みの傾向の範囲)、音量を上げても歪み・不快感が現れにくいのも維持しています。 これまでも末端処理にはハンダあげなどをしてきたので、単に「金属を熱したから変性した」(?)とか「新しく被覆を剥いて錆・不純物が表面から無くなった」という事だけではないと思いますw

 

 上記参考のブログさまからも類推できるように、『拠り線の多点接点』よりも、『単線のわずかでありながら強固な?接点』のほうが音質に有利だという仮説も成り立ちそうです。

 

 ただし、いくつか問題もありまして…、やはり柔らかい銅線と言えども巻き付ける工程はとても根気と力が要りますし、肌の弱いひよこは手の皮が剥けてしまいました…w(。。; それと、実際やってみるとAVアンプ端子との接続が難しい…。 過密傾向で、端子の導線を噛む部分構造が外からわかりにくいAVアンプの端子では、接触不良や短絡事故が起きやすそうなのも分かりました…。

 

 というわけで、次回はひよこ独自ではありますが、AVアンプ向けのアンプ側の末端処理を試行錯誤してみようと思います。 乞うご期待!!( ゚∀゚)o彡゜ (というかこの時点ですでに書いてますw)

 

 

 


 

 

 

イマサラ、スピーカーケーブル末端処理法

イマサラ、スピーカーケーブル末端処理 その2

 

 

 

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