杉田水脈議員の発言と教育パパ増加の不気味

新中間階級は決まって「あちら側の人」を区別する

2018年8月21日(火)

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教育パパの増加は何を意味するのだろうか

 「教育ママ」ならぬ「教育パパ」なるものが、最近増えているらしい。

 “らしい”とは文字通りあくまでも伝聞であり、「僕、教育パパなんっすよ!」と暴露する当人に会ったわけではない。この数カ月の間にインタビューに応じてくれた男性会社員と中学教師、仕事関係の知人などが、立て続けに「エリートが子供の教育に熱中している」と教えてくれたのだ。

 むろんエリートだろうとなんだろうと、男性が子供の教育に積極的なのは悪いことではない。むしろ喜ばしいことで、父親の教育参加は「お父さん効果(The Father Effect)」と呼ばれ、近年関心が高まっている。

 父親から絵本を読み聞かされて育った子供は言語表現が豊かになったり、父親との会話が多い子供は言語能力が高まる可能性が指摘されているのだ。

 ところが、である。

 教育パパ事情を教えてくれた面々によれば、教育パパたちは「子煩悩というレベル」でもなければ、「育メン」などというきれいごとでもない。「子供の教育に過剰にのめり込んでいて、子育てに依存しているパパも少なくない」のだという。

 「依存」とは少々物騒な物言いだが、私は彼らの話を聞き……なんだかとてもいやな気分になった。教育パパたちの暴走の裏に垣間見えるモノが、例の女性議員の「LGBT発言」を想起させたのだ(理由はのちほど)。

 というわけで今回は、「教育パパと生産性」について考えてみようと思う。

コメント6件コメント/レビュー

教育パパと杉田議員の発言との関連性が良く分からない。
それから、気持ち悪いと言う表現は相手を見下す発想で、差別的だと思う。(2018/08/21 08:20)

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「杉田水脈議員の発言と教育パパ増加の不気味」の著者

河合 薫

河合 薫(かわい・かおる)

健康社会学者(Ph.D.)

東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。産業ストレスやポジティブ心理学など、健康生成論の視点から調査研究を進めている。働く人々のインタビューをフィールドワークとし、その数は600人に迫る。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

教育パパと杉田議員の発言との関連性が良く分からない。
それから、気持ち悪いと言う表現は相手を見下す発想で、差別的だと思う。(2018/08/21 08:20)

無節操な資本主義、極端な拝金主義のブレーキはどうしたら掛けられるのでしょう。根底はそこにある様に思います。(2018/08/21 08:18)

格差の助長とおっしゃいますが、格差をどのように定義して、その格差で人口構成はこの50年間どのように推移しているのでしょうか?漠然と格差を話題にするが、定量的根拠が少なすぎる。格差というのは努力しても越えられない壁を格差というのではないでしょうか。能力と努力次第で殆どの職に就ける日本は格差社会とはどう考えても思えない。(2018/08/21 08:06)

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