8.1 Googleのコアアルゴリズム・アップデートと検索品質評価ガイドラインから読み解く対策

google update

8月1日に「Googleのコアアルゴリズム・アップデート」がありましたが、影響はありましたか?

 

コアアルゴリズムのアップデートは概ね「年に数回」は実施されるんですが、今回は僕の周りでも影響を受けた方が多かったようなので、色々と情報収集した結果に関してまとめました。

 

更に、Googleの検索品質評価ガイドライン(2018/7/20版)も読み解きながら対策も検討ましたので、それをシェアしたいと思います。

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8/1 Googleコアアルゴリズムのアップデートについて

YMYLとは?

YMYLとは、「Your Money or Your Life」の頭文字を取った略語で「お金や生活に関連するジャンル」を指します。
Google検索品質評価ガイドラインでも取り上げられるなど、このジャンルの取扱いは年々厳しくなってきています。

E-A-Tとは?

E-A-Tとは、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)のの頭文字を取った略語で、Googleは「専門性が高く、権威があり、信頼できるコンテンツを高く評価する」という方針を打ち出しています。

もちろん、Google検索品質評価ガイドラインにも記載されています。

「YMYL、E-A-Tの強化」だけでは説明が付かない?

MOZ(SEO・インバウンドマーケティングの情報とツールの提供企業)によると、

「今回はYMYLカテゴリがクローズアップされているが、全般的に大きな変動が見られる」

とのことです。
参考Google’s August 1st Core Update: Week 1 – Moz

今回のアップデートは8/9で完了

 

 

前述のMOZの変動情報も、広範囲に渡るアップデートだという裏付けになりそうです。

対策は「Google検索品質評価ガイドライン」から。が王道

 

 

 

7/20改訂版の品質ガイドラインの品質評価基準で注目すべきは、

・コンテンツの量に言及された
クリックベイト(煽りタイトルでユーザーの興味を引いて閲覧者数を増やす手法)の具体例が示された

点でしょうか。
いずれも、どこまでアルゴリズムに適用されているかは解りませんが、今後のサイト運営では念頭に置いておく方が良さそうです。

問題は『専門知識、信頼性、信頼性(E-A-T)の証明』

「誰が書いたか」は今回の改訂で初めて品質基準に盛り込まれました。

どうやってE-A-Tの判断をするのか解りませんが、今後の大きな流れの1つになるでしょう。

 

 

 

この推測に至った理由は、機械的に「E-A-T」を判断するとしたら、サイトやコンテンツの評価と同じようなアルゴリズムを作るんじゃないかと考えたからです。

例えば、

・著者がどれだけのサイトで高い「E-A-T」を持つコンテンツを書いたか:被リンクと同等の処理
・著者がどれだけのサイトで言及されているか:サイテーション(学術論文における「言及」)と同等の処理

など。

 

Googleの検索品質評価ガイドラインから見えるアップデート対策

 

 

 スピードアップデートとは

スピードアップデートとは、

  • モバイル検索においてページ速度をランキング要因に使う
  • ものすごく遅いとユーザーに感じさせるページだけに影響

というアップデートで、2018年7月より導入されています。

参考Googleがスピードアップデート(Speed Update)を導入、2018年7月からページ表示速度をランキング要因に | 海外SEO情報ブログ

 モバイルフレンドリーアップデートとは

モバイルフレンドリーアップデートとは、

  • スマートフォンに対応していないウェブページのランキングを下げる

というアップデートで、2015年4月より導入されています。

参考Google、「スマホ対応」をランキング要因に利用することを決定。4/21から導入。 | 海外SEO情報ブログ

フレッドアップデートとは

フレッドアップデートとは、2017年3月に実施された「品質評価に関するコアアルゴリズムのアップデート」で、「過剰な広告」に限らず、様々な品質評価基準がアルゴリズムに適用されました。

この手のアップデートは今後も実施されると予想されますので、品質ガイドラインに沿うように運営する方が賢明でしょう。

参考Googleフレッドアップデートで順位が落ちたサイトは「品質」について考え直したほうがいい【SEO記事12本まとめ】 | 海外&国内SEO情報ウォッチ | Web担当者Forum

 

「メンテナンスされていないウェブサイト」については、

  • 情報が古くなってないか
  • リンク切れが無いか
  • スパムコメントが表示されてないか

などが考えられますが、「情報の鮮度」についてはアーカイブ的な意図があったりする場合には判断が別れるところですね。

「サイト内での総量を見ているのでは?」については、実は以前からその傾向がありました。

これはサイト自体の「E-A-T」に関わるものと考えれば納得がいく結果ですね。

以上を踏まえると、

YMYLに関わるジャンルは、

  • 情報が古くなってないか
  • 専門性を持たない個人
  • 専門分野でも第三者証明ができていない個人

が扱うのは非常に厳しい状況になってきたと言えるでしょう。

また、雑記ブログは主軸にするカテゴリを決めて記事を厚くしていくなどの対策も必要になってきそうですね。

 

最後に

今回のコアアルゴリズムのアップデートに関するまとめと補足は以上です。

 

ただし、上述の対策については「あくまで品質ガイドラインから読み解いた仮説」であり、今回のアップデートでどこまでカバーされているのかは解りません。
(正解は永遠に解らないのがSEOですが)

このブログでも以上の仮説を元に、いくつか実験してみたいと思います。

 

以上、参考になれば幸いです。

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