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今年の猛暑、海水温の異変が原因 海洋機構が分析 「エルニーニョモドキ」で拍車 (1/2)

» 2018年08月21日 07時16分 公開
[産経新聞]
産経新聞

 今夏の記録的な猛暑は、インド洋と太平洋の一部で水温の異変が同時に発生したことが原因とみられることが、海洋研究開発機構の分析で分かった。太平洋の異変は「エルニーニョモドキ」と呼ばれ、これから本格化する恐れがあり、残暑が厳しくなる可能性があるという。

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 エルニーニョモドキは、太平洋の熱帯域の水温が中央部のポリネシア付近で高くなり、東部の南米沖と西部のニューギニア付近で低くなる現象。中央部と東部が高く、西部だけ低くなるエルニーニョ現象に似ているため、平成19年にこう命名された。

 詳しい仕組みは未解明だが、本格化すると日本が猛暑になることが多く、今年は7月に起き始めていた。

 一方、インド洋の熱帯域では西側の水温が高く、東側が低くなる「ダイポールモード」という現象が7月から本格化。これも日本に猛暑をもたらすことが知られており、エルニーニョモドキと重なったことで猛暑に拍車を掛けた。

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