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一般人は「時間」で、小金持ちは「運」で、大富豪は「仕組み」で稼ぐ

「この考え方」が成功への近道
「一般人」と「お金持ち」を分けるものとは? その秘密に迫った『大富豪が実践しているお金の哲学』。証券マンとして企業オーナー、ファンド出資者など、国内外の超富裕層と接してきた著者の冨田和成氏によれば、「いかにお金を生む仕組みをつくれるか」が勝負だという。では、その「仕組み」はどのようにして構築するのか? 冨田氏がわかりやすく解説する。

なぜあなたの収入は増えないのか

収入が増えない人に共通するのは、お金に対して受け身の立場でいることだと思います。

常に雇い主の庇護下にいて自分が提供する役務の対価としてお金をもらう。それが当たり前だと思っていると、大半の人はいざお金を稼ごうと思っても時給を上げることか、仕事を掛け持ちすることしか思いつかないのが実態です。

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一部、新しい働き方を導入する企業などでは例外はあるものの、基本的に正社員であろうとアルバイトであろうと、時給で働く行為は自分の「時間」を雇用主に売っていることになります。スキルや役職が上がれば時給が変わりますが、時間を売る収益モデルであることに変わりありません。

これは一部の自営業の人にも言えます。

エンジニア、デザイナー、コンサルタント、ライターなどとして独立しても、案件毎に決まった報酬を貰っている限り、商品は自分の時間です。睡眠時間を削って毎日がんばっても年収には限度があります。

もっと言えば小売や飲食のオーナー店長も、自分が動かない限りお金が生まれないのであれば時間売りの枠を飛び越えていません。

 

時給で稼ぐ行為にはデメリットが3つあります。

最大のデメリットは商品が自分の時間である限り、売り上げに上限があることです。仮に時給3000円の仕事を1日12時間、休まず続けたとしても年間1314万円。多いか少ないかはさておき上限が見えていることがポイントです。

もうひとつのデメリットは時間を売りすぎると機会損失の恐れがあること。自己研鑽や人脈構築の時間にあてていればもっと収入が増えるかもしれないのに、仕事に追われているとそういったチャンスを逃す可能性が高まります。

最後のデメリットは、時間売りのマーケットは得てして買い手市場なので単価が安いこと。安い海外の労働力やAI(人工知能)の発達でマーケットそのものがなくなる分野もでてくるでしょう。

このように時間売りだけを続けている限り大富豪への道は遠いと思います。