昨日は雨かと思ったら、今日は秋晴れ。本当にコロコロとお天気が変わります。
今日は鉄緑会の会報に『鉄緑会数学講師のオススメ勉強法』が特集されていたので抜粋してみたいと思います。
以下引用
一番のオススメは、まとめノートです。学習したことをいったん自分の言葉でノートにまとめてみましょう。この「まとめる」という行為が大事で、後から見返すことは二の次です。習ったことを一般化して自分の力で整理できるか、それをスラスラ説明できるかということをチェックするのが、この「まとめ」ノートです。各解法のメリット・デメリットまで整理していったん法則化すると、汎用的な能力が身につき、初見の問題でも対応できる応用力が身につきます。1つの抽象化によって一気に数十問に対処できるようになります。ですから、この抽象化を続けることで、守備範囲が劇的に広がります。
(中略)
結局、同じ問題は出ない訳ですから、数学ができるできないというのは、同じ原理や原則に包摂する力のことであるといえます。一般化する力、これが重要です。繰り返しになりますが、まとめノート自体に目的意識を置かないことが大切です。ノートをまとめるということは、いわばチェック機能です。「理解できていればまとめられる、理解できていなければまとめられない」。私は学生時代いつも、「一つの問題が解けたときに、その解法が身についたと言えるための条件はなんなのか」ということにこだわってきました。生徒時代に出した自分なりの結論は「習ったことを自分で説明できれば理解できていると言える」というものです。
引用終わり
鉄緑会のこちらの数学の先生も、日本史の野島博之先生も全く同じことを仰っています。よく分かっていない友達に説明して、その友達が納得して理解してくれるような自分自身の理解が不可欠であると。
やはり誰かに説明して相手にわかってもらえる、というところまで自分自身の理解を深めておかないと、少し形式を変えられただけで慌てふためくことになるのだと思います。
ところでこの会報の後ろに載っていた合格体験記(のようなもの)の中で、灘から理科三類に合格された先輩の「中高時代に頑張ったこと」に『ピアノ/ヨーロッパ中世史の研究』とありました。
負けてはいられない!!!
そんな気持ちになりました◎