稗田女史(23・院生)が日本じゅうを歩き回り集めたC級昔ばなしです。
お下劣だったりするため、人々が語り継ぎたくなかったお話ばかりです。
ですが、どんな村にもそんな話ばかりを伝える酔狂な血筋があるものです。
桃太郎 Ver.1.001
昔々あるところに、
お爺さんと桃の実がふたりで暮らしておりました。
お爺さんは桃を溺愛していましたが、
変質した愛でした。
夜な夜な桃をほしいままにしました。
桃はその異常性愛に抵抗することもなく、毎晩耐え忍んでおりましが、
ついに我慢できなくなり、
ある夜、意を決してお爺さんに訴えました。
桃 「どんぶらこっこ~、どんぶらこ~」
爺 「………」
しかしそれでは要領を得るはずはありませんでした。
お爺さんは、その夜も桃を可愛がりましたとさ。
めでたしめでたし。
サルカニ合戦 Ver.1.00
昔々あるところに、ものすごいマゾの猿がおりました。
彼は、いまから自分の家に帰るところです。
家には、ハチどん、ウスどん、クリどん、ウシノクソどんが、
各自持ち場について、待ち構えているはずです。
彼は、それを思うと歩みも速くなってしまうのでした。
最後にウスどんに押しつぶされ、
顔の上にウシノクソどんが乗っかると思うと、
もう、走り出してしまう彼でした。うきょきょきょ~!
猿ですね。
めでたしめでたし。
ウラ○マ太郎 Ver.1.00
昔々あるところに、浦島太郎という青年がおりました。
ある日、彼が浜辺を歩いておりますと、
数人の村の子供が、よってたかって一匹のウミガメをフクロにしていました。
「これこれ、亀をいじめてはいけません」
彼は、子供たちを諭し持っていた魚をあたえると、
子供たちは喜んで行ってしまいました。
ふと見ると、
亀に覆い被さって身を呈してがんばっていた男がいるのに気がつきました。
その男は、三白眼で恨めしい暗そうな男でした。
かなりボコボコにされ、まだ興奮しているようです。
「フ~フ~、メラメラメラメラ~~、ウラミハラサデオクベキカ!」
彼は、やっと落ち着き、自分の名前を、浦見魔太郎と名乗りました。
浦島は、
「あんた、たった今、海から上がってきたような髪形だね」
とツッコミたかったのですが、その言葉は飲み込みました。
亀は、いづれ改めて御礼をしますと、二人に感謝しつつ、海に戻っていきました。
残された二人は、名前が一字違いということで意気投合し、飲みにいったということです。
そして居酒屋で、竜宮のお礼のことでモメて、殴り合いになったそうです。
めでたしめでたし。
河童メンソール Ver.1.01
昔々、あるところに、川太郎という若者がおりました。
川太郎は、”ろっくみゅーじっしゃん”を目指しておりました。
いつも、”ぼおかる”の習練をしていましたが、
近所の村人には理解を得られませんでした。
ある日、川太郎は、思い切り声の出せる場所を求め、
山奥の河童沼までひとりで出かけました。
その沼は、禁断の場所でした。
幼少の時から、祖父からこう教えられてきました。
「あの沼は、河童がたくさんおる。河童は3種類おる。
河童は、人間の尻子玉が好きで、尻の穴から手を入れて抜きおる。
近づいちゃならん。河童がたくさんおる。河童は3種類おる。
赤い河童が一番...おお、恐ろしい....」
はたして、川太郎は、そんな祖父の言葉をムシして、今、河童沼のほとりに立ちました。
そっと沼を覗きこんで、彼は全身総毛立ちました。
沼一面の河童です。沢山なんてものではありません。超満員です。
すべての河童が、直立で、ぎゅうぎゅうで、ひしめき合い、でも微動だにせず、
静かな水面です。深さ30センチのところに皿皿皿....一面の皿。
川太郎が総毛立ったのは、恐怖からではなく、興奮したからでした。
「おおお!みんな!オラの”らいぶ”に来てくれて、ダンケシェーン!!
”おおるすたんでぃんぐ、どりんくなし”でソーリーベイベー!」
#カッパロック
song:Keisuke
words:Yoko・H
Dolphin Records
(C.W.:キュウリにミソくださいませ)
かっぱっぱ~るんぱっぱ~
俺たちゃ カッパ るんぱっぱ~
川に落ちたら 奪い合い 尻だ尻だ尻子玉
尻の穴から腕入れて 手さぐりまさぐり抜いちまえ
やつらが水面に沈む時 にこりと笑うぜ なぜならね (あは)
気持ちいいから あたりまえ そんな俺はノーマルタイプ
グリーンの河童ノーマルんぱっぱ~
かっぱっぱ~るんぱっぱ~
俺たちゃ カッパ るんぱっぱ~
川に落ちたら 奪い合い 尻だ尻だ尻子玉
尻の穴から腕入れて 手さぐりまさぐり抜いちまえ
オイラはスリムで スムーズイン (やさし~な~)
その上す~す~気持ちいい そんな俺はメンソール
ミントカラーの河童メンソールんぱっぱ~
かっぱっぱ~るんぱっぱ~
俺たちゃ カッパ るんぱっぱ~
かっぱっぱ~るんぱっぱ~
俺たちゃ カッパ るんぱっぱ~
(ここからハードに)
KAPPAP★PA!!RUNPAP★PA!!
俺たちゃ カッパ RUNPAP★PA!!
川に落ちたら 奪い合い 尻だ尻だ尻子玉!!
尻の穴から腕入れて 手さぐりまさぐり抜いちまえ!!
オイラにやられりゃ最悪だ 腕は太いぜ 地獄行き!!(××××!!)
その上 激辛阿鼻叫喚 そんな俺はチリペッパー!!
真っ赤な河童レッドホットチリペッパっぱー!!
るんるんるん
るんるんるん
るふらんらん
かっぱっぱ~るんぱっぱ~
俺たちゃ カッパ るんぱっぱ~
川太郎は、感極まって、みんなの腕の中にダイブしていきました。
※赤い河童の構成比率は不明です。祈ってあげてね。(´。`)
→
河童に尻子玉抜かれて、水面に沈む瞬間、その人はニコっと微笑むのだそうです。
気持ち良くて。...というお話を諸星先生のお作で知りました。
そういう俗説があるらしいです。
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稗田女史(23・院生)は、今日も深い山里に入ってC級を捜し求めています。
もし出会ったら、よろしくお願いします。
というわけでゆっくりレポートいたします。
※諸星大二郎先生ごめんなさい。
わたしはタイトルパクッてしまいました。
Copyright Yoko・h
Thank you!
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