毎週日曜夜10時30分〜放送の日本テレビ系新日曜ドラマ『崖っぷちホテル！』。
4月22日（日）には第2話が放送される。

第1話では“崖っぷち”なホテルである「グランデ・インヴルサ」に宿泊した謎の男・宇海直哉（岩田剛典）が、このホテルに副支配人として参画することに。第2話では宇海は早速ホテルのテコ入れ策として「ケーキフェア」の実施を提案。このフェアの実現に向けて奔走する今回のストーリーで活躍を見せるのが、このホテルに勤めることになったばかりの若き女性パティシエ・鳳来ハル（浜辺美波）。底抜けに明るい天才肌のキャラクターだ。

そして同じく調理部の総料理長・江口竜二（中村倫也）は、腕はいいのに手抜き仕事ばかりで競艇狂いというキャラクター。「ケーキフェア」の実施にも乗り気ではないようだが…？

そんなハルと江口のホテルの厨房での掛け合いシーンは、これからの見所の一つとも言える。第2話放送を控え、この役柄を演じる浜辺・中村へインタビューを実施。

台本を読んだ最初の印象は「こいつら仲良いな」

--撮影がスタートして、現場の雰囲気はいかがですか？

浜辺：
すごく温かいです。ただ、私は天真爛漫な役なので、大先輩の皆さんの中で空気を読まずに入っていく度胸が必要だなと感じています。やっとハルちゃんらしさを出せるようになってきたかなと思います。

中村：
この二人で一緒のシーンも多いですが、最近は（演じる様子を見ていて）伸び伸び演じているなと感じます。
また、僕は（渡辺）いっけいさんや（鈴木）浩介さんなど先輩方に昔からお世話になっています。「曲者揃いのキャスト」と言われていますが、皆さんいい人なので、それぞれ個性が飛び出しつつも不思議といいチームになっています。

--お二人の厨房でのコミュニケーションについては、どのようなイメージで演じているのですか？

中村：
江口は昔気質で、ハルに振り回されつつもいちいちツッコミを入れる役ですが、台本を読んで最初に「こいつら仲良いな」と思ったんです。なんだかんだ「お前さー」なんて言いつつも楽しくやっていて、こいつはハルのこと好きなんだろうなと。それは意識してやっていますね。
ハルは良くも悪くも生粋の天才の役なので、そのさじ加減は江口がどういう顔で接するのかとか、どこまで突っ込むかで変わってくると思うんですよね。そのやりがい・使命感は撮影に入る前から持っています。浜辺さんが一番可愛く見えるように頑張ろうと。

料理の先生にオムレツなどを習った浜辺美波

--ハルは天才肌で底抜けの明るさ、江口は昔気質かつ競艇狂いという、演じるキャラクターの個性も強いですよね。どのように役作りをしていますか？

浜辺：
今回はオリジナル作品なので、（プロデューサー）福井さんや監督さんといっぱいお話させていただいてキャラクター像を作っています。
このドラマが日曜日の夜に放送され、月曜日に向けて元気の出るような作品ということで、ハルという元気なキャラクターで少しでも（元気を）加えられたらいいなと思っています。

--浜辺さんは出演決定時に「料理ができないから頑張ろう！」と思った、とお話されていましたが、演じるにあたり練習も重ねたのでしょうか？

浜辺：
料理の先生にジャガイモの剥き方、生クリームの盛り付け、オムレツの作り方などを習いました。ただ、現場で「デミグラスソースかき混ぜて」「フライパン持ち上げて」なんて（急な）話も結構あるんですよね。私、二つのこと一緒にするのがすごく苦手なので大変です！

中村：
確かに大変そうだった。フライパンは重いしな。

--中村さんはこの役を演じるに当たっていかがですか？

中村：
いっぱい猛者がいるので負けないようにしないとなと思います（笑）。ただ「我慢」が今回の課題ですかね。コメディなのでスキあらば笑いを取らないとなと思うんですが、江口というキャラクターや、カンパニーのバランスや、いろんな塩梅で、あまりはっちゃけすぎないようにしないといけないので。何個か（アドリブが）浮かんでも、「このシーンの江口はポップなほうにいかないほうがいいな」と思うこともあります。

--ちなみに料理は普段されますか？

中村：
簡単なものですがします。ただ、（撮影では）今のところ料理を全くしていなくて、競艇新聞を見ているだけです。もし料理のシーンが出てきたら高いところからオリーブオイルかけてやりますよ（笑）。

浜辺：
それは私もやりたいです（笑）。　

中村倫也が着るTシャツは自らデザイン

--今回の衣装のテーマについても教えてください。

浜辺：
私はいつもちゃんとパティシエ服を着ています。

中村：
僕は、客前に出るときはちゃんとしますけれど、基本的に厨房ではラフなTシャツを中に着ています。Tシャツはこれからいろんなパターンが出てきます。

浜辺：
この間デザインされてましたよね？（Tシャツの柄は）中村さんがデザイン画を起こして作るみたいなんです。

--最後に今作の見所を教えてください。

浜辺：
「曲者」と言われる方々がたくさんいらっしゃるのでそのキャラクターの良さと、さらによーく見ていくと見つかるような細かい笑いですね。楽しい掛け合いをぜひ見ていただけたらなと思います。

中村：
このドラマにはいろんなダメ人間な登場人物が出てくるんですが、みんな愛嬌があるというか、見ていて自然と親しみを持てるキャラクターが多いです。そのキャラクターの変なところだったり、ホテル全体のことだったりを知ると、その次の週も期待できるような作品になっていると思うので、ぜひリアルタイムで見てほしいですね。