岡田健史、大抜てきドラマデビュー　TBS系「中学聖日記」出演

　“美”男子の岡田健史（けんし、１９）が、１０月期のＴＢＳ火曜ドラマ「中学聖日記」（火曜午後１０時）で俳優デビューする。主演は有村架純（２５）で中学生教諭の末長聖を演じ、岡田は先生に好意を寄せる生徒・黒岩晶役に挑戦。はかなくも美しい禁断の恋が展開される。

　漫画雑誌「ＦＥＥＬ　ＹＯＵＮＧ」で連載中の漫画家・かわかみじゅんこさんによる同名漫画が原作。福岡出身で３月に卒業したばかりのルーキーが、人気女優の相手役に大抜てき。５００人以上から選び抜いた新井順子プロデューサーは「純粋さだったり、都会ではないある意味洗練されていない感じがあった」と説明する。

　昨夏まで高校球児だった岡田は、有村との初対面では「（全部が）ちっさ！と思いました」と初々しく語る。いきなり“ラブレター”を受け取ったといい、「今回初めてで緊張も、プレッシャーもあると思いますが、私も岡田さんと突っ走っていきます」と書いてあったという。手紙は「高価な」ノートに保存した。

　野球部ではごみ拾いをする習慣があり「絶対に神様は見ていると思って」と言葉に熱を込め、上京後も「家から駅までの道のりでやっています」とゴミ袋を片手に出勤するという。「運」を見逃さず拾う活動は継続中だ。街もきれいにする美男子だが、有村との初キスシーンが待ち受けており「ドキドキしています。緊張で」と汗をかく。

　髪は「記憶にある中では」一番長くし、体重も１０キロ落とした。球児から俳優へ。階段を一歩一歩上がっている。「目標は美しい俳優になりたい。ビジュアル的にではなくて、感情の動かし方だったり、鮮やかにできる俳優になりたい。共演したいのは菅田将暉さん、山田孝之さん。どう演技しているのか深くお話を聞きたい」。一点の曇りのない目を持つ美男子は、美人先生との「禁断の恋」でデビューする。　（占部哲也）

＜岡田健史（おかだ・けんし）＞　１９９９（平成１１）年５月１２日生まれ、福岡県出身。１８０センチ、６７キロ。中学１年時に桐谷美玲らが所属するスウィートパワーにスカウトされるも「野球しか興味がなかった」と断る。高校時代のポジションは捕手。引退後に誘われた演劇部で「演技する楽しさ」に目覚めて全国大会出場に貢献。５年間のスカウト活動が実って今年３月に芸能界入り、異例のスピードで４月に「中学聖日記」出演が決定。趣味は筋トレ、好きな食べ物はラーメン。血液型はＯ型。