最近、年中(5歳になるクラス)の長男が、ほぼ独学(親が読み聞かせたりは無し)で1ヶ月で平仮名や数字を書けるようになりました。

以前から読むことはできていたのですが、書くのは、鉛筆を持つことや、筆圧コントロールの関係で、難しかったんですえへへ…

けれど、この本で解決しましたきらきら!!

子供自身が指でなぞる練習を繰り返したことで、鉛筆でも書けるようになりました。

📖「あいうえお でんしゃ じてん」
📖「かず と すうじ の でんしゃ じてん」
        (株式会社 視覚デザイン研究所)

私の職業が教育関係でもあるので、この本を教育的な視点で分析すると、ARCSという学習意欲(モチベーション)モデルにそっていることがわかります。

ARCS(アークス)は、アメリカの教育工学者ジョン・M・ケラー(John M.Keller)が1983年に提唱しました。

概要は、

A:注意(Attention)
      - 「おもしろそうだ」と気を引く内容にする
     →真面目な紙面デザインではなく、おもしろく見えるデザイン

R:関連性(Relevance)
     - 「これ何のために勉強するの?ではなく、自分に関連を感じる」内容にする
     →特に男の子は入りやすい電車🚋

C:自信(Confidence)
     - 「やればできそう」と自信につながる内容にする
     →1文字ずつ学べるスモールステップ

S:満足感(Satisfaction)
     - 「学習の経緯が楽しく、やってよかった」と思える内容にする
     →線路をなぞるワクワク感

で、これを考慮してインストラクショナルデザイン(学習効果を出すための教育設計)をすることが大切という考え方です。

親として、子供に何かを教えたいと思ったときは、この視点を大切にすると非常に効果的です。

たとえば、男の子であれば、簡単な平仮名を読む練習は🚘🚔車のナンバープレートから学び始める、といったことです。

最近は👸プリンセスで学ぶ平仮名の本なども出てきましたよね。

もちろん、皆さんご存知の通り、小さな子供に大切なのは、教科教育よりも、ハートぃっぱぃ自己肯定感ハートぃっぱぃの育成です。日々の共感や、抱きしめること、気に入ったぱんまんキャラクターを認めてもらえたり、好きな服👕を着ることなどが前提にはなります。

ARCSモデルについて、もっと詳しく知りたい方は、見やすくまとまっている広島大学のサイトをご覧ください✏️

この、本の編集人の早坂優子さん、本当にありがとうございますラブ