ココナラに出品していたブログ診断の依頼が1カ月ぶりに舞い込んで来ました。
今回も本音で診断したのですが地雷案件だったようです。
診断対象ブログのスペック
診断したブログの情報は以下の通りです。
- 運営形態:WordPress+独自ドメイン
- 運営歴:約2年半(2015年12月~最初は無料ブログでスタート)、WordPress+独自ドメインへの移行は2017年10月頃から(推定)
- 記事数:460記事
- ジャンル:雑記ブログ
- アクセス数:300PV以下/日(推定)
- 収益化方法:Googleアドセンス、Amazonアソシエイト、物販ASP
ブログ診断の結果
ここからはブログ診断の結果になります。
★ ★ ★
指摘箇所は大きく分けると以下の6点です。
- ブログではなく日記になっている
- 文字数が少ない
- SEO(検索エンジン対策)が未熟
- カテゴリを見直す
- 画像がないため信ぴょう性に乏しい
- 自分の言葉で書く
ブログではなく日記になっている
まず1つ目の「ブログではなく日記になっている」ですが、
- ブログで稼ぎたい
- アクセスを増やしたい
というのであれば、日常のことをダラダラと書いているような”日記”ではダメです。
芸能人であれば日記でもアクセスが集まるかもしれませんが、ごく普通の一般人の日常生活に対して興味を持つ人はいません。アクセスを集めたいのであれば、”ブログ”を書きましょう。
あなたのブログを読んだ方が「これを読んでよかった」と思ってくれるような、価値ある情報を書く必要があります。
日記は自分一人があとから読み返せればいいですが、ブログは違います。公開すれば自分以外のたくさんの人たちが読むことになります。
現状は「自分一人が満足できればいい」という日記状態になっていますので、自分以外の人たちが価値を感じてくれるように書きましょう。
自分以外の人たちが価値を感じてくれる書き方というのは、小学生に読ませても内容を理解してくれるような書き方です。もっと丁寧に、もっと詳しく、わかりやすく書けるといいです。
文字数が少ない
文字数が少ないです。
ブログにアクセスを集めたいのであれば、1記事あたり1,000文字以上は書いてください。
自分が体験したことや詳しく知っている内容であれば、1,000文字くらいは余裕で書けるはずです。
もしも1,000文字書けないのであれば、それはその内容についてよく知らないということです。よく知らないことを”知ってるつもり”になっているだけな可能性があります。
もっと詳しく書けるように本などで調べてから記事にした方がいいです。
SEO(検索エンジン対策)が未熟
検索エンジン対策とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで検索した際、あなたのブログが1ページ目に表示されるようにするための施策です。
具体的には、各記事のタイトルや見出し、文章中にキーワードを入れるようにします。
最近書かれた記事では意識している様子がうかがえますが、古い記事には全くSEOのことが考慮されておらず足を引っ張っています。
また、あなたのブログはWordPressで構築されておりAll in One SEO Pack というプラグインもインストールしているみたいですが、使いこなせていないようです。下記の記事を読むなどして、All in One SEO Pack の全体設定と個別記事ごとの設定をしておくことをおすすめします。
→ All in One SEO Pack の設定方法と使い方(バズ部)
SEOについては奥が深いので、こちらのページも参考にすると良いでしょう。
カテゴリを見直す
SEOにも関係しますが、カテゴリを一部見直した方がいいです。
漫画やドラマを見た感想記事が、「日常のこと」カテゴリーに入っていますが、これではなんの記事なのかわかりません。
せめて「レビュー」など、なにかしらの感想を書いた記事なのだとわかるように新たに別のカテゴリを作るなどして、記事を移した方がいいです。
画像がないため信ぴょう性に乏しい
体験談やレビュー系の記事がありますが、オリジナルの画像がなく信ぴょう性がありません。
たとえばこちらの記事。
(依頼者様の記事URL)
本当にマッサージを受けてきたのであれば、お店の外観の写真やレシートの画像などを載せられるはずです。そういった写真が1枚もないため、まったく説得力がないし記事の内容が信用できません。
また、この程度の内容なら、実際に体験していなくても書ける内容です。
ブログの訪問者は実際に体験した人たちの”本音”を求めてブログを見に来ます。
訪問者が求める体験記事がないのであれば、それは”読む価値がない”と感じてしまいます。非常に悪い言い方をすれば「ゴミ記事」。
「統合失調症の薬」→「比較まとめ」カテゴリーにある他の記事も同じです。
実際に薬を処方されているのであれば、写真が載せられるはずです。スマホや携帯電話のカメラで撮った画像でいいので、実際に処方された薬の写真を載せましょう。
写真が1枚もない現状のブログと比べたら、ウィキペディアを読んだ方がまだましです。ウィキペディア以下のブログに存在意義はありません。
写真を載せたり実際にその薬を飲んだ人にしかわからない情報を書いたりして、ウィキペディアを越えるブログを作ってください。
自分の言葉で書く
海外ドラマの感想記事を拝見しましたが、これでは楽しさがこれっぽっちも伝わってきません。
(依頼者様の記事URL)
他のレビュー記事と同じで、ウィキペディアを読んだ方がよっぽど役に立ちます。それに、そもそも本当に見たの?という印象しか感じませんでした。
もし本当にそのドラマを見たのであれば、”あらすじ”くらいは引用じゃなくて自分の言葉で書けるはずです。
あらすじが引用になっている時点で読者は「あっ、この人、本当は見てないんだな」と判断します。
現状の体験談・レビュー系の記事を読むと
『見てないのに見たフリをしているブログ(嘘つきのブログ)』
『体験していないのに体験したフリをしている』
という印象しか受けません。自分自身の言葉で書いてください。
まとめ
今回指摘した内容を3行でまとめると、
- 日記を書くな、ブログを書け
- SEOが未熟
- 画像を使え
ということになります。
特に「3、画像を使え」は重要です。
正直なところ、
- 〇〇(商品名)のマッサージを受けたことがないし、
- 資生堂の〇〇(商品名)を使ったことがない
にも関わらず、私の方があなたよりも成約率が高くてアクセスが集まる記事が書けます。
私のような「実際には体験したことがない人」に勝つ唯一の方法が
- 体験したことがわかる画像
- 体験者にしかわからない臨場感あふれる文章
なのですが、残念ながらあなたのブログにはそのどちらもありません。
これでは1,000記事書こうが2,000記事書こうが無駄です。アフィリエイトの成果が出るはずがないし、アクセスも集まりません。
現状を変えたいのであれば今回指摘した内容を地道に改善していってください。
まとめ2
余計なお世話かもしれませんが、あなたの場合、ブログよりもツイッターの方がうまくいっているように感じます。
たとえばこちらのツイート↓
(依頼者様のツイッター投稿のURL)
画像があるので「実際に使っていること」「実際に体験していること」がよくわかります。それに、”いいね”がたくさん付いています。
こういった身近な食事や家電の情報をブログに書いた方がうまくいく気がしますので、気が向いたら記事にしてみてはいかがでしょうか。
(例)ファミレスの記事
- 予算はどれくらいかかったのか?
