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私は不定期連載の「魚種コンプリート100」をやっておりますので、日々書物やインターネットで細かい魚の同定について勉強しております。 参考にさせていただいているサイトはいくつかあるのですが、同定を依頼する某掲示板で「これはタニガワナマズ(仮)でしょうか?」という投稿がありました。 「タニガワナマズ」という名前自体、初めて聞きましたし「(仮)」という文字もよくわかりません。 という事で調べてみると、マナマズ、ビワコオオナマズ、イワトコナマズに続く別種の可能性があるナマズであるとの事でした。 以前、ナマズをメインテーマにしている「世界のナマズ大紀行」を開催している「アクアトト・ぎふ」に行ったことを紹介しましたが、その中で「ナマズ?」と書かれた水槽があり新種の可能性があるという文章がありましたが、この知識を得た後だったのでタニガワナマズ(仮)が展示してあると、すぐに分かりました。 かなり興味がわいたのですが、具体的な同定方法がネット上になかなか出てきません。そんな中、ナマズが好きでタニガワナマズ(仮)を捕獲した方の記事を見かけ、骨格標本にしたところ見た目はほぼ同じでありながら歯帯の形状が違うとのこと。 ちなみに歯帯とはこれのことです↓ 唇に並んでいる歯のさらに内側にあるブーメランみたいな部分です。 イワトコナマズはこれが完全に分かれているのですが、タニガワナマズ(仮)はイワトコナマズの近種だそうでここが分かれているとのこと。 ただ、これは学会が正式に発表したものではなく、あくまでも目安との話でした。 実はこのことにかなり興味を持ったので、反対にマナマズは個体差関係なくここが分かれていないというデータを集めようと思い、夏からこのブログでもおなじみのKさん、アキさん、軍団長さん、H.Iさんを始めナマズをたくさん釣っている方々に歯帯の写真を撮ってもらい、データを集めました。 ナイトゲームの場合、フラッシュで飛んでしまい、映っていないというケースが多々ありましたが、そんな場合でも目視で確認してもらいました。 恐らく私自身が釣ったものも合わせて全員で100個体以上のデータが集まったかと思いますが、分かれている個体は一匹もいませんでした! という事で、分かれているナマズはそれがイワトコナマズでなければ、新種の可能性が大きいです。太古の湖「東海湖」があったことなどから、イタセンパラやデメモロコのように琵琶湖と東海地方には地域を飛び越えて同じ固有種が存在しています。 そう考えると、イワトコナマズの近種が東海地区にいるのもうなづけますね~ ※充実した内容を維持するモチベーションになりますので クリックお願いしま~す! → |
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