最近暖かい日が多くなりましたね。

春の気配を感じます。

 

今日はトゥレット症候群についてブログを書きたいと思います。

皆さまはトゥレット症候群をご存知でしょうか?

どうしてこんな記事を唐突に書いたのか、というと、実は私がそうだからです。

 

私は7歳くらいのころからいわゆる「チック」のような症状が出現しました。

その時はアメリカに住んでいたので、両親はアメリカの小児専門医のいるところに連れて行ってくれました。

医師から「トゥレット症候群かもしれません」と言われたとき、両親は「自分たちのせいでごめんね」と悲しんでいました。この症候群は家庭環境など一切関係ありません。でも両親は「アメリカという環境に馴染めなかったからかもしれない」と考えたようです。

 

私の場合「音声チック」と「運動チック」の両方が出現しました。

「音声チック」は喉の奥から出てくる不思議な声。「運動チック」はまばたきや首振り。

家では家族みんなが気にしないようにしてくれていましたが、学校では「その変な動作やめてくれない?」と言われたこともありました。

今でも私はこの色々な症状に悩まされています。

 

トゥレット症候群の中には、突然無意識に奇声や「馬鹿」「死ね」などの言葉を発してしまい、周囲に誤解されてしまうこともあるようです。

 

周囲の子供の中に突然意味もなく「馬鹿」や「死ね」などの言葉を連呼している子がいたら、まず責めないでトゥレット症候群の可能性も考えてあげてください。

 

トゥレット症候群の音声チックや運動チックは周りから注意されればされるほど症状が止まらなくなるのです。