- 店の雰囲気は?
- なにが美味しかったのか?
- 自炊した時との違いはなにか?
- 他のファミレスとの違いはなにか?
- どんな人におすすめのお店(メニュー)なのか?
(例)炊飯器
- なぜ買い替えることになったのか?
- いくらで買ったのか?
- その炊飯器を買った決め手は何か?
- 便利だと感じる機能は何か?
- 前の炊飯器と比べて、炊いたご飯にはどんな違いがあるか?
- おすすめのポイントは?
厳しいことも書きましたが診断は以上です。
診断結果を元により良いブログを作り、成果を出してくれることを祈っています。
★ ★ ★
診断結果はここまで。
怒られました
依頼の主旨に反しないよう、なるべくズバズバと本音を書いたところ怒られました。
以下、返信メッセージ。
★ ★ ★
なかなか辛辣な感想でしたね。
私の方からも書かせていただきますが、私のブログはすべて実体験の記事です。
薬の感想も、化粧品も、マッサージも、〇〇オイル(商品名)も(頼んだのにこの記事についての診断はなかったようですが)、実際に使った人でないとわからない内容です。
逆にそんなこともわからないんですか?
なんで私がブログに嘘を書く必要があるんだろうか?バカバカしい。
それなら真正のアフィサイトにしますよ。
ブログを書く人って自分の意見を言いたい人が大半だから、ウソを書きたい人はいないと思いますが。
客観的にみてわからない、というのなら、もう少し言葉を濁して書くべきです。
実際には判断が違っていたんですから。
確かに昔の記事は日記でした。
そんなことは自分で分かっていたから、ピックアップして診断を頼まなかったんですよ。
昔の記事で1000文字ないなんて初歩的な指摘、バカにもできますよ。
私は最初はアメブロで記事を書いていたんです。
1年ほどしてワードプレスに引っ越した。
でも昔の記事を消すのは、昔の自分を否定するようで忍びなかった。
確かに他人にはそんなことは関係ないかもしれませんが、私のブログ上達の成長記録として残しておきたかった。
だから昔の記事への検索からのアクセスは期待していない。
私のコアなファンだけに読んでほしい。
私が本当にでたらめを書いていたなら、昔の未熟な記事なんて残しますかね?
昔より文書が上達していると自分でも分かっていますが、そんな人が昔の未熟な記事をそのまま残しますか?
上手に立ち回るような人なら残さないでしょう。
そんなことも読み取れないのに、辛口ブログ診断という名で人のブログを嘘つきよばわりして侮辱しないでほしいですね。
辛口にも限度があるということを知らないの?
大変不愉快です。
それとすべて私の記事は自分の言葉で書いています。
最新記事もすべて。
なぜ自分の言葉で書いていないと思うのだろうか…?
その根拠が知りたい。
(画像がないなど陳腐な理由は除いて)
★ ★ ★
返信ここまで。
・・・ということで、図星だったのか、怒られてしまいました。
こういう怒りのメッセージをもらうと凹みます。
と同時に、「この人は変わる気がないんだろうな。」というのがよくわかりました。
現状を変えたくて、変わりたくてお金を払ってまで僕に依頼してきたはずなのに、心の底では「変わるなんてまっぴらごめんだ!私は変わる気はないよ~。」と思っているんです。
変化せずに現状を変えることはできません。
いままでと同じことをしていたら、いままでと同じ結果を手にするだけです。
依頼者様が本当はどう思っているのかはわかりませんが、返信メッセージと依頼者様のブログの現状がすべてを物語っているように感じました。
診断すると自分の勉強になる
他人のブログを診断するたびにいつも思うのですが、人のことを指摘しておきながら自分のブログでもできてないことがたくさんあるな~と反省します。
他人のブログだと客観的に見れるせいなのか、良いところ・悪いところがすぐにわかるんですね。
あとになって「あれ?人に言っておきながら、自分もできてなくね?」ということに気付かされます。
ブログの運営に行き詰ったら他人のブログを徹底的に調べて、
- 自分のブログにはないもの
- 自分のブログとの違い
をピックアップして実践すれば、現状を脱し良い方向へと進んで行けそうですね。
今回ブログ診断に利用したココナラは、自分のブログの診断を誰かに依頼したり、自分で出品して誰かの依頼を受け付けたりすることができます。
イラスト制作やプログラミング、データ入力などの案件もあるので、興味があれば覗いてみてください。