Amazon EchoにCortanaが登場:MicrosoftとAmazonが音声アシスタントAIで手をつなぐ
- 2018.08.19
- 人工知能トピックス
- Amazon Alexa, Amazon Echo, Cortana, スマートスピーカー
音声アシスタントAIで手をつなぐ2つのトップ企業
OSの「Microsoft」とネット通販の「Amazon」が連携
スマートスピーカー「Amzon Echo」および、Microsoft「Windows10」ユーザーに朗報!!
2017年8月に発表され、1年ほど待たされた「新機能」が遂に解禁された。
新機能の内容は、簡単に言うと、双方の音声アシスタントAI「Alexa」と「Cortana」の相互連携である。
Amazon製のスマートスピーカー「Amzon Echoシリーズ」で、Microsoftの音声アシスタントAI「Cortana」が使用でき、Windows10を搭載しているパソコンにてAmazonの音声アシスタントAI「Alexa」が使用できるということ。
双方の特徴を活かした利用方法を、ユーザーは今後選択することができる。
音声アシスタントAI連携の特徴
双方の強みをユーザーは手にすることができる
元祖「スマートスピーカー用音声アシスタントAI」であるAmazonの「Alexa」の強みはなんといっても多様なスマートホーム機能を備えていること。
Amazon Echoシリーズで制御できるスマート家電を、今後はWindows10搭載のパソコンでも操作が可能。
逆にMicrosoftの音声アシスタントAIである「Cortana」の強みは、Microsoft純正のメーリングソフト「Outlook」の電子メールやスケジュールに浸透していること。
今後はAmazon Echoシリーズのスマートスピーカーが、Outlookに送られてきたメールやスケジュールを読み上げてくれるようになる。
データの共有は行わず「あるべき場所に保管」
スマートスピーカー、パソコン、双方のデバイスにおいて音声アシスタントAIの切り替えを行うのには、
「Alexa、Cortanaを起動して」
といった、他方のアシスタントの起動が必要。
他方アシスタントが起動している最中、入力された音声データは起動している側のサーバーに送信される。
自宅のAmazon Echoに吹き込んだOutlook用のスケジュールデータが、オフィスにあるWindows 10パソコンのOutlookには反映されていない・・・なんてことは起こらないようになっている。
日本での解禁はちょっと待ってて
この連携はまずアメリカ合衆国にてスタートしている。
今後、日本語に対応するかはまだ未定だが、Amazon Echoシリーズの販売が勢いづいている現状、2019年初旬くらいには機能の開放があるだろう。
実質、この連携により得をするのは「Windows10パソコン」を持っているユーザーであろう。
ある意味、自宅にあるデスクトップパソコンやノートパソコンが「スマートスピーカー」として使用できるわけだ。
この連携により、ますます自宅のスマートホーム化が加速する可能性は高い。