妹のブログを見てくださっていた方へ
こんにちは。
奈々の姉です。
奈々は8月18日午前4時32分、他界いたしました。
故人の生前の意志により葬儀は家族だけで行いました。皆さまにはご迷惑をおかけしますがご配慮のほどよろしくお願いいたします。
ブログを通じて応援して下さった方々、プライベートメッセージを下さった方々には心から御礼申し上げます。ありがとうございました。
私が記憶している妹の最後の言葉は
「MoodyShopに殺される。ショップの大人たちは誰も助けてくれない。消えない限りどこまでも追いかけてくる」
「こんな『覚書』を送ってくるなんて、やっぱり私は最初から捨て駒だったんだね」
というものでした。
8月初旬より鬱状態であった妹は『覚書』を見て失望し、自殺をしてしまいました。
MoodyShopは、予備校の先生を頂点とし、イラストレーターのお母さま、イラストレーターの方、妹、の4人で構成され運営していました。
昨年の10月頃、Amebaブログのメッセージ機能を経由して、当時妹が映像授業を受けていた予備校の先生から「僕の妻も含めて3人で食事の機会を設けたいから君のメールアドレスを教えてほしい」という妹へのコンタクトが発端でした。その奥様に強い憧れを抱いていた妹はメールアドレスを教えてしまいました。
その予備校の先生とイラストレーターのお母さまは昨年の夏から何度かお会いしていたようで、その会合の場で相談しあったのかは私にはわかりませんが、昨年の冬、お母さまが構想を練っていたインターネット通販の開店に妹が誘われる形となりました。
ショップ準備期間から現在に至るまで、私は妹から沢山の悲鳴を絶えず聞かされていたのに、一緒になってもっと相手側に強く主張をしたり、反論したりできなかったことを大変後悔しております。
MoodyShopでの仕事量は妹の残した日記やメール、LINEをみても膨大なものでした。大人たちの要求は尋常ならざるもので、妹は「オーバーワークなので助けてください。受験勉強も全くできません」とメールやLINEで予備校の先生に懇願しているにもかかわらず「君は優秀だから」「前を向いて頑張ろう」といった言葉だけが残されていて、何も具体的には解決してくれなかったことがわかりました。
集英社から出版された参考書の表紙の件も、それは妹が何日間も徹夜をして最終的に仕上げたものにもかかわらず、予備校の先生から一方的に送られてきた「覚書」には『これはもともと存在しなかったもので,僕のささやかな功績でした。』と書かれてありました。
(「覚書」とは署名捺印をしてしまうと法的拘束力をもつものです)
どうしてあなたの「ささやかな功績」のために妹が犠牲にならなければならなかったのでしょうか。あの業務で妹の病状はさらに悪化し、入院することになってしまいました。
『心のヘルプマーク』を発案した本人が、何度も心のヘルプマークを大人二人に出していたにもかかわらず、全く相手にされなかったという結果に終わりました。
両親は現在、見ていられないくらい自分自身を責めています。「何故かかわらせてしまったのか、無理にでも撤退させるべきだった」と憔悴しきっています。
先週末、妹が危ない状態である間も予備校の先生とお母さまは、会計のエクセル書類などを両親宛にメールで送ってきました。メールの送信主はお母さま、しかし添付書類の作成者をみたら予備校の先生のお名前であり、2人で相談しあって書いたものだということは一目瞭然でした。そのようなものを妹が重篤な時期に両親に送り付けてくることが私は今でも許せません。
ほぼ毎日欠かさず更新される、その予備校の先生のブログを拝見しましたが「いじめは犯罪である」「差別をなくそう」などのメッセージ性が強いものが多く散見され、強い憤りを感じます。今年1月、母が直接その予備校の先生にお会いした時「〇〇さんはアスペだから。」と仰っていたと聞きました。アスペルガー症候群には明確な診断基準があります。会ったこともない方を、しかも専門家でもない方が「アスペ」と呼ぶのはスラング以外の何物でもないと私は思います。
ショップ関連の会計上の問題が速やかに解決され、1日でも早く家族に平穏な日が訪れることを願ってやみません。
奈々の姉より








