【芸能・社会】引退前日に安室最後のライブ 9月15日、沖縄・宜野湾市で2018年8月22日 紙面から
歌手の安室奈美恵(40)が、引退前日の9月15日に沖縄県宜野湾市の沖縄コンベンションセンター展示棟で最後のコンサートを開催することが決まった。21日、主催する沖縄タイムス社が発表した。引退日に同市内で、安室の楽曲と連動させた花火大会「WE LOVE NAMIE HANABI SHOW」(本人出演なし)の開催がすでに発表されていたが、コンサートはその前夜祭として行われる。安室が歌手人生最後のステージに選んだのは、愛する故郷の沖縄だった。 「9月16日以降、こうして私がステージに立つことはありません」。6月2日、東京ドームで開かれたラストツアーの5大ドーム公演ファイナル。全30曲を歌い終えた安室は涙を流しながらこう語り、残り3カ月の間に“引退コンサート”を開催する可能性に含みを持たせていた。 7月27日には公式サイトで、引退日の9月16日に沖縄コンベンションセンターでラストツアーのライブ映像を使った応援上映会と、宜野湾トロピカルビーチで花火大会の開催を発表したが、ともに「安室奈美恵本人の出演はありません」と告知していた。 それでも引退前に沖縄でライブをやるだろうと見込んだファンは多く、15、16日とも那覇市内のホテルはすでにほぼ満室となっている。その読みが的中する形でコンサート開催が決まった。 ライブは15日午後6時開演。安室のほか、沖縄を代表するアーティストや安室にゆかりのあるアーティストとしてBEGIN、MONGOL800、平井堅(46)の3組も出演し、安室のラストパフォーマンスに花を添える。安室は「すばらしいアーティストの皆さんと沖縄で同じステージに立てること、とても光栄に思っております。ステキな思い出になるよう頑張ります!」とコメントを寄せた。 昨年9月16、17日に宜野湾海浜公演でデビュー25周年記念ライブを開催し、その直後の20日に引退を発表。今年2月から6月まで5大ドームでラストツアーを行い、同一ツアーとしてはソロ歌手史上最多の75万人を動員し、音楽史に輝かしい記録を刻んだ。 最後にそのステージで語った「いち音楽ファンとして、皆さんの毎日の中にすばらしい音楽が常にあふれているよう、心からそう願っています」という言葉を象徴するように、音楽仲間に囲まれながらマイクを置く。それが安室が理想とする旅立ちなのかもしれない。チケット申し込みの詳細はticket boardの公式サイトへ。 ▽平井堅「このようなメモリアルな場で歌わせていただくことは、大変光栄であると同時に恐縮に感じております。お邪魔にならぬよう留意しつつ心を込めて歌います」 ▽BEGINの比嘉栄昇「石垣島から飛行機で駆けつけますよ~! 楽しいライブになると良いですね」 ▽MONGOL800のキヨサク「最高の一日になるように、モンパチ全力で踊ります! 遊びましょう~」
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