【スポーツ】[競泳]聡美スマイル復活、金! 女子100平 アジア大会日本人第1号2018年8月20日 紙面から
◇ジャカルタ・アジア大会<第2日>【ジャカルタ木村尚公、川村庸介】競泳女子100メートル平泳ぎで鈴木聡美(27)=ミキハウス=が1分6秒40の大会記録で初優勝し、今大会の日本選手団で最初の金メダルを手にした。男子200メートルバタフライは瀬戸大也(24)=ANA=が2連覇し、池江璃花子(18)=ルネサンス=が引っ張った女子400メートルリレーの日本は3分36秒52の日本新記録で24年ぶりの優勝。メダル第1号はフェンシング女子サーブル個人の田村紀佳(27)=旭興業=の銅だった。サッカー男子1次リーグD組の日本はベトナムに0-1で敗れ、決勝トーナメントに同組2位で進出。バドミントンは男女団体1回戦があり、日本男子は前回銅メダルのマレーシアに3-0で快勝し、20日の準々決勝で韓国と対戦する。 ◇ 聡美スマイルがジャカルタの地で完全によみがえり、そして輝いた。「100メートルでの金メダルは非常にうれしい。体の動きも良かったし進化の確認もできた」。パンパシフィック選手権200メートル平泳ぎの銅メダルに続き、今大会日本人金メダル第1号に鈴木は満面の笑みで声を弾ませた。 速さと強さの両面を発揮した。前半の50メートルを30秒96の首位でターン。予選終了後、「前半から30秒台で入れるように積極的なレースをしたい」と話していたプラン通りの泳ぎ。ラストは青木玲との接戦になったが「残り25メートルできついなと一瞬思ったが、最後はがむしゃら。何としても自己記録を出したい思いが体を突き動かした」と執念のタッチで青木玲を0秒05差振り切った。自己記録の1分6秒32にはわずかに及ばなかったが、大会新記録で金メダルに花を添えた。 ロンドン五輪100メートル銅メダル、200メートル銀メダルの後、続いた低迷からの再起へ掲げていたテーマがある。「昨年の後半から『こうあるべきだ』ではなく『こうありたい、記録を出したい、強く、美しくありたい』をテーマにやってきた」。勝利への執念を見せながらも女性らしくきれいな泳ぎを-。その成果が復活劇、そして金メダルだった。 もちろん復活劇はアジアで終わりではない。「まずは自己記録を早く更新したい。来年の世界選手権、そして東京五輪へ良いステップが踏めたと思う」。2年後東京で最高の聡美スマイルを輝かせる。 (川村庸介)
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