総合リゾート運営会社、星野リゾートをご存知でしょうか。経営破城した旅館の後を継ぎ、人気旅館に見事に再生させることで注目を集めています。利益も出しながら質の高いサービスも提供するということで、経営学での題材に使われることも多いです。
高級リゾートの「星のや」、上質な温泉旅館「界」、西洋スタイルの「リゾナーレ」と複数のブランドを展開。国内だけでなく海外進出も始まり、今後も益々の活躍が期待されます。
以前から1度泊まりたいと思っていた星野リゾートの施設、今年のお盆休みにやっと宿泊することができました!鬼怒川温泉にある「界 鬼怒川」です。
入口が少しわかりにくいので注意が必要です
鬼怒川温泉駅から界 鬼怒川までは距離で1.2kmほど、徒歩でも15分~20分程度。私たちは鬼怒川の街並みを楽しみながら徒歩で向かいました。タクシーならあっという間ですね。徒歩の場合は駅から北上し、ふれあい橋を渡って鬼怒川の西側に出て、少し南に下るとホテルに到着します。
ふれあい橋は綺麗に整備されており、有名な階段アートもあるので行ってみると良いですよ!
ふれあい橋を越えて鬼怒川観光ホテルの角を曲がり南に向かうと、下の画像のようにカーブにさしかかります。奥には木々が茂っているように見えますが、実はここが「界 鬼怒川」の入口なのです。大きな看板が無いのでわかりにくいです。
近くに来ると看板が見えます。
ここから先、ホテルの入口までは砂利道ですので、タイヤがついて引くタイプのスーツケースの方は苦労しそうです。
砂利道を抜けると駐車場とホテルの入口に到着します。ホテルと入り口と言いましたが、ここはスロープカー乗り場。ここからレールに沿ってスロープカーで本当のホテルの入口へ登っていきます。子供は大興奮です!
スロープカーを登って、本当の入口に到着です。豪勢というよりも落ち着いた雰囲気。
客室と露天風呂、大浴場
公式のホームページに載っていた通り、とても美しく落ち着ける客室空間です。
室内は私の撮った写真より公式サイトの方が綺麗なので、そちらをご覧くださいw 私たち家族は「とちぎ民藝の間 温泉露天風呂付き タイプR」に泊まりました。露天風呂は小さいながらもほんのり木の香りが漂い、とても気持ちが良いです。
ウェルカムお菓子も用意されています。
大浴場
大浴場の温泉はアルカリ性の単純泉。独特の臭いやぬめりはありません。混みあうことも無く、ゆっくりのんびり入っていられます。大浴場で写真を撮ることはマナー違反ですので撮っていません。公式サイトをご覧ください。WEBサイトの写真、綺麗ですねー。見返すたびに再訪したくなります。
館内
客室に浴衣・作務衣・サンダルが用意してあり、その格好でホテル内を移動することが可能。とてもリラックスできます。ホテル内には各所に休憩スポット・椅子が用意されているのが嬉しい!
中庭をみながらユラユラ揺られるチェアー。子供のお気に入りです。
大浴場に向かう通路も和を感じる工夫がされています。
風車や風鈴など、夏を感じさせて涼しげですねぇ。
ロビー横の休憩スポットです。益子焼が並んでいます。実はこれ、壺の太鼓でして、ご当地楽という夜の演奏会で使われます。子供にも太鼓を叩かせてくれました。
背もたれの裏側にある本棚には鬼怒川観光に関する本や温泉の本などが用意されています。中庭をみながらここでものんびりできる素敵空間。
コーヒー・エスプレッソ、紅茶などセルフで飲むことができます。部屋の中で過ごすか、館内をぶらぶらして過ごすか迷ってしまいます。
売店スペースです。お菓子の他にも益子焼など地元栃木の名産が購入できます。
ご当地ビール「鬼怒川温泉ビール」もここで購入して室内で飲むことができます。
小粋なイベントも多く行われています。15:00~17:00限定のかき氷などもあるので、チェックイン可能となる15:00直後にホテルにつくとお得かも。
食事がすごい!贅沢な夕食と朝食もりだくさん
旅行ではご飯も楽しみの一つ。星野リゾートは食事も凄かった。晩御飯のメニューですが、メニュー表を開いてビックリ。こんなに品数が出てくるんですか?食べきれるかな...心配になります。
晩御飯
日本酒を頼みました。もうね、器が美しい!器が楽しい!美味しい!
先付け 牛ヒレ肉の一口カツ ローストビーフ。紅葉の葉とか、ちょっとした飾りも良いですね!
お椀 穴子柔らか煮 玉子豆腐 那須 浅葱 糸唐辛子。穴子の焼けた部分の香ばしさが最高!
宝楽盛りです。見た目の美しさって重要ですね!食べるのがもったいない
お造りです。栃木なのに刺身も美味い!
揚げ物 鱧の薄衣揚げ 夏野菜の天ぷら 梅肉。
蓋物 とうきび餅 フォアグラ うすいえんどうの餡 和辛子。
台のもの 龍神鍋。牛ロース・鶏肉・巻湯葉・かんぴょう・うどん・野菜一式。目の前に大きめのお鍋が運ばれてきて、アツアツの大きな石を鍋に投入。ジュワアアア!という音と共にお鍋が出来上がっていきます。ここで白飯も出てきますが、かなりお腹が苦しくなってきた感じ。
ラストのデザート。こんにゃくあんみつ。
こちらはフルーツが入ったラムネのゼリー。
なんとか完食しましたが、ボリュームたっぷりで大満足です。私は元々が何を食べても美味しい人間ですので、点数付けるとしたら100点ですわあ。
夕食の後に中庭で線香花火ができるとのこと。なにこの嬉しいオプション!子供と一緒に夏を楽しみました。
朝食
朝からお風呂に入って朝食に臨みます(`・ω・´) 夕食が凄かったので、朝食も身構えてしまうよ
メニューです。結構シンプルなのかしら?
鹿沼組子がわくわくさせますね!お洒落だなあ
蓋を取ってオープン!料理が綺麗にならんでいます。鶏ごぼう、香りが最高!
炊き合わせ。オクラが立っていて断面が見える。私も料理の盛りつけの勉強しなくちゃ
しもつかれ、って皆さんご存知でした?私は知りませんでした。栃木の郷土料理で、鮭の頭と大豆、根菜、酒粕を煮込んだ料理とのこと(wikipedia調べ)。
朝食の後は、お昼12時のチェックアウトまでひたすらのんびりです。またお風呂に入って、館内を散策したりして。日頃の疲れをここぞとばかりにとりまくり。
星野リゾート「界 鬼怒川」、本当に来てよかったです!ありがとうございました!
・いつか来てみたかった鬼怒川温泉
・いつか来てみたかった星野リゾート
この2つが同時に満たせた素晴らしい旅行になりました。
お値段は少し高めかもしれません。お盆のシーズン、家族3人の1泊でなんと14万円しております!(大人 ¥53,500x2 名 小学生¥37,450x1)私の独断で宿を決めましたが、後で値段を聞いて妻は驚いてました。
トップシーズンで沖縄とか行くと1人あたりで15万くらいにはなってしまうし、我が家は年1くらいしか旅行に行かないので、たまにはこんな贅沢しても良いのは、という判断です。安宿に泊まって心に残らない旅行も寂しいので。東京~栃木なので交通費もあまりかかっていませんし。
今度は星野リゾートの別ブランドにも宿泊してレポートを書きたいと思います。
この記事が皆様のお役に立てれば嬉しいです!