我が家に泊まった友人に、朝ごはんを出すと「美味しい!」と言ってくれる。お世辞ではないのがわかる。
だって普通の炊きたてご飯にお味噌汁なんだもん。そりゃ美味しいわよ。つやつやお米も、旬の菜を浮かべた味噌汁も、誰が調理しても美味しいでしょうよ(^_^;)
ふきはいつもおいしいでし!
みんなもっとシンプルに美味しくて、身体が喜ぶものを食べればいいのにーと思っちゃう。
贅沢はしませんが、米、お醤油、味噌はスーパーに並ぶなかではほんのちょっと高めを買っている。一人暮らしを始めた時、とにかく食費を抑えようと一番安いお醤油を買いましたが、とにかく旨味が無く…他の調味料を買ってしまい、かえって出費が増えたので。
普通のより百円プラスしたら特選が買える( ・∇・)
特に子供がいる家庭では、とれたての食材を一緒に調理して、味覚を養ってあげてほしい。
味覚は将来の健康にもつながるから。
よくそんな時間があるねー、というが、調理時間は片付け込みで一日一時間未満が平均。
私は料理研究家の辰巳芳子さんの食の在り方を理想だと思っている。
いのちと味覚―「さ、めしあがれ」「イタダキマス」 (NHK出版新書 531)
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辰巳さんが提唱するのが『展開料理』だ。日本の食卓を支えてるのは常備菜のチカラである。短時間の調理で要領良く、無駄なく食べる展開料理。
例えば、ごぼうを買ったら切ってゆがいておく。初日はゴママヨで和えてサラダに。
翌日は豚肉と椎茸を加えて甘辛炒めに。
さらに、ピザの具に(*≧∀≦*)
前回発酵が上手くいかなかったので、ドライイーストを買い直した。学習して分包のもの。
トビーさん、今回はバッチリでした!
カボチャなんかはまるっと蒸してしまって、煮付け、サラダ、コロッケ、スープ。下処理ができていると仕事から帰ってもパパっと用意できる。
とはいっても、無理はしない。疲れすぎたら即席のスープで済ませる時もある。一汁三菜をしつらえるのが面倒な時は、うどんを茹でて残り物をポイポイとトッピングしておわる日もある。
だしなんかも本当は煮干しと昆布からとりたいけれど、だしパックで妥協。辰巳さんはこれをエレベーターで降りてもよい、と表現される。
辰巳さんのオススメの出汁は、潮の宝というもの。そちらは手に入りにくいので、もう四年くらいこのお出汁。↓
母はこういう日本の土着の味にはこだわりがなかった。だから母の味で、和食ってあまり思いつかない。
実家に帰省して煮物を食べるとアレ?となる。自分の味に慣れてしまってるから。
エレベーターを高速でおりて、蓬粉末をつかってわらび餅を作ったらすんごい色になった。
蓬って田舎では、そこらへんにいっぱい生えていたので、それで作った草餅の清烈な香りが忘れられない。
ふきちゃんにも食べさせてあげたいなぁ。
うさぎさんにとって、スーパーのお野菜というのは栄養価も味も薄いものなんだそう。
庭があったら、はこべやオオバコなどを摘んできて植えるのに。
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今、後悔してるのは一人暮らし用の冷蔵庫を買ってしまったこと。まさかここまで料理するとは自分でも思わなかったのだ。
一人暮らし用冷蔵庫は、料理しない前提サイズ…。キャベツとレタスを買えば、もうね、何も入らない( ̄▽ ̄)
まとめて引いた出汁を冷凍したり、二杯酢や三杯酢を作っておいたり、おひたしやカット野菜も入れたいのに。
米も冷蔵庫に入れたらいいのは承知なのだが、入る余地がないのだ。
大きい冷蔵庫がほしいなぁ…。
辰巳さんの本を一冊と言われたら「食といのち」をすすめる。対談集なのだが、辰巳さんの会話は箴言の宝庫。
『 プラスチックのバケツじゃいざというとき役に立たない』
『その(食卓での)やり取りってね、すごく芸術的なやり取りでなければいけないのよ』
『いのちのしずまる方は、氷を欲しがりなさるときく。…逝く方への美味は、言葉の無力を補う』
無駄や飾りのない品格のある言葉が素敵だなと思う。
介護や医療の現場の方にも読んでほしい一冊。
ふきちゃん今日も美兎だね(*≧∀≦*)
爪切り直後と顔が全然違う。笑笑
これは、はやくご飯くれるでし!
と、言っている。
小人になったら、ふきちゃんのブチでけんけんパッをしてあそんでみたい。
アレ?また最後は変態を晒してしまった( ̄∀ ̄)