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ネット依存オーディオ~検索中毒~
コストパフォーマンスの高そうな品で構成している貧乏なオーディオです。アクセサリーでどれだけ音が変わるのかどこまで必要なのか安価なもので考察中。素人の備忘録的なので書いてあることよく変わります。
お手頃なスピーカーケーブルの末端処理(Yラグ端子/Iラグ・棒形)
 末端処理は接点改質剤を塗布することで済ませてましたが、最近スピーカーケーブルを取り替えることが多くなり、取り付け作業で末端が傷むし、接点改質剤も塗り直すと結構あっさり使い切ってしまうので気に入らなくなり端末処理をすることにしました。ちなみにKRIPTON CI-S100だと容量10倍なのでまずなくなりません。

   見つけたのは ニチフ原寸端子カタログ

 日本製の信頼のブランド。素材も無酸素銅(C1020)にすずメッキと有名なスピーカーケーブルのベルデン8460などと似たような構成。そして超安い。安いから圧着に失敗してもいいし、取り付けたスピーカーケーブルを使わなくなっても気にならない。圧着式のYラグ端子に関しては再利用ができないのでオーディオ用の低価格モデルでも自分には高く感じて買いたくなかったし、圧着工具も必要で、その圧着工具も高いイメージがあったので敬遠してたのですが、探してみると¥1000程度のものもあるしダイソーにも売ってるみたいです。
nichifu_Ytansi.jpg

 購入したYラグ端子は2Y-8、2Y-6、それと棒形のTC2-11。私はとりあえず太いケーブルを使う予定はないのでこの2mm²サイズ(単線1.14~1.82mm、撚線1.04~2.63mm²、1.25sq~2sq、AWG #16-14)はジャストサイズ。Yラグ端子をミニクリッパーなどで加工することで棒形端子よりも接触面が大きく導通性が優れていそうな便利な端子もできます。PMA-390REやAVアンプのようにY端子の使えない?ようなエントリーモデルに多いカバーつきのスピーカー端子などにも使えるし、プッシュ式(穴に入れるタイプ)の端子にも入ります。仕上げは熱収縮チューブで仕上げた方が酸化を防げますが、加熱作業をしたくない場合などは絶縁キャップで済ませてもいいです。絶縁キャップを仕込み損なった時はビニールテープで処理しました。
nichifu_Ytansi5.jpg2y-8all.jpg

太いのもいける
QED_RUDY.jpg
QED PERFORMANCE RUBY ANNIVERSARY EVOLUTION(AWG13)はニチフ2Y-8ではちょうど一束入らなかったので一束は根元に巻きました。Yラグ端子とシースに間ができるのでカットしたシースを戻してから圧着して熱収縮チューブで仕上げました。
太いケーブル用の8mm幅対応のYラグ端子はDST(大同端子製造)の5.5-8(錫メッキ/OFC)などがあってここから買える。これをDCT処理(極低温処理)するとF5.5/8/CR、金メッキするとORB HL-YLIになる?

音質変化
Zonotone 6NSP-1100Meister
錫コートの線材がハイブリットしてあることもあって使用していても音色の変化は感じませんでした。端末処理で音質がそれほど変わると思ってなくて便宜上やってただけなので聴き比べ作業はしませんでしたが、感覚的にはポジティブな印象で使用していました。でもケーブルに使われているよりも品質の低いと思われる「プラグの電気すずめっき」の音色を聴いているのだと思います。ちなみにOyaideのハンダSS-47の成分は高純度4N(99.993%以上)錫=90.3%/純銀=4.7%/純銅=1.7%/フラックス=3.3%とのことなので、こちらのハンダで固めた方が音は良さそうです。

QED PERFORMANCE RUBY ANNIVERSARY EVOLUTION
ジャンパーケーブルだけニチフのYラグ端子で末端処理したのですが音色が激変してしまいました。爽やかホワイティな音色が消えてしまいました。メタリックで輝いていない銀色を思わせる陰気な音色になってしまいました。手間をかけて仕上げたのに・・・。

ナノテック・システムズ SP#79Special
ゾノトーンほど湿度感が高くない分、明るくて白っぽい音色。音色的には輝いている銀色。オーディオ的には「華やかな音」というのでしょう。個人的にはベルデン8460を感じる音色なので微妙。バナナプラグを使用すると音は確実に悪くなりましたが、ニチフのYラグ端子だと裸線と比べても、錫の音色の影響もあってわずかに鮮度が高く聴こえるくらいでした。

FAPS試聴室の廉価高音質スピーカーケーブルの製作

◆ニチフのOFC錫メッキ端子は安くて色付けの少なく汎用性の高い量産型端子だと思って使用しましたが、能動的に音色を変化させる立派なオーディオグレード端子でした。錫というのが気になるなら銀だと思い込みましょう。ジャンパーケーブルに裸線バージョンとニチフ端子バージョンを作っておくなどして遊べます。裸線のままの音質で色付けなく低コストで端末処理したい場合は銅製の金メッキバナナプラグが良いとのことです。ちなみにQEDで作ったジャンパーケーブルの錫メッキを粗い目のヤスリで大まかに剥がして聴いてみたら、焦げたような黒くて硬い音になってしまいました。



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プロフィール

Author:PureMor

ライトミュージック全般を小中音量で聴いてます。クラシックは聴きませんし、特に音楽に詳しいことは何もありません。


【オーディオシステム】
USB-DAC:ORB JADE-2
➥パッシブアッテネーター
  MUSICA att62
➥ヘッドホンアンプ
  MUSICA hpa62
➥パワーアンプ
  MUSICA RaichoⅡ power
・スピーカー
S-A4SPT-VP 2

【S-A4SPT-VP レビュー】
芳醇でハリのある歌声が聴ける樽



【JBL STUDIO 530CH】
音が吹き出すのが面白い


INS-CF、INS-SQ、INS-BD、INS-SP、INS-BD

【インシュレーター色々使ってみました】


スピーカーケーブル
・FURUTECH FS-15S
・Sound.Geek SG-S

ニチフ圧着端子の端末処理
バナナプラグの端末処理

RCAケーブル
・Oyaide ACROSS750 V2
・Nanotec-Systems G.S.#201 nano3
・Sound.Geek SG-2NeoClassic(撚線)

電源ケーブル
TiGLON MS-12A
・Nanotec-Systems G.S.#302nano3

◆電源アクセサリー
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